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「同じ年齢でも若々しい人は何が違うの?」老けない人の特徴と若々しい女性でいるためにすべきことを詳しく解説!老けない人は何か特別なことをしているわけではなく、日頃の日常生活の過ごし方に気を付けています。すぐに取り入れて老け見えを防ぎましょう。
老けない人の特徴とは?
いつまでも老けない女性には、共通する特徴があります。年齢は誰でも同じように重ねるものなのに、人によってなぜか違いが出てくるため、「何が違うのか」と疑問に感じることも多いのではないでしょうか。
ここでは、老けない人の特徴をご紹介します。
肌にハリとツヤがある
肌の若々しさは、人の印象を大きく左右する部分です。
肌にハリとツヤがあると若々しい印象になり、反対に肌が乾燥してツヤがなく、シワやシミ、くすみが生じていると老けて見られやすくなります。
遺伝などもともとの体質によるものもありますが、いつ会っても老けない人は、水分を含んだもっちりとしたハリのある肌をキープしているため、素肌感のあるナチュラルなメイクでも若々しい印象を与えやすいのが特徴です。
髪にボリュームやハリ、コシがある
老けない人は、髪にボリュームやハリ、コシがあります。
髪がしっかりと手入れされていると、若々しく見えるだけでなく、生活が整ってそうな印象を与えたりなんだか幸せそうに見えたりすることも。
年齢を重ねると、毛の密度が低下して一本一本の髪の毛が細くなったり本数が減ってしまったりする他、ホルモンバランスの乱れから髪の毛の成長が遅れたり抜け毛が増えたりするため、髪のボリュームやツヤ、ハリ、コシがなくなってしまいます。
つまり、髪にボリューム感がなくパサついていると、実年齢よりも老けて見える可能性があるのです。
白髪染めやヘアカラーをすると若々しく見えますが、ただ染めただけでは髪のパサつきは隠せません。そのため、髪色よりも髪質をいかに美しく保てるかが、老け見えしないポイントだといえます。
余計な脂肪がついていない
老けない人の特徴は肌や髪だけではありません。
女性はもともと皮下脂肪がつきやすいですが、それに加えて加齢によって筋肉量が落ち、基礎代謝が低下することでさらに脂肪がつきやすくなります。
また、女性ホルモンの減少により、自律神経が乱れて太ってしまうのも、よくあるケースです。
しかし老けない人は、余計な脂肪がついていない健康的なスタイルを維持しています。
しかもただ痩せているのではなく、自分の体に合ったちょうどよい体重や筋肉量をキープしているため、痩せ過ぎで不健康な印象を与えることもありません。
一般的に、健康的に見えるのは「標準体重」に近いくらいの体重だといわれています。
標準体重の計算式は「身長(m)×身長(m)×22」です。例えば、50代女性の平均身長である156.9cmの標準体重は「1.569×1.569×22=約54.16kg」となり、これに近いと老けにくく健康的だといえます。
背筋がピンと伸びている
老けない女性は、背筋がピンと伸びています。姿勢がよいとそれだけで立ち姿や所作が美しく見えるため、実年齢よりも若く見られやすいのです。
反対に、猫背だとやる気のない印象を与えたり、見た目が老けて見えたりすることも。
おばあさんというと、腰が曲がっているイメージがあることからも、ピンと伸びた背筋は若々しい印象を与えることがわかります。
また、姿勢の悪さによって使われなくなった筋肉が脂肪に変わり、背中やお腹まわりにたまっていくなど、余分な脂肪がつきやすくなります。
とはいえ、自分では姿勢の良し悪しはわかりにくいため、全身を鏡に映して確認したり、家族などに全身の写真を撮ってもらうなどしてセルフチェックしてみましょう。
行動がアクティブ
老けない人は、いつもアクティブに動いています。
「暑いから」「寒いから」「疲れるから」「面倒だから」と家に閉じこもっていることはほとんどありません。
何でも「やってみよう」といろいろなことに興味を持って何かに夢中になることで、「人生がつまらない」などと考える時間もなく、常に気持ちが前向きです。
積極的にさまざまな場所へ出掛けることで、若い人たちと接する機会も多いため、内面も若々しくいられます。
また、笑顔を絶やさないことも老けない人の特徴であるといえます。自分のやりたいことをやっている女性は、考え方もポジティブで表情もはつらつとしていて、うまくいかないときも切り替えが上手です。
ここで差が出る!老け見えを作る生活習慣とは?
