服を寄付できる古着deワクチンとは?

2023年04月22日

衣替えにおすすめ!役立つ手放し方

古着を寄付して社会貢献!古着deワクチンの使い方

衣替えで困るのが不要な服の処分。まだ着られるのに捨てるのはもったいないと感じるなら、古着を寄付して子どもたちのワクチン接種を支援する「古着でワクチン」がおすすめです。片付けながら社会貢献できる「古着でワクチン」の使い方と体験談を紹介します。

「古着deワクチン(古着でワクチン)」とは?

「古着deワクチン(古着でワクチン)」とは、不要になった衣類や服飾雑貨を専用の回収袋に詰めて送ることで、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて、開発途上国の子どもたちにワクチンを届けられるサービスです。

使い方がとても簡単な上に社会貢献もできるため、「まだ使えるのに捨てるのはもったいない……」「使えるけれど、どこかに売りに行くのも大変……」といった心理的負担が減って片付けがはかどると大人気です。

ブータン、ラオスなど、4か国の子どもたちのワクチン接種を支援できます。
ブータン、ラオスなど、4か国の子どもたちのワクチン接種を支援できます。

「古着deワクチン」事業を担当する、日本リユースシステムの今野優子さんにお話を伺いました。

「古着の回収キットを1個買うごとに、ラオスなど開発途上国の子ども5人にポリオワクチンが送られる仕組みです。サービス開始から2020年9月までに、約2157万着の衣類が再利用され、累計266万人分以上のポリオワクチンが寄付されています」

回収された古着の選定、販売はインドやタイなどの現地雇用につながります。
回収された古着の選定、販売はインドやタイなどの現地雇用につながります。

回収された古着は開発途上国で販売され、その売り上げの一部もワクチン代に。同時に、これらに関わる業務で国内の福祉作業所や開発途上国での雇用も生み出しているそう。

「古着deワクチン」は、衣替えや大掃除の時期の利用が多いサービスですが、最近は終活片付けや遺品整理で利用する人も増えています。思い入れのある衣類が社会貢献に役立つので、ある意味“恩送り”のような感じなのかもしれません」

古着でワクチンの使い方は簡単!袋に入れて送るだけ

古着でワクチンの使い方はとっても簡単。

  1. インターネットで専用回収キットを購入する(ハルメク版「古着でワクチン」)
  2. 届いた回収袋に服を詰める
  3. 回収袋ともに受け取った着払いの伝票を使って発送する。(引き取りに来るよう宅配業者にご依頼ください)

ハルメク版 古着でワクチンは、「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社と協力し、生まれたサービスです。通常一口につき、ポリオワクチン5人分の寄付となりますが「ハルメク 古着でワクチン」なら、キットを1点購入していただくと、20人分のワクチンの寄付ができます。

回収袋は「古着deワクチン」と同じく160サイズの段ボール箱とほぼ同じサイズです。Tシャツが約100枚入り、耐荷重が30kある強化紙袋なので、洋服をとにかく詰めて送ることができます。ここで注意が一つ。洋服をめいっぱい詰めてしまうと重くて玄関まで運べなくなります。最後に袋に詰める作業は玄関先で行うようにしてください。

「一人ではそんなに古着の量がないという方は、キットを一つお求めいただき、ご近所の方と一緒に古着を集めるのもおすすめですよ」(今野さん)

寄付できるもの

  • 衣類全般、バッグ、靴、帽子、ベルト、サングラス/伊達メガネ、未使用の贈答品のタオル、アクセサリー、ネクタイ、マフラー、ストール、スカーフ
  • 紳士服、婦人服、子ども服すべてOK
  • 衣類は洋服以外にも、着物、ユニフォーム、作業着、スキーウェア、ベビー服も含まれます。名前や会社のロゴが刺繍されたり、書かれていても大丈夫。スーツは上下バラバラも可
  • 未使用品に限り、贈答品のタオル類、寝具(シーツや毛布のセット、バスローブ)も可。贈答品のタオル類は箱のままでOK
  • バッグはランドセルもOK。スーツケースも専用回収キットに入るものであればOK
  • 靴はブーツ、長靴、サンダル、上履きもOK

寄付できないもの

  • 使用済みの寝具・タオル、食品、電化製品、肌着・下着、ハンガー、台所用品、本、現金、靴下・タイツ、おもちゃ、シミ・汚れ・破損の激しい衣類
  • 度の入ったメガネ、老眼鏡
  • ハンガーやクリーニングの袋がついている状態の洋服
  • 折りたたみ傘、文具(鉛筆・クレヨンなど)

※一部の古着やバッグ・靴・服飾雑貨は国内でリユース&リサイクルされる場合があります。

【体験談】ずっと捨てられなかった服も自然と手放せた

原 香子さん(84歳)

原 香子さん(84歳)

「夫が亡くなった後、少しずつ家の整理を始めながら、衣類の処分を考えていたとき、目にしたのが雑誌『ハルメク』2019年9月号で紹介された、古着deワクチンの記事でした。

古着を寄付することで、具体的に何人のワクチンとしてお役に立てるのかがわかり、心の奥にあった『もったいない、惜しいなぁ』という気持ちがスーッとなくなるのがわかりました。

袋に入れてみると主人の服と私の服を入れても余ったので、近所に住む姉妹や友人にも声をかけました。大切だった洋服がゴミにならず、世のためになるなんてありがたいこと。今では周りでも『古着deワクチン』の輪が広がっています」

>>50代・60代も活用中!体験談はこちら!

みなさんも、衣替えや大掃除、遺品整理など、不要な服の処分に迷ったときは、未来を担う子どもたちの支援につながる社会貢献活動「古着deワクチン(古着でワクチン)」をチェックしてみてくださいね。

■もっと知りたい■


お得な特別版「ハルメク 古着でワクチン」をチェック!

特別版「ハルメク 古着でワクチン」はキットを1点購入いただくと、開発途上国の20人の子どもたちにワクチンを寄付できます。さらに、通常は598円かかる送料が無料でお得!

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専用の回収キットはA4サイズでコンパクトに届きます。キット到着から3か月以内に発送する必要はありますが、衣替えや大掃除の前に購入して、ぜひご利用ください。

>>詳しくは、ハルメク通販サイトをご確認ください。

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※雑誌「ハルメク」は定期購読誌です。書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。

 

雑誌「ハルメク」
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