【イメチェン・ビフォーアフター11】ヘア編

【ヘア編】似合う髪型が迷子…50代ロングヘアから「大人のウルフカット」に変身

【ヘア編】似合う髪型が迷子…50代ロングヘアから「大人のウルフカット」に変身

更新日:2025年11月30日

公開日:2022年10月21日

【ヘア編】似合う髪型が迷子…50代ロングヘアから「大人のウルフカット」に変身

イメチェン企画11回目のヘア編です。小さい頃からずっとロングヘアで、「自分に似合う髪型がわからない」と悩んできた50歳の村瀬さん。今回はオトナ専門ヘアサロン「えがお美容室」で、トップふんわり・襟足軽やかな「大人のウルフヘア」に挑戦!

小さい頃からずっとロング……50代女性が挑戦!

今回イメチェンに挑戦するのは「自分に似合う髪型がわからず、小さい頃からずっとロングヘア」という村瀬さん。

聞けば、小学生の頃にショートヘアにしてボーイッシュになりすぎたことがあり、二度とショートにしないと決めたのだとか。以来、似合う髪型がわからず、雑誌のヘア特集などをこまめにチェックするものの踏ん切りがつかず、なんとなくずっとロングヘアのままだったそう。

近年は以前にも増してメイクやおしゃれに時間をかけなくなってしまい、メイクも昔のままでどうしたらよいかわからないということでした。

イメチェンに挑戦する人:村瀬亜紀子さん(50歳)

イメチェンに挑戦する人:村瀬亜紀子さん(50歳)

「髪型を変えたいなとは思っていても似合う髪型がわからず、結局ずっとロングのまま過ごしてきたので、イマドキで若々しい髪型になりたいです。また、お出掛けや友達と会うときなど、ちょっとメイクに力を入れたい日もどうすればよいかわからないので、あまり手間をかけなくてもできるおしゃれなメイクの仕方も知りたいです」(村瀬さん)

※この【ヘア編】では、長年のロングヘアから「大人のウルフヘア」に変身するまでの髪型のプロセスをご紹介します。メイクやファッションの変身は、【メイク編】【ファッション編】で詳しくお届けします。

ヘアカット:石川貴文さん

ヘアカット:石川貴文さん

「今回の髪型のテーマは『大人のウルフヘア』です。トップにはふわっとボリュームを持たせつつ、襟足は残してグラデーションとレイヤーのテクニックを使ってカットしていきます。ある程度の長さはキープしつつ、動きと軽やかさが出るのでおすすめです。素敵に仕上がりますよ!」(石川さん)

※シニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型とメイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを写真で比較しました。

イメチェンのポイント1:50代に人気のウルフヘア

シャンプーをしたら、いよいよヘアカットからイメチェンスタートです。

「今回のテーマの大人のウルフヘアは50代にも人気の髪型で、トップにボリュームを持たせつつ動きも出るので、年齢とともに髪のボリュームが減ってきたという方にもおすすめです。村瀬さんはボリュームは十分ありますが、髪質的にまっすぐなので、その分重たい印象になりがちです。仕上がったときに軽やかな動きが出るように計算しながらカットしていきます」と石川さん。

50代に人気のウルフヘア

まずは、濡れた状態で大まかにカットが始まります。村瀬さんのように髪にうねりがある場合、濡れた状態でカットをすると乾いたときに形が変わってしまうため、ある程度濡れた状態でカットしてから、乾かした後でさらにカットを加えて仕上げます。

「年齢を重ねると、髪の水分量が減って乾燥が進んでしまうため、どうしても髪にうねりが出てきます。また、村瀬さんのようにもともと直毛の方ほどうねりが目立ちやすいですね」(石川さん)

