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長さ・顔型別の似合うヘアスタイルで若々しく華やかに
50歳女性が若く見えるおすすめ髪型!老け見え原因も
えがお美容室・美容師
テルイタカヒロ
公開日:2022.11.09
更新日:2024.06.15
50歳以降の女性が若く、生き生きして見える髪型って?美容院で新しいヘアスタイルに挑戦するときは「似合う髪型にしたい!」と思うもの。老け見え注意な髪型と、長さ・顔型別のおすすめ髪型をご紹介します。コツを押さえて大人女性の魅力アップ!
監修者プロフィール:テルイタカヒロさん(美容師)
「えがお美容室」創業メンバーの一人。年齢を重ねた人の髪の悩みをわかってくれると評判。グレイのヘアカラーとスタイリングにも定評があり、顧客満足度の高い技術を提供している。
えがお美容室は、東京・巣鴨の地蔵通り商店街にある、シニア世代専門の美容室。特にグレイヘアのカラーとスタイリングに定評があり、日本全国から予約が入るほどの人気。ハルメクWEBで「イメチェン・ビフォーアフター」連載も掲載中。
50歳女性が若く見える髪型のポイント
年齢を重ねると、髪質や量も変化します。髪にハリやコシ、ツヤが無くなったり、髪が細くなることでボリュームが出にくくなるため、大人女性はヘアスタイルに悩んでしまうことも。
大人女性が若々しく華やかなヘアスタイルにするためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
基本的には、以下の3点を意識するのがおすすめです。
- トップや後頭部にボリュームを出す
- ひし形シルエット
- 髪のツヤと束感スタイリング
ここからは、それぞれのポイントを詳しくチェックしてみましょう。
トップや後頭部にボリュームを出す
髪のボリュームは、若々しいヘアスタイルにするために、とても重要なポイントです。髪の毛のトップや後頭部をふんわりさせてボリュームを出すと、若々しさや華やかさが出ます。
カットやパーマの仕方でボリュームを出す他にも、自宅での毎日のヘアケアやスタイリングでボリュームを維持しましょう。
ひし形シルエット
ヘアスタイルのシルエットも、印象に影響する部分です。ひし形はふんわりとボリュームも出せる上に、骨格がきれいに見えるシルエットに仕上がります。
ヘアスタイルのシルエットがきれいだと、顔がリフトアップして見える効果も期待できます。
髪のツヤと束感スタイリング
ツヤツヤの髪は、若々しくエレガントな印象になります。パサつきがあると顔が疲れて見えたり老け見えにつながったりするため、毎日のケアが大切です。
また、作り込み過ぎない程度に髪がまとまった状態に仕上げる束感スタイリングにすると、古臭くならずトレンド感ある髪型にできます。
長さ・顔型別!50歳女性におすすめの若く見える髪型
ここからは、長さや顔型別に、50代女性におすすめの若く見える髪型とポイントをご紹介します。
長さ:ショートボブ
頭の形がきれいに見えるショートボブは、大人女性におすすめのヘアスタイルです。
日本人は頭の形が「絶壁(後頭部に丸みがなく、平らの状態)」の人が多いですが、丸みのあるカットにすることで、絶壁をカバーできます。
また、最近のトレンドであるウルフボブも50代女性におすすめのヘアスタイルです。ひし形シルエットにでき、くびれを作ることで顔の周囲がすっきりするため、顔が小さく見える効果も期待できます。
長さ:ミディアムヘア
大人女性らしい落ち着いた上品な雰囲気のヘアスタイルにしたい人は、ミディアムヘアがおすすめです。程よくレイヤーを入れると、エアリー感を出せます。
ただし、レイヤーを入れ過ぎると毎朝のセットが大変になるため、入れ過ぎないのがポイントです。
巻いたり、パーマをかけたりしてゆるくウェーブをつけたミディアムヘアにすれば、自然にボリュームも出て、エレガントで華やかなスタイルにできるでしょう。
長さ:ロングヘア
ロングヘアは、髪のツヤがポイントです。トリートメントでのケアやツヤの出るヘアカラーを選び、毛先をワンカールさせると上品なヘアスタイルに仕上がります。
ロングヘアは毎日の手入れが大変ですが、しっかり手入れしてツヤを出せば、軽くカールするだけで華やかで魅力的な髪型にできるでしょう。
顔型:丸顔
丸顔の人は、顔の縦幅と横幅が同じくらいの長さで、フェイスラインに丸みがあることが特徴です。
