知らないと損!美容の豆知識#39

スポンジ・筆の汚れ、侮るなかれ!メイクツールの正しいお手入れ方法徹底解説

スポンジ・筆の汚れ、侮るなかれ!メイクツールの正しいお手入れ方法徹底解説

公開日:2025年11月20日

スポンジ・筆の汚れ、侮るなかれ!メイクツールの正しいお手入れ方法徹底解説

メイクツールの汚れ、そのままにしていませんか?1週間おき、1か月おきに洗っているという方、それが大きな肌トラブルを起こす原因に!今回は、正しいメイクツールのお手入れ方法を解説していきます。

シワやたるみにつながることも?放置厳禁「メイクツールの汚れ」

シワやたるみにつながることも?放置厳禁「メイクツールの汚れ」

スポンジやパフ、ブラシやビューラーなどの毎日使うメイクツール、正しくお手入れできていますか?
ほったらかしにしている方、気付いたときにお手入れするという方も多いのではないでしょうか。
でも、これらのメイクツールの汚れを侮ってはいけません。普段から正しいスキンケアをしていても、値段の高いスキンケアを使っていても、高額の美容医療に頼っていても、メイクツールの汚れで一気に台無しに。
肌あれや吹き出物、くすみ、シワやたるみなど大きな肌トラブルにつながるのです。
そうならないために覚えておきたいのが、次の3つのポイントです。

メイクツールのお手入れのポイント

  1. スポンジやパフは毎日洗いが必須 
  2. 買い替えのタイミングも知っておくこと 
  3. 基本的には日用品でお手入れできる

スポンジやパフは使用したらその都度洗うのが鉄則。劣化してきたと思ったら必ず買い替えを。実は普段使っている日用品でお手入れできますし、慣れてくればそれが習慣化して、面倒に感じることもありません。

ツールの清潔さ一つで美しい肌を維持できます。実際筆者もスポンジやパフは都度洗い、ブラシもこまめにお手入れをしていますが、シンプルなスキンケアでも、安価なクレンジングを使っていても、美容医療に頼らなくても「肌きれいですね」と褒められることが多いです。
正しいツールのお手入れ方法を次から詳しく解説していきます!

美肌を保つ!ツール別のお手入れ方法

1.パフやスポンジは、中性洗剤でその都度洗う

1.パフやスポンジは、中性洗剤でその都度洗う
NOV / PIXTA

パフやスポンジ、アイシャドウチップは、食器用洗剤などの中性洗剤で洗うことができます。100円ショップで専用のクリーナーも売っていますが、わざわざ買いに行くのも面倒……という方は、中性洗剤でお手入れしましょう。

スポンジやアイシャドウチップの場合、乾いたまま少量の中性洗剤を含ませ、軽くなじませたら少量の水を加えます。泡立てながら揉み込むようにして洗い、ぬるま湯で洗い流します。
パフの場合も同じように洗っていきますが、強く揉むと中の素材がヨレて形が崩れてしまいます。とても使いづらくなりますので、親指で押し洗いをするように丁寧に汚れと洗剤をなじませていきましょう。
いずれも洗剤が残っていると肌への刺激になりますので、しっかり洗い流すのがポイントです。

洗った後はしっかり水気を切り、ティッシュの上で乾かしましょう。日当たりのいいところで乾かしたいところですが、直射日光を当てると特にスポンジやチップは変色したり、表面が硬くなったりしてメイクのりが悪くなります。ポロポロとしたカスが出てくる場合もあるので日陰で乾かしましょう。

しっかり洗っていてもポロポロとカスが出てきたり、肌あたりが悪くなってきたな……と感じたら、買い替え時です。
毎日同じスポンジやパフを使っている場合、およそ2〜3週間ほどで買い替えの時期になるでしょう。

2.メイクブラシは月に1度、専用クリーナーで洗う

2.メイクブラシは月に1度、専用クリーナーで洗う
max / PIXTA

メイクブラシの場合は、毎日洗うと逆に毛質が悪くなりバサバサっとした質感に。こちらは月に一度洗えばいいのですが、使った後はその都度ティッシュで軽く拭くようにしましょう。ブラシがバサっと広がってしまったら買い替え時です。

ちなみにリップブラシやコンシーラーブラシはティッシュに少量のアルコールを吹きかけて拭き取っても問題ありません。これらも使ったら都度拭き取るようにしましょう。

メイクブラシはシャンプーとコンディショナーで洗うことができます。

洗面器に水を張り、シャンプーを一滴垂らして泡立てます。その中でブラシをくるくると回しながら汚れを落としていきます。シャンプーと汚れを洗い流したら、再度洗面器に水を張り、コンディショナーを少量垂らしてその中でブラシを動かしてコンディショナーとなじませます。手で揉むようにコンディショナーを軽く含ませたら、再度よく洗い流します。洗った後は水気を切ってよく乾かせばOKです。

……が、これらの工程はやや面倒に感じますよね。
メイクブラシは月に一度のお手入れでいいので、専用のクリーナーがあると便利です。容器にクリーナーだけ入れ、その中でブラシを動かしながら汚れを落とし、洗い流すだけでOKです。専用クリーナーは化粧品ブランドで取り扱っている場合もありますし、100円ショップでも手に入るので、チェックしてみてくださいね。

メイクブラシは高価なものも多いです。筆者も7000円ほどのメイクブラシを使っていますが、大切に使っていれば3年以上は持ちます。
高価なブラシはメイクの仕上がりを高めてくれます。ぜひお高めのブラシを手に入れて、丁寧なお手入れを心がけてみてください。

3.ビューラーは常に消毒を。ビューラーゴムの劣化にも注意! 

3.ビューラーは常に消毒を。ビューラーゴムの劣化にも注意! 
sakura / PIXTA

意外と見落としがちなのが、ビューラーのお手入れ。ビューラーにもさまざまな汚れが付着しています。マスカラの汚れ、アイシャドウやアイラインの汚れ、雑菌などが付着したままだとまぶたのトラブルにつながります。

ティッシュにアルコールを少量含ませ、こまめにしっかり拭き取ります。アルコールに弱い方は、濡らしたティッシュでしっかり汚れを拭き取りましょう。

また、ビューラーのゴムの劣化にも注意です。ビューラーのゴムに切れ目が入った状態でまつ毛を上げると、切れ毛の原因に。まつ毛も上がりにくくなり悪循環となります
目で見て切れ目が入っていたり溝が入っている場合は、必ず付け替えるようにしましょう。

メイクツールのお手入れ方法、いかがでしたか? 面倒に感じるかもしれませんが、それほど難しいことはありません。メイクツールが清潔に保たれているだけで美肌が手に入るなら、がんばれるのでは? 習慣化してしまえばこっちのものです! ぜひこの記事を参考に、日々のお手入れを心がけてくださいね!
 

写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)