ナチュラルに目ヂカラをプラスして

簡単3色だけ!大人デカ目を叶えるアイメイクのやり方

公開日:2019.08.13

更新日:2024.03.28

まぶたが下がってきて、目元がぼんやりしてきたから、アイメイクを濃く派手にするべき? いいえ、大人世代の目元を若々しく見せてくれるのは、ナチュラル上品な「デカ目」。3色×7つの工程でわかりやすく、ヘア&メイクの広瀬あつこさんが解説します。

メイクを教えてくれたのは?

広瀬あつこさん
ヘア&メイクアップアーティスト

広瀬あつこさん

美容室に勤務後、SABFA(美容専門学校)を卒業。著名ヘア&メイクアップアーティストに師事したのち、2007年に独立。大物女優から人気モデル、美容家まで指名が相次ぐ。誰でも簡単にきれいになれる方法を教えてくれると、雑誌などでのメイク企画が人気。著書に『スマイルメイク -5歳で引き寄せ力UP!』(世界文化社・刊)がある。

大人のアイメイクに必要なのは、ナチュラルさ!

まぶたが下がってきてなんだか目元がぼんやりするなど、年齢を重ねると今までのアイメイクが似合わないと感じることはありませんか? 大人世代に必要なアイメイクは目尻跳ね上げアイラインや、たっぷりマスカラではありません。ハリを失った目元に明るさやイキイキとした表情をプラスするひと手間なのです。

本記事では、若々しく大きな目元に見せるナチュラルアイメイクのやり方を、手順に沿って解説します。

大人デカ目を作るアイメイク手順

【行程1】中間色アイシャドウをのせる

二重オーバー幅に中間色シャドウをのせる
二重オーバー幅に中間色シャドウをのせる

まぶたにハリがなくなり目力が弱まってきたら、アイシャドウで適度に色味をプラスして若々しさを取り戻したいところ。とはいえ、難しいグラデーションを作る必要はなく、使用するのはキラキラ色と中間色と濃い色の3色だけ。

雑なアイメイクでは清潔感のない印象になってしまうので、ひとつひとつを丁寧に仕上げましょう。今回はブラウン系の3色アイシャドウパレットを使用します。肌なじみのいいブラウン系の3色アイシャドウパレットを1つ持っておけば、メイクの幅が広がります。

まず、中間色を選んで、二重よりも少しオーバー気味のあたりまで、色をのせます。

 

【行程2】キラキラ色をあかんべ塗り

キラキラ色で、まぶたに自然な立体感をプラス
キラキラ色で、まぶたに自然な立体感をプラス

アイパレット内のキラキラ色を小指の腹に取ります。上まぶたであかんべをするように、まぶたの中央で上から下へすべらせるように点で置いていきます。あまり広範囲に塗るとやりすぎになってしまうので、あくまで控えめに。

ハリを失って下がりぎみのまぶたに生き生きとした力をプラス。光の反射を生かして、まぶたに自然な立体感をつくることができます。

 

【行程3】目頭&下黒目に輝きプラス

キラキラ色をを味方につけて瞳を明るく見せる効果大!
キラキラ色をを味方につけて瞳を明るく見せる効果大!

同じくキラキラ色を小指の内側側面に少量取ります。子どもがえーんと泣くように、下まぶた中央に小指を当てて、色をのせます。たるみが気になる下まぶたのハリをアップさせてくれる効果がありますが、太く入れすぎるのはNG。黒目の下をこするように、下まつげのキワに細くのせましょう。

仕上げに同じキラキラ色を小指で取り、目頭の先端にトンと置きます。

 

【行程4】目の際に濃い色をアイライン風にひく

ナチュラルなやさしい目元に仕上げる
ナチュラルなやさしい目元に仕上げる

アイパレット内の濃い色を選び、チップに取って目のキワに入れます。ぼんやりとしがちなアラフィフ世代の目元をひきしめる効果も。コツは目尻から5mm程度はみ出す位置まで、涙袋のライン延長線上に沿ってまっすぐに色をのせること。このとき、跳ね上げたり、無理に下げたりするのはNG。たるみまぶたを強調してしまいます。たるみが気になる世代でも、あえて下がり気味の目の延長線ラインを生かして、やさしい印象に仕上げましょう。

 

【行程5】ビューラーをかける

まつげが長い人は手を下げながら、短い人は上げながらビューラーをかける
まつげが長い人は手を下げながら、短い人は上げながらビューラーをかける

 まつげが上向きになっていることで年齢とともにが失われる“毛力”がアップするので、ビューラーは必須。目尻から目頭まで、全部の上まつげをビューラーではさみ、5秒置きます。まつげが長い人は、ビューラーを毛先へずらし、手を下げながらかけると自然なカーブが作れます。まつげが短い人や目が小さめな人は、根元からしっかりと上げましょう。

 

【行程6】上下の毛先のみマスカラ

この塗り方ならパンダ目になることを防ぐ効果も!
この塗り方ならパンダ目になることを防ぐ効果も!

マスカラは「根元からたっぷり」を長年実践してきた人も多いかもしれませんが、大人世代にはおすすめしません。根元から塗るとマスカラが固まって、まつげの本数が少なく見えてしまいます。毛量を多く見せるには、まつげが固まらないようつけすぎないのがコツ。必ず塗る前にティッシュなどでふき取って。

マスカラは「中間から毛先のみ」に塗布することで、黒目がちな目元をつくり、まつげの上昇感を強調することも可能に。すっすっとまつげをとかし上げるように塗り、必ず毛をバラして。

まつげのキワに塗らないので、まぶたにマスカラがついたり、メイクが崩れてパンダ目になるのも防げます。

 

【行程7】隠れまつげをいかすマスカラ

ナチュラルに毛量が多いと若々しい目元に見える
ナチュラルに毛量が多いと若々しい目元に見える

目のキワをよく見ると、目尻や目頭にもまつ毛のうぶ毛があります。まつげが細くなったり毛量が減ったりしているアラフィフ世代は、この「隠れまつげ」も見逃さないで。両端のまつげを際立たせることで、目を大きく見せる効果があり、全体の毛量も多く見えます。細い下まつげも1本1本丁寧に塗りましょう。細かい作業のときは、ブラシを鉛筆持ちにすると◎ 上昇感を持続させたいので、カールキープタイプのマスカラがおすすめです。色は、目元をはっきりさせたい場合は黒、やさしい印象を目指すならブラウンなど用途に合わせて選んでOK。

【完成】大人デカ目を叶える若見せアイメイク

3色アイシャドウとマスカラだけ! 時短アイメイクにもつながります
3色アイシャドウとマスカラだけ! 時短アイメイクにもつながります

目ヂカラ減少のお悩みをカバーしつつ、上品なナチュラルデカ目を実現。明るく若々しい大人デカ目の完成です。

ヘアメイク=広瀬あつこ、モデル=青木沙織里、撮影=中西裕人、取材・文=古田綾子、構成=鳥居史(ハルメクWEB編集部)

※この記事は2019年8月の記事を再編集して掲載しています。


ハルメク365編集部

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