肌のくすみやシミ、髪のパサつき、中年体型など、見た目が老けて見える原因は、日頃の生活習慣の中にあると考えられます。
実年齢よりも若々しい人がいるということは、見た目や肉体の老化は自分次第で早くも遅くもなるということ。老け見えを作る生活習慣を知って、若々しくいるためのヒントを得ましょう。
ここでは、老け見えを作る4つの生活習慣をご紹介します。
睡眠不足
老けずに若々しさを保っている人は、夜更かしをせずに質の高い睡眠をとるよう心がけています。
睡眠は「脳の休息」や「免疫力の向上」「老廃物の排除」が行われている大切な時間です。睡眠不足が重なると、それらがきちんと行われず、老け見えが進んでしまう可能性もあるでしょう。
また、睡眠時間が短いと、肌のターンオーバー周期にも悪影響が出やすくなります。
食生活の乱れ
ケーキやドーナツなどのスイーツやアイスクリーム、ポテトチップスなど、甘いものを食べ過ぎたり、油分や塩分の強いものを好んで食べたりなど、食生活の乱れは老け見えの大きな原因になります。
体が糖分を摂取してエネルギーとして使われずに残ってしまうと、体内のタンパク質と結びついて細胞が劣化する「糖化」の原因となることも。
糖化すると、老化を促進する「AGE(終末糖化産物)」という悪玉物質が発生して、老化が進んでしまいます。
また、砂糖が大量に入ったジュースやコーヒーは、虫歯や歯の変色の原因の一つです。歯が黄ばむと実年齢よりも老けて見えるため注意しましょう。
喫煙
喫煙も、老け見えが進む大きな原因です。
タバコは健康を害するだけでなく見た目年齢にも影響を与え、いわゆる「スモーカーズフェイス」になる可能性があります。
以下は、スモーカーズフェイスの特徴です。
- 上まぶたが下がる
- 下まぶた(目袋)がたるむ
- まぶたの血色が悪い
- まぶたに色素沈着が起こる
- 歯茎が黒ずむ
- 肌にハリがなくシワも深くなる
- ほうれい線が深くなる
- 白髪が増える
タバコに入っているニコチンは、血管を収縮させたり肌細胞に必要な酸素が不足したり、女性ホルモンを低下させたりなど、肌に必要なうるおいやハリ、透明感を低下させます。
それに加えて肌の黒ずみや歯の黄ばみ、口臭などが引き起こされ、老け見えが進む原因に。
また、喫煙によって発生した活性酸素の除去にビタミンCが大量に消費されるため、シミやシワが増加したり傷が治りにくくなったりする可能性があります。
お酒の飲み過ぎ
お酒の飲み過ぎも、老け見え習慣の一つです。
アルコールには利尿作用があり、お酒を飲むと体内の水分が排出されて体が脱水症状になります。
体内の水分が失われるということは、肌の水分も同時に奪われているということであるため、肌の乾燥が内側から進む原因になることも。
また、体内でアルコールを分解する過程でできる「アセトアルデヒド」という物質は、タンパク質と結合して「AGE(終末糖化産物)」の生成を促進します。
つまり、お酒をたくさん飲む人ほど糖化が進み、AGEが生成されて老け見えが進んでしまうのです。
特にお酒を飲んで顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドの分解能力が低く、赤くならない人に比べてAGEの生成が促進されやすいため要注意です。
若々しい女性でいるためにすべきこと
老けはメイクなどで隠すこともできますが、本当の意味で若々しくいるためには、体の外と中の両面からケアする必要があります。
いつまでも若々しくいるためにも、老けない人が実践している習慣はぜひ取り入れたいもの。
ここでは、若々しい女性でいるためにすべきことを7つご紹介します。
更年期以降エストロゲンが欠乏した状態と上手く付き合う
初潮から閉経までの約40年間、女性ホルモンは脳や心臓、肝臓、骨や血管、皮膚など全身の健康の維持をサポートしていますが、更年期以降は女性ホルモンの分泌が激減するため、体には大きな変化がもたらされます。
肌や髪の毛のツヤ・ハリ、体型の変化など見た目の老いを急に感じたり、ほてりや発汗、ホットフラッシュなどの更年期症状に悩まされる人も多いでしょう。
更年期症状による体調不良が落ち着いた後は、骨粗鬆症や高血圧、心筋梗塞などの動脈硬化による症状が現れやすくなったり、アルツハイマー型認知症のリスクが高まることもあります。
そのような変化を理解して、食事や運動といった生活習慣を変えていきましょう。
他にも、更年期以降はエストロゲンの欠乏による頻尿や尿もれ、性交痛といったGSM(閉経後泌尿生殖器症候群)の症状が現れることがあります。
中でも、外陰部や膣の潤い不足によって起こる「外陰腟萎縮症」は、閉経した女性の約半数に起こる比較的ポピュラーな症状であるため、我慢せず医療機関を受診することが大切です。
医療機関で受けられる「HRT(ホルモン補充療法)」は、更年期障害の改善だけでなく、エストロゲンを補うことで骨や血管の老化を防ぎ、それにより骨粗鬆症や生活習慣病などの病気を予防できたり、肌や髪のツヤやハリも保てるなど多くのメリットがあります。ただし、HRTが老化そのものを完全に防ぐわけではありません。
肌のケアを怠らない
老けない人は肌のケアを怠りません。
特に重要なのは、保湿ケアと紫外線対策。お肌の大敵である乾燥を予防するために、毎日化粧水や乳液で肌を整えてあげることが大切です。
基礎化粧品を選ぶときは、しっかり保湿ができるか、自分の肌悩みにアプローチできる成分が含まれているか、自分の肌質に合っているか、肌の刺激になる成分は入っていないかをチェックします。