丸顔は優しくかわいらしい印象がある輪郭ですが、「顔の丸みが気になる、小顔に見せたい」という悩みを持つ人もいます。
丸顔の人は、縦のラインを意識するといいでしょう。サイドの髪で顔の横幅を縮めたり、トップにボリュームを出したりすると、バランスの良いヘアスタイルになりやすいです。
顔型:面長
面長の人は、顔の縦幅が長めです。顔幅が狭いため顔が小さく見える反面、間延びした印象に見えてしまいやすい傾向にあります。
面長の人は、顔の横幅を出すのがポイントです。トップはボリュームを出し過ぎず、横幅にボリュームを出せるようなヘアスタイルにするといいでしょう。前髪を広めにカットするのもおすすめです。
顔型:ベース型
頭のハチやエラが張っているベース型は、生き生きとした印象があることが特徴です。一方で、顔が大きく見えやすいという悩みを持つ人もいます。
ベース型の人は、顔の周囲に動きを出して、エラやフェイスラインをカバーするヘアスタイルがおすすめです。また、トップを高めにして重心を上に持ってくると、バランスがよくなります。
顔型:逆三角
逆三角の顔型は、顎がシャープでエラ張りがなく、都会的な印象があります。小顔に見えますが、人によっては頬骨の張りや顔の横幅、おでこが気になることも。
前髪を広く軽さのあるスタイルにすることで、おでこを狭く見せることができます。また、フェイスラインに沿って髪に丸さのあるスタイルにすると、フェイスラインのシャープさが柔らかくなる効果が期待できるでしょう。
注意したい!50代が老け見えしやすい髪型
ヘアスタイルやおしゃれは、年齢関係なくその人が好きなように、自由に楽しむことができるのが魅力です。
しかし中には、老け見えしやすい髪型もあります。ここからは、老け見えにつながりやすい髪型をご紹介します。
トップのボリュームがなくぺたんこの髪型
年を重ねると、髪の毛が細くなりボリュームが少なくなります。トップをぺたんこにしてしまうと、疲れた印象や老けた印象に見えやすいです。
大人女性は、適度にボリュームを持たせる髪型やスタイリングを心がけると、ふんわりと上品で華やかなヘアスタイルに仕上がります。
重ためのヘアスタイル
毛先に向かって重たくなるヘアスタイルは、野暮ったい印象になりやすいです。特に、ストレートヘアの場合は顔の大きさが強調されたり、顔が下がって見えたりしてしまいがち。
50代女性が重ためのヘアスタイルにするときは、前髪を軽めにしたり、顔まわりにレイヤーを入れたりしてすっきりさせると、抜け感を出せるでしょう。
しっかり分け目をつけた前髪
しっかりと前髪に分け目をつけた髪型は、顔が前面に出て見えます。また、トップのボリュームも出ないため、ぱっくり割れた前髪や髪型は避けるのがおすすめです。
まっすぐの分け目はぺたんこになりやすいため、ジグザグにするとボリュームを出しやすくなります。また、レイヤーを入れて軽さを出したり、分け目が出ない長さに前髪を作ったりすることで、髪がぱっくり割れにくくなります。
シースルーバング
シースルーバングとは、おでこがうっすら透けるように前髪を薄めにした髪型のことです。韓国アイドルから人気に火がつき、近年若い世代を中心に人気を集めています。
シースルーバングは前髪にボリュームがないことで、ぺたっとして顔が長く見えてしまいやすいです。50代女性は、ふんわり感を意識したボリュームを出せる前髪がおすすめです。
輪郭が出る髪型
フェイスラインのたるみやほうれい線をカバーするなら、輪郭が出る髪型は避けるのがいいでしょう。適度に髪を下ろすと、輪郭や頬骨、顎のラインをカバーできます。
また、シンプルなストレートヘアや動きのないロングヘアは顔全体が下に下がって見えたり、地味に見えたりします。頬をきゅっと上げて見せるためにも、自然な動きをつけた軽やかなヘアスタイルにするのがおすすめです。
ツヤがなくダメージが目立つ髪
パーマや白髪染め、ヘアカラーのダメージが蓄積され、ツヤがなくパサついた髪の毛や髪色は、老け見えや垢抜けない印象になりやすいため注意したいポイントです。
白髪染めやヘアカラーをする場合も、グレイヘアを楽しむ場合も、大人女性のヘアカラーはツヤが大切。ツヤの出るカラーやトリートメントで、髪にツヤをプラスしましょう。
50代の髪型・髪色の悩みQ&A
ここからは、50代の髪型・髪色の悩みQ&Aをご紹介します。
白髪が目立たないヘアカラー・白髪染めは何色?
