メルカリと古着でワクチンを、実際に試してみた!

捨てたい服は売る?それとも寄付する?寄付先を紹介

公開日:2020/04/23

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家を片付けて出てきた衣料や不用品。もったいなくて捨てられないなら、あなたの古着と不用品を社会貢献に役立てたり、誰かに使ってもらいませんか? “罪悪感なく”手放せる、フリマアプリ2つと、安心かつ簡単で利用しやすい寄付先をお伝えします。

メルカリと古着でワクチンを、実際に試してみた!

「メルカリ」不用品をスマホアプリで販売して小遣い稼ぎも!

不用品を売ることで、その不用品を誰かに使ってもらえ、お小遣いにもなるサービスです。

「現在日本では、1世帯あたり約70万円の“かくれ資産”があります(※)。かくれ資産とはずばり不用品のこと。不用品といっても、それは持ち主から見た場合で、他の人には十分に使えることも。『不用品は資産』と考え、必要とする人へ販売したら、物を無駄にせず有効活用できますよ」とメルカリの韓昇勲(ハン・スンフン)さん。

メルカリとは、インターネット上で物を売買できるサービス。スマホやタブレットのアプリ版とPC版があります。出品者が自分で商品を梱包して、購入者に発送する仕組みなので、衣類や食器など梱包しやすい物の売買に向いています。60代以上の女性の利用者はバッグや着物などを売る人が多いそう。月に1人平均約3万円になるそうです。

※ 2018年10月、メルカリのデータを基に、「みんなのかくれ資産調査委員会」がニッセイ基礎研究所の監修で調査を実施した
 

メルカリの使い方は?

メルカリを利用するときは、まず「メルカリ」のアプリをインストールしましょう。アプリは使いやすくて操作は簡単。販売の際に行うことは、次の2つでした。

  1. メルカリの画面から商品の写真を撮り、商品名、説明、価格、配送方法などを入力する
  2. 買い手が決まったら、商品を梱包して、画面の指示に従い、商品を発送する

家が片付いてお小遣いになるのは大きなメリットですが、他人から「いい物ですね!」とコメントをもらったりするのも、うれしいこと。まるで自分が認められた気分です。

「実は、メルカリは物を売買するだけの場ではなく、売買を通して普段知り合わないような人と出会える場でもあります。出品物に関するやりとりを行ううちに、シニアユーザーと若いユーザー間で人生相談が始まったことも!」と韓さん。今までの人生で培ってきたことで、人の役に立つこともできる場なのです。
 

編集部員もメルカリに挑戦してみました!

家の食器棚の片付けで出た、未使用のふた付き耐熱皿でメルカリ初挑戦。写真を撮り、必要事項を入力して、2000円という価格を設定しました。出品2日後には、めでたくお買い上げくださる方が!売上額の10%はメルカリへの手数料、送料は600円。結果的に1200円が手元に残りました。ラッキー!

メルカリに挑戦

(1)まずは商品を撮影。傷や汚れなどもわかるよう、いろいろな角度から撮っていきます。

 

メルカリに挑戦

(2)必要事項を入力。簡単な操作ですが、慣れないので、所要時間は15分程度でした。

 

メルカリに挑戦

(3)画面の指示に従い、操作を進めて出品完了。いよいよ世に発信されました。

 

メルカリに挑戦

(4)購入者が決定! 発送などすべきことがあれば、「やることリスト」が教えてくれます。
 

メルカリに挑戦

(5)買ってくれた方には、お礼のメッセージを。発送が遅れそうなので、伝えました。
 

メルカリに挑戦

6家にあった空き箱に詰めて、今回はヤマト運輸の営業所に持ち込んで発送しました。

挑戦してわかりました
・丁寧な説明があるので「操作がわからないかも」という心配は無用!
・相手に住所も名前も知られないように発送することもできます!
 