また、スキンケアは継続することが重要になるため、毎日使い続けられるものを選びましょう。
そして外出時は、日焼け止めや帽子で紫外線対策を徹底することが重要です。
ヘアケアも忘れず行う
老けない人になるためには、肌だけでなく髪の毛のケアを行うことも大切。
髪にハリやコシがなくなる原因は、加齢や女性ホルモンの減少などさまざまですが、特に血行不良を改善すると、髪が元気を取り戻す近道になります。
まずは頭皮に合ったシャンプーやコンディショナーを選び、以下のポイントを意識してヘアケアを行ってみましょう。
- 髪を洗う前にブラッシングをする
- シャンプー前に3分程度お湯で頭皮を洗う
- シャンプーをするときは頭皮をマッサージするように洗う
- トリートメントを付けたらコームでとかす
- タオルドライはゴシゴシせず優しく
- ドライヤーは毛先ではなく根元の方から当てる
毎日ケアするのは面倒かもしれませんが、きちんと行えば年齢を感じさせないサラサラの髪になります。
おしゃれに気を使う
おしゃれに気を使うことも、老けない人でいるために必要なポイントです。
おしゃれといっても、見た目や洋服に気を使うだけでなくすべてにシャレッ気を意識することが大切。
姿勢や動作、歩き方、態度、粋、色気、心意気、幸福感、満足感や感謝など、まわりの人はもちろん、自分が自分に惚れ込むように、人に憧れられるようにすべてをスマートにこなしましょう。
まずは日常生活にこそ生きる美学を持つこと。日々の中で自分磨きを忘れずに、生きているいのちを意識すること、人のために尽くすことから始め、自由でいること、自然体でいることを心がけましょう。
「まごわやさしい」を意識して食事をする
「まごわやさしい」とは、「豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いも」の頭文字を合わせた言葉です。食材を選ぶときや献立を考えるときにこの言葉を意識すると、自然と栄養バランスの取れた食事につながります。
健康的な食事というと、野菜ばかりを食べればよいと思われがちですが、身体に必要な栄養素をまんべんなく取ることが大切です。
タンパク質やカルシウム、ビタミン、食物繊維は、年齢を重ねた女性に特に必要な栄養素であるため、意識して取るようにしましょう。
代謝も落ちて太りやすくなってくることから、満腹まで食べるのではなく腹八分目で抑えることも非常に大切です。
質のよい睡眠をとる
質のよい睡眠をとるには、朝、太陽の光を浴びることが大切です。朝日を浴びると体内時計がリセットされ、それとともに「セロトニン」というホルモンが分泌されます。
セロトニンは、イライラを抑えて心のバランスを整えてくれる他、寝つきをよくする「メラトニン」の原料にもなる物質です。
セロトニンがメラトニンに変わるまでには14〜16時間程度かかるため、朝起きたらすぐに日光を浴びることから始めるとよいでしょう。
また、テレビや部屋の明かりを付けたまま眠ると、メラトニンの分泌や体内リズムに悪影響を与える可能性があることから、寝るときは部屋を真っ暗にしたほうが睡眠の質も上がります。
睡眠は、認知症の原因ともいわれる「アミロイドβ」という脳内のゴミを排出する時間でもありますが、睡眠時間が長過ぎると脳の糖代謝に悪影響を与える可能性があるため、長さより質を高めることを意識しましょう。
習慣的に運動をする
年齢を重ねた女性にとって、運動を習慣化することは健康的なライフスタイルにとって重要です。
ウォーキングやジョギング、ストレッチ、ヨガ、筋トレなど、さまざまな運動にチャレンジしてみると、ダイエットになるだけでなく気分や記憶の向上に役立ちます。
これまで運動する習慣がなかった場合は、テレビを見ながらストレッチをすることから始めてもよいでしょう。
特に姿勢の悪さが気になる人は、姿勢を正すケアも取り入れるのがおすすめです。
ストレスをためない
若々しさをキープするためには、定期的にストレスを発散することも大切です。
ストレスの中には自分ではどうしようもないものもあるが、自分でコントロールできそうなものはうまく調整してできるだけストレスを少なくします。
趣味を見つけて没頭したり、友達と食事に出かけたりなど、ストレスを上手に解消して楽しく過ごしましょう。
老けない人の特徴を知って若々しい女性でいよう!
いつ会っても老けずに若々しい人を見るとうらやましくなりますが、そういう人ほどスキンケアやヘアケア、運動、食生活など日常生活の中で努力しているもの。
プラス思考を心がけたりストレスを上手に発散したりなど、内面からも輝くよう努めています。
老けない人でいるために、まずは自分の生活習慣を見直して、真似できることから始めてみましょう。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
監修者プロフィール:横倉恒雄さん(横倉クリニック)
よこくら・つねお 医学博士。医師。横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。婦人科、心療内科、内科などが専門。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『今朝の院長の独り言』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。
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