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素朴な疑問食べ合わせが悪いものって本当にあるの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
「うなぎと梅干しは一緒に食べてはいけない」と聞いたことがあります。ほかにも、「天ぷらとスイカ」「蟹と柿」なども、よくない食べ合わせといわれていますよね。この食べ合わせが悪いってどんな意味なのか、食べ合わせが悪いものって本当にあるのか、調べてみることにしました。
この食べ合わせの語源になっているのは、「合食禁(がっしょくきん)」と呼ばれる言葉です。これは、中国の「本草学(ほんぞうがく)」という、植物を用いた医学に登場する考え方で、一緒に食べると取り合わせがよくない食べものの組み合わせのことをいいます。
江戸時代に貝原益軒(かいばらえきけん)が書いた健康法についての本、『養生訓』にも食べ合わせについての記述がたくさん出てきます。けれども、その中には、「うなぎと梅干し」「天ぷらとスイカ」「蟹と柿」についての記述はないそうです。
昔からの言い伝えといわれている食べ合わせですが、医学的根拠よりも、食べ過ぎやぜいたくな食生活、食あたり、消化不良、体を冷やさないようになどの知恵や配慮から生まれたものが多いのでは? と考えられています。
例えば「うなぎと梅干し」。このふたつの食べ合わせが悪いと言われている理由には、梅干しが食欲を増進させてしまうため、うなぎを食べ過ぎてお腹を壊してしまうというのがひとつ。ほかに、高価なうなぎを食べ過ぎるぜいたくを戒める、梅干しの酸味によりうなぎが腐っていてもわかりにくいことがある、などの理由からなのだそうです。(なるほど~)
けれども、「寿司とガリ」や「カレーとらっきょう」など、一緒に食べることでよい効果を生む食べ合わせがあるのも事実なのだそうです。「寿司とガリ」は、生姜の抗菌作用により生魚の食中毒を防げるという効果があります。「カレーとらっきょう」は、らっきょうの成分である硫化アリルが消化を助けてくれるのだとか。
食べ合わせについては、同じものだけを大量に食べ続けるなど極端な食生活をしない限りは、特に気にする必要はないようです。複数の食品を一緒に食べたときにおいしく感じるのは、味のバランスが整っている証拠でもあり、栄養面でもベストな組み合わせになっていることが多いそうですよ。
これからも、バランスを考えつつ、楽しい食生活を送っていこうと思います。
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イラスト:飛田冬子
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