メルカリ
スマホアプリで利用するにはiPhoneなら「App Store」から、Androidなら「Playストア」から、「メルカリ」で検索してインストールしましょう
www.mercari.com/jp/

「ジモティー」大きな家具や家電を、地元の人に売れる

ジモティーの画面

ペットの里親募集から仕事の求人まで、地元の情報を探せるウェブサービス「ジモティー」。物を売ったり、譲ったりもできます。おすすめなのは、送料が高くついてしまう大型家具や、処分にはリサイクル料金が必要な家電の出品。「実家の片付けに使う方も多いです」とジモティーの宮本亮(みやもととおる)さん。

大型家具を売る場合は、自宅まで購入者に取りに来てもらうことも。安心して取り引きするために、「一対一でなく、必ず家族や友人と一緒に対応しましょう」。


ジモティー
スマホアプリで利用するにはiPhoneなら「App Store」から、Androidなら「Playストア」から、「ジモティー」で検索してインストールしましょう
jmty.jp/

 

「お宝エイド」は、不用品で社会貢献活動を支えられる

お宝エイドの三井さん
お宝エイドの三井さん。「物で寄付ができることを知ってほしいです」

衣類以外の不用品を役立てるなら、買取ショップ「お買取屋さん」の「お宝エイド」という寄付の仕組みがあります。

「今はもう使わない、大切にしていた貴金属やカメラ、集めていた切手やコインなどがあれば、私たちへ送っていただければ買い取ります」とお宝エイドの三井恒雄(みついつねお)さん。

例えば、あなたの不用品がお宝エイドに1000円で査定されたとします。その1000円は、お宝エイドから社会的な活動を行う団体に送金されます。そのとき、お宝エイドが10%の金額、つまりこの場合は100円を上乗せして送金してくれます。

ちなみに、その不用品はそれぞれの専門業者から、リユース品として販売されることになります。この仕組みには、138団体が参加しており、あなたはその中から寄付先の団体を選ぶことができます。手順は次の通りです。

  1. お宝エイドが支援する団体から、自分が応援したいところを決める
  2. ゆうパックの着払い伝票の品名欄に、①の団体の名前と「お宝エイド」と記入する
  3. 処分したい物(※)を箱に詰めて、お宝エイドへ送る

ゆうパックの着払い

適当な箱に不用品を詰め、ゆうパックの着払いでお宝エイド宛てに送ります。

「大事なのは、応援したいと思える団体を見つけること。その活動を応援したいと思えたら、“家で眠っていたお宝”にご自分の思いを託してみてください」(三井さん)。売上額を受け取った団体が、あなたの代わりに社会を変えていきます。

※ 衣類や本、人形など買い取ってもらえない物もあります。受付可能な品目は、下記サイトをご参照の上、それでも不明な場合はお宝エイドまでお問合せください。
https://otakara-aid.com/donate/

 

お宝エイドで支援できる団体 子供の未来応援国民運動

  • 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会
  • 認定NPO法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
  • 認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本・東京
  • 認定NPO法人 国境なき医師団日本 など、138団体
     

お宝エイド[申し込み・問い合わせ]

  • ホームページ https://otakara-aid.com/
  • LINE@ お宝エイドのアカウントID「@ohx2073b」を入力し、友達追加後、お問合せください。

 

お宝エイドの支援先例:認定NPO法人 国境なき医師団

写真:ⓒMalak Shaker/MSF
写真:ⓒMalak Shaker/MSF

国境なき医師団は、民間・非営利の国際NGO。紛争や自然災害などで医療を受けられない人に、医療を届ける活動をしています。

国境なき医師団では2018年11月に「お宝エイド」の仕組みを取り入れました。「それまでも『物品で寄付したい』というご要望もありましたが、会計上難しくお断りしていました。

お宝エイドのサービスが始まり『こんな方法を待っていた!』というお声をたくさんいただいています」と国境なき医師団の担当者。最初の1か月にお宝エイドを介した寄付は約1000件、金額では約850万円になりました。

