こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、なんだか寝つきがよくありません。ソファでうたた寝するのは大得意なんですが……。(もしかして昼寝のし過ぎ?)
今夜は熟睡したいので、寝る前にホットミルクでも飲もうかしら。梅酒のお湯割りも捨てがたいわ~。
寝る前に飲むといい飲み物を調べてみたら、ワタシにとって定番のホットミルクや梅酒のお湯割りは、最適とはいえないそうです。どちらも安眠につながると思い込んでいたのに、ショックです。
まずホットミルクですが、牛乳には睡眠をうながす「メラトニン」というホルモンの材料「トリプトファン」が100g中約45㎎も含まれています。
ただし! トリプトファンは一度「セロトニン」というホルモンにならないと、メラトニンに変化しません。この一連の行程には、最低でも半日は必要なので、即効性は期待できないのです。それに、牛乳には糖分も含まれているので、歯磨きも必要になります。
次に梅酒のお湯割り。梅酒に限らず、ホットワインやブランデーを垂らした紅茶など、寝る前に飲む人は多いのではないでしょうか? それもそのはず! 日本人は、世界で一番寝酒の習慣があるんですって! 国際疫学調査によると、不眠を解消するために寝酒を飲む人の割合は、中国が約10%、ドイツが約20%、日本はなんと30%でした。
日本では一般的な寝酒ですが、アルコールは種類を問わず眠りを妨げます。本来なら、入眠時には副交感神経を優位にして、心身ともにリラックスした方がいいのです。しかし、アルコールの刺激は交感神経を優位にしてしまい、結果的に脳が覚醒して興奮状態となり、眠りが浅くなってしまいます。また、喉が渇いて夜中に起きる回数も増えます。
飲めばすぐに眠くなる飲み物は存在しないこと、寝酒はむしろ眠りを妨げることがわかりました。それなら、気持ちを落ち着かせるノンカフェイン、脳を興奮させないノンアルコールを条件にして、飲み物を選びましょう!
ハーブティーが好きな方には、カモミールティーがおすすめです。飲み応えがほしいなら、香ばしいゴボウ茶なんていかがでしょう? 酵素が豊富なルイボスティーやビタミンたっぷりのローズヒップティーは、アンチエイジング効果が期待できます。
お茶よりコーヒーが好きな方には、たんぽぽコーヒーや玄米コーヒーがおすすめです。コーヒーではありませんが、コーヒーのような風味が味わえるノンカフェインの飲み物です。妊婦さんや授乳中の女性向けに市販されているノンカフェインコーヒーもありますので、試してみるのもいいですね。
寝る前に飲むといい飲み物がわかったら、起きた後に飲むといい飲み物も気になってきました。
朝起きた後に飲むといい飲み物って何?に続きま~す。
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