ナチュラルに目ヂカラをプラスして

簡単3色だけ!大人デカ目を叶えるアイメイクのやり方

簡単3色だけ!大人デカ目を叶えるアイメイクのやり方

更新日:2025年09月17日

公開日:2019年08月13日

簡単3色だけ!大人デカ目を叶えるアイメイクのやり方

まぶたが下がってきて、目元がぼんやりしてきたから、アイメイクを濃く派手にするべき? いいえ、大人世代の目元を若々しく見せてくれるのは、ナチュラル上品な「デカ目」。3色×7つの工程でわかりやすく、ヘア&メイクの広瀬あつこさんが解説します。

最終更新日:2025年9月17日

この記事の3行まとめ

✔ 年齢とともにぼやけがちな目元も、簡単な3色アイシャドウで自然な立体感を取り戻せます。

✔ ちょっとしたコツで、たるみやまぶたの下がりといった大人世代のお悩みを上品にカバーします。

✔ ナチュラルな「大人デカ目」をアイシャドウとマスカラの小ワザで作るメイク方法を紹介します。

【行程1】中間色アイシャドウで、目元に自然な奥行きを

二重オーバー幅に中間色シャドウをのせる

二重オーバー幅に中間色シャドウをのせる

年齢を重ねると、まぶたにハリが失われ、なんとなく目元がさみしく感じられることはありませんか? 「昔と同じアイメイクが似合わなくなったかも…」「なんだか目が小さくなった気がする…」そんな風に感じている方も、決して少なくないはずです。でも、ご安心ください。それは、今のあなたに似合うメイクに出会えていないだけ。ほんの少しの工夫で、目元は驚くほど生き生きと輝きを取り戻します。

もう、難しいグラデーションやたくさんの色を使いこなす必要はありません。使うのは、上品な輝きの「キラキラ色」、自然な陰影を作る「中間色」、そして目元を優しく引き締める「濃い色」の3色だけ。この3色さえあれば、私たち世代特有のまぶたのくすみやたるみといったお悩みに優しく寄り添いながら、若々しく洗練された印象のアイメイクが完成します。

何よりも大切なのは、一つ一つの工程を丁寧に、心を込めて行うこと。朝の忙しい時間、ついアイメイクが流れ作業になってしまいがちですが、雑なメイクはかえって疲れた印象や老けた印象を与えてしまいかねません。今回は、どんな肌色にもなじみやすく、一つ持っているだけで公私ともに活躍するブラウン系のパレットを使ってみましょう。きっと、日々のメイクがぐっと楽しく、そして自信をくれるお守りのような存在になりますよ。

まずは基本の「中間色」から。チップや指に取り、二重幅より少し広めに、優しくのせていきます。このひと手間で、気になるまぶたのくすみを自然にカバーし、まるで生まれつきであるかのような、ふっくらとした奥行き感を演出できます。アイホール全体にベースを作ることで、次にのせる色の発色も格段に美しくなります。

【行程2】キラキラ色を「あかんべ塗り」で、まぶたに光の魔法を

キラキラ色で、まぶたに自然な立体感をプラス

キラキラ色で、まぶたに自然な立体感をプラス

次に、パレットの中でひときわ輝く「キラキラ色」の出番です。ともすると「派手になりすぎないかしら?」と敬遠しがちなこの色こそ、実は私たち世代の強い味方。上品なパールや繊細なラメの輝きは、年齢とともに下がりがちなまぶたに、いきいきとしたハリ感と若々しい立体感をもたらす魔法の光なのです。

使い方はとても簡単。小指の腹にほんの少量を取り、上まぶたの中央、黒目の真上に、まるで「あかんべ」をするように、上から下へそっと置くようにのせるだけ。この「点で置く」というのが大切なポイントです。決して左右に広げず、黒目の上にだけ光を集めることで、視線が中央に集まり、目がぱっちりと大きく見える効果が生まれます。

ここで注意したいのは、ラメやパールの粒子が大きいものではなく、あくまで細かく、濡れたようなツヤ感を演出してくれるものを選ぶこと。「控えめに、上品に」が、私たち大人世代のメイクの合言葉です。光のヴェールをまとったような、みずみずしい輝きが、目元に若々しい生命感を宿してくれます。

【行程3】目頭と下まぶたに輝きを添えて、瞳の透明感をアップ

キラキラ色をを味方につけて瞳を明るく見せる効果大!

キラキラ色をを味方につけて瞳を明るく見せる効果大!

同じ「キラキラ色」を、今度は下まぶたにも効果的に使っていきましょう。年齢とともに気になる目の下のたるみやクマも、光の効果でふんわりとカモフラージュすることができます。小指の側面にほんの少しだけ取り、黒目の下に、まつげのキワに沿って細く、すっと撫でるように引きます。すると、まるで涙で潤んでいるかのように涙袋がぷっくりと見え、目元全体が明るく、そして優しく柔らかな印象に変わります。

ここでも、太く入れすぎるのは絶対にNG。欲張って広範囲に入れてしまうと、かえって目の下のふくらみが悪目立ちしてしまい、疲れた印象に見えてしまうことも。あくまで「細く、繊細に」を心がけてくださいね。仕上げに、指先に残ったキラキラ色を目頭の先端、「く」の字になっている部分に「ちょん」と置きます。この小さな輝きがレフ板のような効果を発揮し、白目をクリアに見せ、瞳全体の透明感をぐっと引き上げてくれるのです。