「寄付は国境なき医師団の医療活動を動かす心臓と血液。なくてはならないものです。みなさまからの寄付のおかげで、できる医療支援が増えていきます」

 

お宝エイド×国境なき医師団 寄付に関する案内はホームページでご確認ください
https://www.msf.or.jp/donate/other/files/otakara.pdf

 

「古着deワクチン」不要な古着を送って子どもの命を助ける

古着deワクチン

回収袋では3辺の合計160㎝、重量25㎏まで発送できます。めいっぱいに詰め込まなくてもOKです。

もう着ていない衣服や使わないバッグなどで、開発途上国の子どもの命を救える仕組みがあります。

「古着deワクチン」は、古着の回収キットを1口買うことで、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じて、ミャンマーなど4か国の子ども5人にポリオワクチンが届けられるサービスです。


「着なくなった服をリサイクルショップに持っていって、安く買われてがっかりした経験はありませんか?」と「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社の今野優子(こんのゆうこ)さん。そんなモヤモヤを抱えるよりも、「『いいことをした』と気持ちよく洋服を手放せるよう、2010年より古着deワクチンを始めました」

バヌアツでポリオワクチン接種を受ける子どもたちの様子

バヌアツでポリオワクチン接種を受ける子どもたちの様子。口から飲むタイプのものなので、注射をできる医療従事者がいなくても大丈夫。

国内の福祉作業所で行われている回収キットの封入作業

国内の福祉作業所で行われている回収キットの封入作業。古着deワクチンを使うと、福祉作業所利用者の賃金アップにもつながります。

古着

回収された古着はタイなどで販売されます。大切に服を着る日本人の古着は、傷みが少なくて人気。
 

古着deワクチンの利用方法は?

今野優子さん

「折りたたんだ回収袋と、専用着払伝票をセットでお届けします!」と、今野優子さん。

古着deワクチンを利用する手順は次の通りです。

  1. インターネットで回収キット(3300円)を買う
  2. 片付けた服を回収用紙袋に詰め、古着deワクチンへ送る

回収された古着はその後、開発途上国で販売され、売り上げの一部が、さらなるワクチン代に。同時に、古着の選別や販売で生じる業務で、開発途上国の雇用も生み出します。

サービス開始してから2020年の現在まで、累計で235万人分以上のポリオワクチンが寄付され、約1850万着の衣類が再利用されています。

毎年の大掃除や衣替えごとに、何度もリピートして古着deワクチンを使う人も多いそう。

「一人ではそんなに量がないという方は、キットを一つお求めいただき、ご近所の方と一緒に集めるのもおすすめですよ」(今野さん)

今は着ていなくても、思い入れのある服をただ処分するのは忍びないもの。役に立てて手放しましょう。

古着deワクチン
furugidevaccine.etsl.jp/

取材・文=井口桂介(ハルメク編集部)、撮影=masaco、中川まり子 ※雑誌「ハルメク」の記事を再編集しています。

 


ハルメク 古着でワクチン(東日本用)

ハルメク通販サイトから、特別版「ハルメク 古着でワクチン」3980円(税込)の回収袋を注文できます! 家の片付けをしながら、社会貢献しませんか?

特別版「ハルメク 古着でワクチン」は「古着deワクチン」を運営する日本リユース株式会社と協力し、生まれたサービスです。通常一口につき、ポリオワクチン5人分の寄付となりますが「ハルメク 古着でワクチン」なら、3倍の15人分を贈ることができます。さらにご注文いただいた方には、ハルメク通販でご利用いただけるポイントを300ポイント差し上げます。

詳しくは、ハルメク通販サイトをご確認ください。

 

※雑誌「ハルメク」は定期購読誌です。書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。

雑誌「ハルメク」

創刊22年目、50代以上の女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値がある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載。年間定期購読誌で自宅に直接配送します。https://magazine.halmek.co.jp/

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