50代からのプロテイン生活のススメ1

更年期にも!50代がプロテインを取るべき理由

公開日:2022.01.25

更新日:2024.06.27

プロテインといえば“筋トレのお供”というイメージを持っている人も多いかもしれません。実は美容や健康のために、50代女性がプロテインを摂取するメリットがたくさんあるんです。栄養士にお話を伺いました。

 

食事だけで「たんぱく質」が取れていない大人女性が多い

最近では、「糖質オフ」というキーワードが認知されつつあり、低糖質・高たんぱくな食事を取り入れているという人も増えています。なぜ大人女性にたんぱく質が必要なのか、管理栄養士で毛髪診断士でもあり、ビタミンアドバイザーとしても活躍中の武井香織さんにお話を聞きました。

「筋肉や血液、皮膚、内臓など体のさまざまな部分がたんぱく質から作られています。とても重要な栄養素なのですが、現代人はたんぱく質の摂取量が不足していると言われています。

肌の主成分であるコラーゲンはたんぱく質から作られ、髪の主成分ケラチンもたんぱく質。摂取したたんぱく質が体の中で使われる際に、髪や肌といった生命活動に影響の小さい部分は後回しにされてしまいます」(武井さん)

たんぱく質の摂取量については、データでも明らか。厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、50代の1人1日あたりのたんぱく質の摂取量は、1995年と2015年を比較すると約15gも減っています。

大人女性こそ「たんぱく質」を積極的に取るべき!

美肌を作るために欠かせない栄養素といえば、抗酸化作用のあるビタミンA、メラニン色素の生成を抑える働きのあるビタミンC、新陳代謝に関わるビタミンB、そしてビタミンE。ビタミンを意識して取っている人は多いかもしれませんが、実は見逃しがちなのがたんぱく質なのですね。

中でも特に、大人女性がたんぱく質を取るべき理由として、次のようなことが挙げられるそう。

大人女性は食が細くなってくるため、食事だけで必要なたんぱく質を摂取するのは難しいという人が多いのではないでしょうか。プロテインを取り入れることで、手軽にたんぱく質の不足を補うことができます」(武井さん)

たんぱく質の1日推奨量は50g!卵だと8個以上

厚生労働省によると、成人女性が1日あたりたんぱく質の推奨摂取量は理想的50gといわれています。食品に含まれているたんぱく質の量は、卵1個で約6g、納豆1パックに約8g、肉類は種類や部位によって異なりますが、おおよそ100gあたり約20g前後。この数字を見ると、1日の食事からたんぱく質を摂取するのは案外難しそう……。

プロテインが更年期症状にも効果的というのは本当?

アラフィフ世代の女性たちの多くが更年期症状に悩まされ、さまざまな方法を試しているという人も多いかもしれません。そんな更年期症状にもたんぱく質が有効という噂がありますが、本当でしょうか?

「更年期世代は筋肉量の低下が加速し、消化酵素の活性も低下します。そのため、若いときよりも意識してたんぱく質を摂る必要があります。大豆イソフラボンは、更年期の諸症状を緩和するという研究結果も出ています」(武井さん)

プロテインの中にも大豆イソフラボンが含まれていることから、美容や更年期対策目的でソイプロテインを選ぶ人も多いのだとか。ソイプロテインは大豆から作られている植物性タンパク質で、他のプロテインと比べて脂質の量が少ないのが特徴で、5~6時間ほどでゆっくりと体内に吸収されるので、大人世代にもオススメです。

少しずつ生活にプロテインを取り入れてみてはいかがでしょうか。次回の記事では、「オススメのプロテインの種類」と「筆者が実際にプロテインを試してみたダイエット結果」をレポートします!

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古田綾子

出版社、IT企業勤務を経て、2015年よりフリーランスの編集・ライターとして独立。 雑誌やwebメディアの ディレクション 、取材・執筆など、興味の赴くままに健康・美容・暮らし・教育・住まいなどのジャンルで活動中。三重生まれ、神奈川在住。2男児の母。現在、お金の勉強中。  

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