公開日:2020/12/17

更新日:2021/03/05

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素朴な疑問

お酒が飲めないは遺伝する?鍛えれば飲める?

 

お酒が飲めないは遺伝する? 鍛えれば飲めるようになる?
お酒が飲めないは遺伝する?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
 

なにを隠そう、お酒が好きなワタシ。でも、友人はお酒が体に合わないのか、飲んでもすぐ酔っ払ってしまうか、気分が悪くなってしまいます。
 

そういえば、「鍛えれば、お酒に強くなる」って聞いたことがあるけど、お酒の強さ・弱さって遺伝じゃないの? 本当にお酒に弱い人でも、鍛えれば強くなるの? 気になったので調べてみました!

 

お酒の強さは遺伝で決まる


人によってお酒が強かったり弱かったりするのは、遺伝子が作用しているそうです。ワタシたちのお酒の強さは、生まれたときからすでに決まっているんですって。
 

お酒を飲むと、肝臓でアルコールが分解される過程で「アセトアルデヒド(ALDH)」という有害物質が生まれます。アセトアルデヒドは二日酔いなどの不快な症状を引き起こす厄介者ですが、肝臓にある「アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)」という酵素が活発に働いて分解してくれれば、不快な症状は出づらくなるそう。
 

問題は、ALDH2の分解能力には、個人差があるということです。ALDH2には「分解能力が高いN型」と「分解能力が低いD型」という2つのタイプがあり、両親からそれぞれ一つずつ型を受け継ぎます。血液型のように、両親がどの型を持っているかによって「NN型」「ND型」「DD型」の3つの組み合わせのどれかになります。

 

遺伝子の型によって、鍛えればお酒に強くなる可能性がある


NN型の遺伝子を持つ人は、ALDH2が活発に働くのでお酒に強く、逆にDD型の遺伝子を持つ人はまったくお酒が飲めない体質になるといわれています。

 

残るND型は、お酒は飲めるけど強くない体質。ただし、ALDH2の分解能力が高いN型の遺伝子を持っているので、このタイプの遺伝子を持つ人は、鍛えればお酒に強くなる可能性があるそうです。

 

ある研究 によると、白人や黒人は100%がNN型(お酒に強いタイプ)なのに対して、日本人などの黄色人種はNN型が56%、ND型が40%、DD型が4%とのこと。黄色人種の方がお酒に強くない人が多いってことね。
 

では、お酒は飲めるけど強くない体質のND型の遺伝子を持つ人が、お酒に強くなるにはどうすればいいのかというと、できるだけ飲む機会を増やすことが有効だそうです。

 

ALDH2の代謝は、お酒を飲むほど上がるので、飲む機会を増やせば鍛えられるということね。また、肝臓に多く存在する、アルコール代謝を担う「チトクロームP450(CYP3A4)」も、アルコール代謝を繰り返すうちに、徐々に活性化していくそう。
逆にお酒を飲まない期間が長いと分解能力もダウンしていくので、間を置くと元に戻ってしまうみたい。
 

ただし、ALDH2の活性は個人差が大きいそうなので、お酒を飲む機会を増やしてお酒に強くなろうと無理をするのは危険。また、CYP3A4の活性が上がると、薬の有効成分の代謝スピードが変わってしまい、薬の本来の効果が表れなくなってしまうことがあるので、服薬をしている方は注意が必要です。
 

さらに、お酒の強さは、遺伝によるものだけが原因ではないケースもあります。

 

例えば、若い人の方が年配の人よりアルコール分解能力が高いとされています。同じように、性別や体重によっても、差が出るそうです。つまり、個人差が大きいということですね。

 

やはりお酒はほどほどに、それぞれが楽しく飲める量を知ってたしなむことが大事ですね。決して無理をしないようにしましょう。

 

 

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参照:日経ビジネス

   キリンホールディングス株式会社

   ホスピタクリップ

   Asashi

 

息子に「飲み過ぎるから太るんじゃない?」と言われました……。
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イラスト:飛田冬子

 


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