白髪が目立ちにくいといわれているのは、「アッシュグレー」「グレージュ」などグレー系やアッシュ系のカラーです。
また、白髪をハイライトカラーとして活かす方法や、白髪を楽しむグレイヘアもあります。さまざまなスタイルに挑戦して、自分にぴったりの髪色や髪型を見つけてみましょう。
髪色が似合わないと感じる…似合う髪色にするには?
「せっかく髪を染めたのに似合わない気がする……」と感じる場合は、パーソナルカラーを参考に、自分に似合う色を探してみるのもおすすめです。
黄色みかがった肌で地毛が茶色っぽい人はイエローベース(イエベ)、ピンクがかった肌で地毛が黒い人はブルーベース(ブルベ)に分類されるといわれています。
自分に似合うパーソナルカラーを知っておくと、ヘアカラー選びはもちろん、ファッションやメイクの参考にもでき、おしゃれの幅が広がります。
50代はロング・ショートどっちがおすすめ?
髪型は好みのスタイルや長さで選んでOKですが、手入れのしやすさからいえば、ロングよりもショートの方がおすすめです。
加齢によって髪質が変化すると、乾燥やパサつきが出やすくなり、ツヤを維持するのが大変になります。ショートの場合、ロングに比べるとケアがしやすいでしょう。
髪質や癖の変化に対応するポイントは?
年齢を重ねると髪質や癖が変化して、髪の毛が乾燥したり、癖が目立ちやすくなったりすることも。そのため、全体のブリーチなど、髪の毛にダメージを与えることは避けた方がいいケースもあります。
また、健康な髪の毛を作るためには、毎日の食事で髪に必要な栄養素を摂取することが重要です。
髪の毛のもととなるタンパク質と合わせて、髪の成分であるケラチンタンパクの再合成をサポートする「マンガン」、活発な細胞分裂に欠かせない「亜鉛」、血液中のヘモグロビン生成に必須な「鉄」が不足しないようにしましょう。
「髪の毛が細くコシがない」「髪の毛が太くてゴワつく」など髪質や悩みは人によっても異なるため、自分の髪質や悩みに合ったシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどヘアケア商品を使って丁寧なケアをするのがおすすめです。
髪にボリュームを出したい場合は?
髪にボリュームを出すには、ドライヤーの使い方がポイントです。髪は頭皮から斜めに生えており、生え方に沿うように風を当てると、髪がぺたんこになってしまいます。
髪の毛を持ち上げて、髪が生えている流れとは逆にドライヤーの風を根元に当てると、ボリュームを出せる上、頭皮からしっかり乾かせます。
また、髪の毛の分け目を変えてみるのもおすすめです。前髪の付け根部分から放射線状になるように髪を広げると、自然に髪の毛にボリュームが出て、つむじ割れも防げます。
50代女性の魅力を引き出す髪型で若々しく
年を重ねると、誰しも髪質や髪のクセが変化してきます。いくつかのポイントを押さえておくと、年齢に応じた若々しさや華やかさのある、50代女性の魅力を引き出す髪型にできるでしょう。
顔の形や髪質、パーソナルカラーや悩みなどは人それぞれ異なるため、行きつけの美容院の美容師と相談して、ぜひぴったりの髪型を見つけてみてください。
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