お酢を飲むと体が柔らかくなるって本当?
2020.09.212018年11月21日
素朴な疑問
迎え酒とは?二日酔いへの効果は本当なの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お酒に強い人と弱い人っていますよね。ワタシの場合は「お酒は強そうですね」なんて言われるけれど、「まあ、たしなむ程度には」なんて上品にお答えしてます。(おほほほ)
本当はそこそこお付き合いできる程度なのですが、友人の中には、ブランデーケーキのニオイを嗅いだだけで酔っぱらってしまうという人もいて、どれだけ弱いんだって驚いちゃいます。
調べてみると、「酔う」メカニズムは、わりと簡単なのだそうです。口から入ったアルコールが胃や腸から血液中に吸収され、脳細胞まで運ばれます。これが「酔う」という一種の麻酔現象となるのだそうです。アルコールが肝臓に運ばれると分解されてアセトアルデヒドという有害物質になります。これが頭痛や吐き気の元凶なんですね。
このアセトアルデヒドは、ふつう、時間がたつと水と炭酸ガスに変化して、汗や尿になって体外に排泄されますが、アルコール代謝能力が低かったり、代謝できる量を超えていたりすると、体内に長く留まり、これが二日酔いになってしまうのだそうです。ワタシの場合、お酒を飲むと、トイレが近くなるのは、そのせいだったのね。(がまんしないでトイレに行くかなくちゃね!)二日酔いしないためには、この有害物質を分解するか、排出できればいいわけですね。
では、世間でよく言われている「迎え酒」は効果があるのでしょうか? ワタシは、やったことないけれど、ダンナさんは金曜日の晩にたくさん飲んで帰ってくると、土曜日は10時過ぎに気持ち悪そうに起きて、プシュっと缶ビールを開けていることがあります。「迎え酒が一番効くのさ!」なんて言って。
答えはNO! 迎え酒をすると痛みや苦しみが麻痺して治った気になるだけで、効果はまったく期待できません。特効薬になるどころか、肝臓の負担をさらに大きくしてしまうことにもなりかねないのだそうです。(ほらね、そうだと思っていました)
それと、むかむかしたり、吐き気がする二日酔いは、胃食道逆流症(逆流性食道炎)の可能性も。ふだんは胃と食道は細くしまっていて逆流しないのに、アルコールの作用で胃液が食道に流れてしまうのが原因なのだそうです。二日酔いになってしまったら、「治す」ことは無理。時間がたつのを待つしかありません。
症状を抑えるためには、冷たい水や経口補水液を飲んで排泄を促すことや、ぬるめのお風呂に入って代謝を高めましょう。暖かいうどんやおかゆなどの炭水化物は胃の中にあるアルコールを吸収するのでよいと言われているほか、トマトジュースやバナナ、はちみつなども緩和につながるという説も。(うどんは効くと思います、体験的に)
でも、一番重要なことは、二日酔いになるほど飲まないという自己コントロール! 一般的に、女性よりも男性、年配よりも若者のほうがアルコールを分解する能力が高く、同じ量のお酒を飲んだ場合、体重の重い人のほうが軽い人よりも血中アルコール濃度が低くなるため、酔いにくいと言われています。
飲みすぎないためには、お酒と一緒にお水を飲むのもひとつの方法。座が白けないために、「水割り」か「ウーロン茶割り」などを頼んで、こっそりとノンアルにして「飲んでいるふり」をするという営業ウーマンを知っていますが、いずれにせよ、ほろ酔い気分で止めておくのがエレガントな飲み方ですね。
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イラスト:飛田冬子