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2020年05月20日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
年を重ねるにつれて病院のお世話になる機会が増えてきました。「ワタシももう若くないのね…… 」としみじみ思ったりもしますが、いつまでも健やかでいることが自分と家族をハッピーにするコツなのだと言い聞かせて、つらいときには我慢しないでお医者さんに相談することにしています。
病院といえば、待合室でオルゴール音楽が流れていませんか? オルゴールの優しいメロディーを聞いていると、気付けばウトウト夢の中。熟睡し過ぎて自分の名前が呼ばれていることに気付かず、慌てて診察室に飛び込んだこともあります。
睡眠不足でもないのに、オルゴールの音を聞くと、どうして眠くなるのかしら? 音と眠りの関係が気になってきたので、早速調べてみました!
そもそも自然界には人間の耳では聞き取れない非常に高い周波数や、非常に低い周波数の音が存在しているそうです。ワタシたちがそれらを聞くと、「脳幹」の血流が活発になるそう。
脳幹は呼吸器系、神経系、ホルモン系など諸器官の働きをつかさどっている重要な器官です。音の効果で脳幹が刺激され、血流が活発になることで、自律神経のバランスが整ったり、ホルモンの分泌がよくなったりします。また、副交感神経が優位になり、リラックスしやすい状態になるのです。その結果、質のよい睡眠が取れるということが化学的に証明されているそうです。
そうした耳では聞き取ることができない高周波や低周波を発しているのはどこかというと、森や川、海など自然の多い場所。
「疲れたな」「リラックスしたいな」と思ったとき、自然に触れたくなるのはそのせいかもしれませんね。とはいえ、都会で忙しく暮らしていると、なかなか自然と触れ合えない場合があります。そこで、注目されたのがオルゴールです。
人間の耳が聞き取れる周波数は20〜2万Hz(ヘルツ)の音といわれていますが、オルゴールの音色にはなんと3.75〜10万2000Hzという非常に幅広い周波数が含まれているそうです。
その音色を聞くことで脳幹が刺激を受け、知らず知らずのうちに自律神経を整えてくれたり、心身をリラックスした状態に導いてくれるのです。オルゴールの音を聞くと眠くなってしまうのは、そういうことだったんですね!
「オルゴール療法」とは、日本オルゴール療法研究所によれば、オルゴールの持つ響きが脳幹や視床下部の血流を回復して、全身の臓器・器官と連携して心身の複数の症状を同時に解く、根幹療法ともいえる治療法のこと。曲調によるリラクゼーション効果より、むしろ耳に聞こえていない「音の響き」による脳幹刺激効果を利用したものです。オルゴールの音色を聞くことが治療になるのなら、画期的ですね。
オルゴール療法による脳梗塞やアルツハイマー、うつ病などの回復例はいくつも報告されているそうですが、西洋医学優位の日本では、オルゴール療法は正式に認められていないので、導入している病院はまだ少ないのが現状です。
ちなみに、オーケストラやパイプオルガンの演奏も超低周波や超高周波の音を出しているので、オルゴールと同じような効果が期待できるそうです。
自宅で過ごす時間が増えたおかげで、運動不足になったせいか寝付きが悪い今日この頃。オルゴールの曲をダウンロードして、寝る前に聞いてみるのもいいかもしれないわね♪
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参照:市田商店
イラスト:飛田冬子