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2019年11月05日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、どうにもスッキリ起きられません。特に夜更かししているわけでもなく、早めに布団に入って睡眠時間もきちんととっているんです。なのに、朝目覚めると体がだるいことがあります。最後に「あー、よく寝たー!」と気持ちよく目覚めたのは、いつだったかしらねえ(遠い目)。
年齢を重ねると同じ睡眠時間でも眠りが浅くなってしまい、睡眠の質が下がってしまうと聞いたことがあります。肌のシワやたるみ、髪のぱさつきや薄毛、それでなくても悩みがいっぱいのお年頃。せめて、眠るときくらい何もかも忘れて熟睡したいわー!
安眠するためのコツはいろいろありますが、そういえば「眠っているときの姿勢」ってあまり意識したことがありませんでした。あなたは寝ているときにあおむけ、うつぶせ、横向き、どんな体勢で眠っていますか? 寝るときの姿勢が安眠とどう関係するのか、気になるので調べてみました。
ある企業が15-69歳の男女を対象に睡眠に関するアンケート調査を行なったところ、男性は年齢が上がるほど眠りに入るときの姿勢が「横向き」の割合が高くなっていくことがわかりました。女性は世代に関係なく全世代で「横向き」が過半数を超え、全体で半数以上の人が「横向き」で眠っているんですって!
あおむけで寝ると体に圧力が均等にかかるので、血液が全身に満遍なく行きわたる反面、舌が喉を圧迫してしまいます。首回りに脂肪が多かったり、顎が小さくて気道が狭い人は睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性があるので、本来は寝苦しいうつぶせ寝で寝た方が安全、なんてことも。
では、睡眠の質をアップさせて快眠できる姿勢はというと、やはり横向き。横向きに寝ると気道が楽になり呼吸しやすくなるので、いびきや無呼吸症候群の予防になります。腰にも負担がかかりません。アンケートの結果を見ても、横向きで寝ると体が楽ということにみんな無意識で気付いているのかもしれませんね!
特に横向きでも右を下にして眠ると、胃腸の動きがスムーズになるため、消化吸収がよくなって熟睡できるんだとか。また内臓の中でも重量のある肝臓が下にくるので他の臓器を圧迫せず、心臓が上にくるので全体の血流がよくなるそうです。
ちなみに左を下にして眠るとリンパの流れがよくなるといわれています。それぞれにメリット・デメリットがありますが、睡眠の質を高める理想的な睡眠姿勢と考えると、「横向きで右を下にする」といえそう。下になった右手を枕に添えて、左手は少し下に置き、足は重ならないようにずらすと体を圧迫しないので血流アップにも効果的です。
とはいえ、どんな姿勢で眠っても体が左右非対称になってゆがんだ状態で眠ると、骨盤もゆがむなど、さまざまなつらい症状を引き起こすので注意しましょう。
よく眠れたら、旅行だって運動だって食べ歩きだって楽しめちゃう。そう考えたら今夜寝るのが楽しみです!
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参照:ハルメク 自律神経を整える!? 脳を疲れにくくする睡眠術10
イラスト:飛田冬子