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前回は、大胆に髪を切って変身したイメチェンビフォーアフターをレポート。同時に、メイクもチェンジ!「眉の描き方が不安、50代に似合うメイクが知りたい」という54歳の女性が挑戦です。落ち着いた印象から、立体感のあるナチュラルビューティに大変身!
目次
メイクの正解がわからない…つい無難になってしまう
カット編に続き、今回はメイクのイメチェンビフォーアフターです。
イメチェンに挑戦するのは「この企画を見て、私も変わりたいと思って応募しました。左右の眉の形が違うのをうまく揃えられません」という、大八木紀子さん(54歳)。
撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型・メイク・ファッションでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを紹介します。
イメチェンに挑戦する人:大八木紀子さん(54歳)
「雑誌のメイク特集なども見ますが、どれが自分に合うのかわからず、いつも無難なメイクになってしまいます。左右で眉の形が違うのが気になっていて、どうやったらイマドキっぽく上手に描けるでしょうか」(大八木さん)
メイク:船津有史さん
「とてもお肌がキレイで、お顔立ちもパッと華やかな大八木さん。足すのではなく“補う”メイクをしていきますね。ファンデーションも最小限。顔の中心をメインに塗り、明るいところと暗いところの自然なメリハリ感を。目元も色をプラスというよりも、形を整えるのがポイントです」(船津さん)
ポイント1:肌より「ワントーン暗い」ファンデで美肌!
いよいよイメチェンメイクのスタートです。まずはベースとなるファンデーション選びから。
「ファンデーションは色選びが大切」と船津さん。
「大人女性の肌は、どうしてもちょっとトーンが落ちてきていますよね。それをカバーしたいという意識で、みなさんご自身の肌よりも明るい色を選びがち。すると、顔が浮いて逆に大きく見えてしまうんです。さらには、隠したいシミに重ね付けすることで、隠れないどころか逆に悪目立ちしてしまう要因に」
少しでも美白肌に見せたいと、明るめのファンデーションを選んでしまうのはNGだったんですね……。
ポイント2:ファンデは「顔中心」ナチュラルなメリハリ
ファンデーションを塗る前から、シミなどの目立ったトラブルもなく、透明感があって美しい肌の大八木さん。
「ハイライトやシェーディングを入れずに、ファンデーション一つでも立体感を演出できますよ。その方が自然な仕上がりなので、老け見えすることもありません。その代わり、顔全体に均等に塗ってしまうと、メリハリがなく顔が大きく見えてしまいます」(船津さん)
大切なのは、塗る場所。美肌ゾーンと呼ばれる、目の下の▽ゾーンを中心に塗っていきます。そこから、鼻や頬、口元など、外にいくにしたがってだんだん薄く仕上げましょう。
「ファンデーションだけで、メリハリのある顔に仕上がるなんて驚きました! きっちり塗りすぎない、くらいがちょうどいいんですね」(大八木さん)
目元の影がお悩みという大八木さん。ファンデーションだけではカバーしきれない場合の対処法も教わりました。
「目の下のクマ部分全体に補色となるオレンジのコンシーラーを乗せると、かえって目立ってしまいます。クマの起点に入れて、あとは伸ばすようなイメージでカバーするのがポイントです」(船津さん)
ポイント3:頬を横切る大胆な「横長チーク」で小顔!
大八木さんのメイクで少し気になったのが「チークの入れ方」と船津さん。ニッコリした頬に丸く入れるチークは定番ですが、大人世代には頬の余白が気になってしまうとのこと。
「チークは頬骨のやや上に、丸ではなく横長の楕円に入れていきます。頬を横切るイメージです。こうすることで、横顔の余白の部分が減り、縦のラインも分断されます。小顔に見せるには、余白を減らすことが大切」(船津さん)
「こんなに横までチークを入れるんですね! 浮いてしまわないか心配でしたが、コーラルオレンジがすごくなじんでいます。血色が良く、頬も上がった感じがしてうれしいです」(大八木さん)
ポイント4:ぼやけた目元には「補うアイメイク」
何はなくとも、必ずビューラーをしてほしいと、船津さん。ハルメク世代のたるんだまぶたや目元を、若々しく見せる効果があるそう。
「まつ毛が目にかかることで、目元に影ができてしまいます。ビューラーでまつ毛を上げるだけで、まぶたが上がって黒目が大きく見え、目まわりがパッと明るくなりますよ。大人世代こそ、ビューラー必須!です」(船津さん)
色ではなく形を整えるのが、補うアイメイクの基本。(1)少なくなったまつ毛、(2)ハリのなくなったまぶた、(3)目元の影。この3つのお悩みを解消していきます。
「補うアイメイク」3ステップ...
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