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更新日:2024年02月26日 公開日:2023年02月26日
「良質なタンパク質」とは?推奨摂取量&取り方のコツ
大人女性こそ、しっかりタンパク質摂取を意識すべき理由とは? タンパク質は生きていく上で欠かせない栄養素ですが、美肌やダイエットのためにも欠かせないからです。良質なタンパク質とはどんなもの? 豊富に含む食べ物一覧&ランキングをご紹介します。
タンパク質は、炭水化物や脂質と並び、生きていく上で欠かせないエネルギーを作り出している「エネルギー産生栄養素」です。1gあたり4kcalのエネルギーがあります。
また、筋肉や皮膚、臓器、骨、血液、皮膚や毛髪など、「体をつくるもと」となったり、ホルモンや酵素、免疫物質など体の機能を調整する物質に再合成されるなど、多くの役割を持っています。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、1995年と2015年の比較では、現代人の1日あたりのタンパク質の摂取量は、約15gも減少しています。これは戦後5年目である1950年と同じくらいの水準です。
タンパク質の摂取量が減ったのは「肉類の摂取量が増え、魚介類の摂取量が減った」ことと「食事量が減った」ことが原因であると考えられています。
魚介類に比べて肉類は含まれる脂肪量が多く、タンパク質量が少ないため、食べる量が増えたとしてもタンパク質の摂取量はあまり増加しません。
また、近年では過度なダイエットや肥満予防対策として、食事の量を意識的に制限する傾向にあります。食事が不足することで、タンパク質の摂取量も不足しがちになっているようです。
1日に必要なタンパク質の量は、性別や年齢、身体活動レベルなどによっても変わってきます。日常生活や仕事で動き回ることが多い人は、その分しっかりとタンパク質を摂取しなければなりません。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版) 策定検討会報告書」によれば、タンパク質推奨摂取量は以下のようになっています。(身体活動レベルが普通の人の場合)
【女性・タンパク質の1日の摂取推奨量】
【男性・タンパク質の1日の摂取推奨量】
なお、1日に必要なタンパク質の摂取量の目安は、体重をもとにして以下の式で計算が可能です。
【1日に必要なタンパク質量=体重(kg)×1.0〜1.5g】
家で過ごすことが多い人やデスクワークの人など、活動量が少ない場合は「1.0」、仕事や家事などで立ちっぱなしだったり、あちこち動き回り活動量が多い人は「1.5」を掛けて計算します。
例えば、活動量の少ない体重50kgの人であれば50×1.0=50で、1日に50gほどはタンパク質を摂取するといいでしょう。
ここからは、代表的なタンパク質豊富な食べ物をご紹介します。(参照:文部科学省「第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版)」「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」)
肉類には、タンパク質が豊富に含まれています。ただし、部位によっては脂質が多いため、取り過ぎには注意が必要です。鶏肉であれば、皮を取り除くことで手軽に脂質を抑えられます。
脂質の摂取量を減らしたい場合は、揚げる、炒めるといった調理法ではなく、茹でる、蒸す、煮るなど油を使わない方法で調理するのもおすすめです。
【タンパク質含有量(100gあたり)】
魚介類も、肉類と同じくタンパク質が豊富です。また、魚介類からはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸も摂取できます。しらす干しやさくらえびなどは、毎日の食事に手軽にプラスしやすい便利な食材です。
【タンパク質含有量(100gあたり)】
卵には、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素がすべて含まれており、「完全栄養食」と呼ばれるほど栄養価が高い食べ物です。
卵黄にはビタミンA、ビタミンE、卵白にはビタミンB2、カルシウムが豊富に含まれ、肉類に比べると脂肪の量が少なくなります。スープやサラダにプラスするだけでも、タンパク質の量を補えるでしょう。
【タンパク質含有量(100gあたり)】
乳製品は豊富なタンパク質の他にも、カルシウムが含まれています。50代以上の大人女性は骨粗鬆症のリスクが高まるため、カルシウムは積極的に摂取したい栄養素の一つです。
牛乳にはカルシウムの吸収をサポートするカゼインホスホペプチド、鉄分の吸収を促進するラクトフェリンも含まれています。
【タンパク質含有量(100gあたり)】
ここでは、含有量順にタンパク質が多い食べ物ランキングをご紹介します。(参照:文部科学省「食品成分データベース」)
【タンパク質含有量(100gあたり)】
タンパク質は、人間が生きていく上で欠かせない栄養素です。タンパク質が不足すると、以下のような多くの弊害が発生します。
年齢を重ねることで、筋肉量は少しずつ低下していきます。この加齢による筋肉量の減少・筋力の低下は「サルコペニア」と呼ばれ、タンパク質不足と運動量の減少によって、作られる筋肉よりも分解される筋肉の方が多くなることが原因で起こります。
タンパク質の積極的な摂取は、サルコペニアの予防や治療に有効であることがサルコペニア診療ガイドラインでも示されており、不足しないようにすることが大切です。
タンパク質を過剰に摂取すると、以下のような悪影響が考えられます。
一般的には、食事でタンパク質を取り過ぎても大きな影響はないといわれています。
慢性腎臓病を発症している場合、進行を遅らせるために低タンパク質が有用であると考えられるものの、摂取量や効果についてはまだはっきりとした結論が出ていません。(参照:厚生労働省「1―2 たんぱく質」)
しかし、タンパク質豊富な食べ物の中には脂質が多く含まれるものもあり、過剰摂取は肥満につながり、糖尿病や心臓病などの発症リスクを高める可能性もあります。
栄養バランスも崩れてしまうため、過剰摂取は避けて適正量を摂取することが大切です。また、持病などがある場合は、医師に相談しましょう。
ここでは、タンパク質を摂取する際のポイント・注意点をご紹介します。
タンパク質は、数種類のアミノ酸がつながって構成されています。
食べ物や飲み物に含まれるタンパク質は、アミノ酸の構成によって体内での利用効率が変化するため、効率よく摂取するためにも「良質なタンパク質」を摂取しましょう。
良質なタンパク質とは、「アミノ酸がバランスよく含まれているタンパク質」です。
食べ物に含まれる必須アミノ酸のバランスの良さを示す指標である「アミノ酸スコア」をチェックすることで、良質なタンパク質であるかどうかを判断できます。
【主な食品のアミノ酸スコア】
忙しかったり、寝起きで食欲がわかなかったりと、欠食してしまいがちな朝食ですが、朝を抜くとタンパク質を取れるチャンスが減ることになります。
1日に必要なタンパク質をしっかり摂取するためにも、朝からタンパク質を摂取しましょう。
食事だけでタンパク質を摂取するのが難しいときは、プロテインなどのサプリメントや健康食品を活用して、タンパク質の摂取量を増やすのも一つの方法です。
タンパク質は人間が生きていく上で欠かせない栄養素であると同時に、肌や皮膚の健康を保つためにも欠かせません。また、筋肉のもととなるためダイエット中の人も積極的に取り入れたい栄養素です。
タンパク質の不足はフレイル(虚弱)やサルコペニア(筋力・身体機能低下)につながるため、大人女性こそ、しっかりとタンパク質摂取を意識しましょう。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
※この記事は2023年2月の記事を再編集して掲載しています。
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