【行程4】濃い色アイラインで、優しく、でも確実に目力アップ

ナチュラルなやさしい目元に仕上げる

ナチュラルなやさしい目元に仕上げる

アイメイクの締めくくりは、パレットの中で最も濃い色、通称「締め色」です。この色をアイラインのように使うことで、年齢とともにぼんやりしがちな目元のフレームを、くっきりと、それでいて優しく引き締めることができます。若い頃のようにリキッドアイライナーでくっきりとした線を引くと、かえって目が小さく見えたり、まぶたのたるみが強調されたりすることも。パウダーならではの柔らかなラインこそ、上品で優しい目元を演出する秘訣なのです。

細いチップに濃い色を取り、まずは黒目の上から目尻に向かって、まつげとまつげの間を埋めるように丁寧に色をのせていきます。目尻は、無理に跳ね上げたり下げたりせず、ご自身の目の形に沿って、すっと真横に5mmほどはみ出すくらいが最も自然で美しい仕上がり。たるみが気になるまぶたも、この自然なラインが優しくカバーし、穏やかで知的な印象に仕上げてくれます。物足りない方は、目頭側にも少しだけ足してみてください。目元全体が引き締まり、より印象的な眼差しが生まれます。

【行程5】ビューラーで、眠っていたまつげを優しく起こして

まつげが長い人は手を下げながら、短い人は上げながらビューラーをかける

まつげが長い人は手を下げながら、短い人は上げながらビューラーをかける

年齢とともに失われがちな“毛力”。それを効果的にアップさせてくれるのがビューラーです。まぶたが下がってくることで、本来のまつげが隠れてしまっている方も少なくありません。ビューラーで根元からぐっと持ち上げることで、眠っていたまつげを呼び覚まし、目元に光を取り込むことができます。面倒に感じられるかもしれませんが、この一手間を惜しまないでくださいね。表情全体が驚くほど明るくなりますよ。

ビューラーのコツは、一度で決めようとしないこと。まず根元をしっかりと挟み、5秒ほどキープ。次に、少しだけ毛先にずらして3秒、さらに毛先を3秒、と3段階に分けてカールさせることで、自然で美しい上向きまつげが生まれます。まつげが長い方は、手首を少し下げるようにすると、くるんと優雅なカーブに。逆に、まつげが短い方やまぶたが一重の方は、根元をぐっと持ち上げるように意識すると、隠れていたまつげが現れ、目の縦幅が強調されます。

【行程6】マスカラは「毛先だけ」が、大人の新常識

この塗り方ならパンダ目になることを防ぐ効果も!

この塗り方ならパンダ目になることを防ぐ効果も!

若い頃から「マスカラは根元からたっぷり」と教わってきた方も多いのではないでしょうか。しかし、その常識、今こそアップデートの時です。大人世代が根元からマスカラを塗ると、まつげ同士がくっついて「ひじき」のような束になり、かえって本数が少なく、貧相に見えてしまうことがあるのです。また、マスカラの重みでせっかく上げたカールが下がってしまう原因にも。

上品な「セパレートまつげ」を作る最大のコツは、マスカラ液の量を徹底的に調整すること。塗る前に必ず容器のフチやティッシュで余分な液をしっかりとオフしましょう。そして、ブラシを当てるのは「まつげの中間から毛先のみ」。すっすっと、まるで自分のまつげを優しくとかすように、上へ上へと伸ばすイメージで塗ることで、一本一本が際立ち、繊細で自然なボリューム感を演出できます。根元に塗らないことで、まぶたへの付着や、時間が経ってからのパンダ目を防ぐという嬉しい効果もあるんですよ。

【行程7】「隠れまつげ」を味方につけて、若々しい眼差しに

ナチュラルに毛量が多いと若々しい目元に見える

ナチュラルに毛量が多いと若々しい目元に見える

ご自身の目を鏡でじっくりと見てみてください。目頭や目尻に、短くて細い「うぶ毛」のようなまつげがありませんか? これこそが、私たちの目力を最大限に引き出してくれる、大切な「隠れまつげ」です。毛量が減ってきた、まつげが細くなったと感じる今だからこそ、この隠れまつげ一本一本を大切に、丁寧にマスカラを塗っていきましょう。

マスカラブラシの先端や、細身のブラシを使い、鉛筆を持つようにすると、細かい部分も塗りやすくなります。目頭と目尻のまつげが際立つと、目の横幅が自然に広がり、より大きく印象的な目元に。下まつげにもさっと塗ることで、目の縦幅が強調され、さらにぱっちりとした印象になります。カールキープ力のあるマスカラを選べば、その上向きまつげが一日中続き、いきいきとした表情を保てます。色は、目元をはっきりさせたいなら黒、優しく見せたいならブラウンと、その日の気分やファッションに合わせて選ぶのも、メイクの醍醐味ですね。

3色アイシャドウとマスカラだけ! 時短アイメイクにもつながります

3色アイシャドウとマスカラだけ! 時短アイメイクにもつながります

いかがでしたか? たった3色のアイシャドウと、ほんの少しの丁寧な工夫。それだけで、目元の印象はこんなにも変わります。目ヂカラの減少というお悩みを、メイクの力で「魅力」と「自信」に変えて、明るく若々しい「大人デカ目」をぜひ楽しんでください。鏡を見るのが、きっと今まで以上に楽しくなるはずです。

更新文=ハルメクアップ編集部 初稿文=広瀬あつこ、モデル=青木沙織里、撮影=中西裕人、取材・文=古田綾子、構成=鳥居史(HALMEK up編集部)

※この記事は2019年8月の記事を再編集して掲載しています。


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HALMEK up編集部
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