季節はずれメイクは卒業!上品で冬っぽい顔に

50代の冬メイク入門!ニットに合う肌と色の正解は?

50代の冬メイク入門!ニットに合う肌と色の正解は?

公開日:2025年12月15日

50代の冬メイク入門!ニットに合う肌と色の正解は?

「素敵な冬メイクって、そもそも何色を使えばいいの?」と迷っている50代に向けて。ニットに合う肌の質感や、冬をイメージした色選びなど「冬メイク」の3大ポイントをわかりやすく解説します。

「冬メイク」の3つのキーワード

「冬メイク」の3つのキーワード
freeangle / PIXTA

春はピンク、夏はフレッシュな明るい色、秋はブラウン。ここまでは「季節の定番カラー」がイメージしやすいですよね。 では、冬はどうでしょうか?

「冬らしい色や質感」はイメージしづらく、

  • 秋メイクのまま冬に突入してしまう
  • 無難なブラウンや流行りのピンクブラウンで済ませてしまう

など、“冬メイク”が曖昧なまま、過ごしてしまう方も多いようです。

メイクの世界で考える「冬メイク」のポイントは、この3つです。

  1. あったかいニットと調和する、ふんわりとした肌の質感
  2. 雪を連想させる、澄んだ色
  3. 寒空の下でも顔色がパッと映える、鮮やかな色

この3つを意識するだけで、「ちゃんと冬っぽい」メイクにアップデートできます。

一方で、冬らしさが半減してしまうメイクもあります。

例えば「みずみずしいツヤ肌」。濡れたようなツヤ感はおしゃれですが、タートルニットなど冬の装いと合わせると、首まわりにファンデーションがつきやすく、顔だけテカテカと浮いて見えることも。

また、秋仕様の深みブラウンやゴールドをそのまま使うと、暗いコートや冬の空気になじみすぎて、全体がどよ〜んとくすんで見えがちです。

イエローやグリーンなどのフレッシュな明るい色も、冬の景色やファッションから浮いてしまうので、冬は一度お休みしてもよいでしょう。

「冬メイクって難しそう……」と感じても、

  • メイクの“質感”を少し変える
  • 使う“色”を一つ足したり引いたりする

このくらいの工夫で、十分「イケてる冬メイク」になります。ここからは、具体的なテクニックを3つご紹介します。

1.肌の質感は「セミマット」にチェンジ

1.肌の質感は「セミマット」にチェンジ
shimi / PIXTA

冬のベースメイクは、ふんわりマシュマロのような「セミマット肌」を意識してみましょう。
50代の肌は、くすみや乾燥が目立ちやすい世代。いきなりマットに振り切ると、

  • 肌がパサついて見える
  • 時間が経つと粉っぽく浮く

といった悩みが出やすくなります。そこでポイントになるのがメイク前の保湿。

  1. 化粧水で肌に水分をしっかり与える
  2. 少量の油分でフタをする

冬は特に乾燥しやすいので、乳液よりもクリームタイプがおすすめ。朝用の、重すぎないクリームが1つあると便利です。

その後、保湿系の化粧下地を重ねます。ピンク系を選ぶと血色感がプラスされ、いきいきした印象に。

リキッドファンデーションやクッションファンデーションをのせたら、仕上げにフェイスパウダーをふんわり重ねます。

<フェイスパウダーの使い方ポイント>

  • パフにしっかり粉を含ませる
  • 崩れやすいTゾーンやフェイスラインからオン
  • その後、頬・額・目まわり・口まわりに広げる

最後に、何もついていないフェイスブラシで余分なパウダーをサッと払うのがコツ。

このひと手間で、「パサつき、粉っぽさ、時間が経ったときのヨレ」を防ぎ、自然なセミマット肌に仕上がります。

2.冬には「シルバーラメ」を。ラメの大きさに注意

2.冬には「シルバーラメ」を。ラメの大きさに注意

冬メイクには、シルバーラメを少しだけ取り入れるのがおすすめです。

相性が良いのは、「ベージュブラウン・グレー」など、ほんのりあたたかみのある色。一方で、黄みが強いブラウンはシルバーと混ざるとくすみやすいので、避けたほうが無難です。

使い方はシンプルでOK。

  • アイシャドウの1色目として、まぶた全体に薄くシルバーラメを仕込み、その上からグレーを重ねる
  • 仕上げに、まぶた中央だけにシルバーラメを少量オンする

これだけで、冬らしい澄んだきらめきが生まれます。

ポイントはラメの大きさ。大粒でギラギラ光るタイプは、肌から浮いて見えがちなので、大人世代にはあまり向きません。

粒が一つ一つ目立つものより、目を伏せたときに「さりげなくきらめく」繊細ラメを選ぶと失敗しにくくなります。 色がしっかりつくタイプではなく、ラメだけが透けるように輝くアイシャドウは、特に扱いやすいアイテムです。

シルバーパール系アイシャドウもきれいですが、塗りすぎると白浮きしやすいので“薄く重ねる”を意識しましょう。

「ラメは若い人向け」と感じている方も、控えめなシルバーラメなら、派手になりすぎず、自然な透明感だけを足してくれます。まずは、まぶたの一部など、小さな面積から試してみてください。

3.鮮やかカラーはリップに持ってくるのが正解

 3.鮮やかカラーはリップに持ってくるのが正解
ほんかお / PIXTA

冬メイクはどこか一箇所に鮮やかな色を仕込むと、一気に今っぽく見えます。おすすめなのが、鮮やかカラーを“リップ”で取り入れる方法です。

リップで鮮やかカラーを取り入れるコツ

ポイント1:いつもより一段、鮮やかな色を選ぶ

いきなりビビッドカラーにせず、「いつものリップより一段明るい・鮮やか」程度から始めると取り入れやすくなります。

ポイント2:リップラインは“ぼかす”

鮮やかなピンクなどは、輪郭をくっきり取りすぎると主張が強く、肌から浮いて見えることがあります。

口紅やリキッドルージュを使うときは、

  1. 直接ベタ塗りは避け、リップブラシで少量ずつのせる
  2. 最後に指でポンポンとなじませて、輪郭をやわらかくぼかす

このステップで、“きちんとしているのに抜け感のある”鮮やかリップに仕上がります。

ぼかすときに広げすぎるとはみ出しやすいので、唇の形に沿ってやさしくなじませるのがポイントです。リップブラシと指を上手に使って、冬だけの鮮やかカラーを楽しんでみてくださいね。

これで、「冬メイクはよくわからない」と感じていた方も、ぐっとイメージしやすくなったのではないでしょうか。

  • セミマットな冬肌
  • 控えめなシルバーラメ
  • ほんのり鮮やかなリップ

この3つを意識するだけで、明日のメイクから「イケてる冬顔」に近づけます。手持ちコスメを見直しつつ、無理のない範囲で少しずつ“冬仕様”にアップデートしてみてください。

写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)


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HALMEK up編集部
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