今回、ウルフヘアのカットで髪にレイヤーを入れることで軽さと動きを出せば、ストレートのままでいるよりも髪のうねりがカバーできるそう。

イメチェンのポイント2:全方位ドライヤーでふんわり

大まかな形ができたら、いったんドライヤーで乾かします。

硬めのストレートな髪質のため、なかなか思うようなふんわり感が出せないという村瀬さん。

「村瀬さんのように髪が硬めでボリュームの多い方は、髪がストンとなってしまうので、髪を乾かすときにいろいろな方向からドライヤーの風をあてて乾かすと、分け目も目立たずふわっと仕上がります。どうしてもまっすぐになりがちな毛先も、乾かすときに手で丸めながら乾かすとよいですよ」と石川さん。

ドライヤーの風を前後左右、下から上からといろいろな方向に向かってあてていくことで、トップもふんわり仕上がりました。

全方位ドライヤーでふんわり

前髪も同様に、右から左、左から右などドライヤーの風をあてることで、ぱっくり割れを防ぎます。また襟足は、後ろから前に出すように意識しながら乾かしていきます。

「ドライヤーのあてかただけでこんなに変わるんですね! 家でもやってみます」(村瀬さん)

イメチェンのポイント3:トップにボリューム+軽い襟足

髪をしっかり乾かしたら、襟足のバランスを整えていきます。

トップにボリューム+軽い襟足

「村瀬さんはショートカットに抵抗があるということだったので、襟足は切りすぎないよう、でも軽さと動きは出るよう慎重にカットしていきます」という言葉通り、本当に少しずつ、まるで彫刻を作るような緻密さでハサミを入れていく石川さん。

トップにボリューム+軽い襟足2

トップに丸みとボリュームを持たせながら、襟足にかけて少しずつレイヤーを入れていきます。

ウルフヘアというと、トップの方から細かいレイヤーが入るイメージですが、最近の流行はトップにはそれほどレイヤーを入れずにボリュームをキープしつつ、襟足にかけて軽さを出していくスタイルだそう。

こうして、大人の魅力全開の、華やかで軽やかな「大人のウルフヘア」に仕上がりました!!

大人のウルフヘア完成

長年の“なんとなくロング”スタイルから卒業し、今どき感のある「大人のウルフヘア」に見事にイメチェンした村瀬さん。次は、この髪型に似合うメイクとファッションで、印象をさらに更新していきます。

大人っぽく華やかに変身!イメチェンビフォーアフターを写真で比較

イメチェン前は「似合う髪型がわからない」とお悩みだった村瀬さんですが、どのように変身したのでしょうか?

さっそく、ビフォーアフターを比較してみましょう!

フロント(正面から)

50代女性・ウルフカット(イメチェンビフォーアフター):フロント(正面から)

イメチェン前は、少し重たい印象だったロングヘアが、トップにボリュームを出して襟足を軽くしたことで、動きのある「大人のウルフヘア」に。

また、ナチュラルながら立体感を意識したメイクで顔にメリハリが出て、目力もアップ! 顔全体に華やかさをまとって、若々しくイキイキとした印象になりました。

■サイド(横から)

50代女性・ウルフカット(イメチェンビフォーアフター):サイド(横から)

サイドも、イメチェン前は後ろがややペッタリしていたのがトップに丸みが出て、顔まわりもスッキリ。メイク効果で横顔も全体的にリフトアップして見えますね。

■バック(後ろから)

50代女性・ウルフカット(イメチェンビフォーアフター):バック(後ろから)

後ろ姿は襟足にレイヤーを入れたことでスッキリとしていて、軽やかに。全体的に動きがでてうねりも気になりません。髪のツヤもアップしています。

長年の❝なんとなくロング❞スタイルから卒業し、今どき感のある「大人のウルフヘア」に見事にイメチェンしました!

続きは【メイク編】【ファッション編】でご紹介します。

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えがお美容室

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TEL:03-5980-7522 
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休

■美容師:石川貴文さん

20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。

■メイク:鈴木みほさん

40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。

ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=土岐まり(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)

※この記事は2022年10月の記事を再編集して掲載しています。

 

HALMEK up編集部
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