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更新日:2025年02月27日 公開日:2023年07月28日
加齢・ストレス・乾燥…爪トラブルの治し方
爪がボコボコ、ガタガタなのはなぜ?縦溝や横溝、へこみなど爪の変形が起こる原因や爪がボコボコすることがある病気について医師監修のもと詳しく解説します。爪は健康のバロメーターともいわれる部分。放置せず早めにケアしましょう。
健康な爪は、薄く透き通ったピンク色をしており、硬くて表面が滑らかな状態になっています。
爪がボコボコ、ポコポコ、でこぼこ(凸凹)、ガタガタする、波打っている、歪みがある、段々になっている、へこみがあるなどの症状が見られる場合、いくつかの原因が考えられるでしょう。
ここからは、爪がボコボコになる原因を6つご紹介します。
爪に縦線のボコボコができている場合は、加齢が原因となっていることが多いでしょう。20代の頃は目立ちにくいものの、40代頃から爪の縦線がはっきりしてきます。
これは「爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)」という症状で、病気ではないためそのままでも問題はないことがほとんどです。爪の下の皮膚(爪床部)の皮膚の凹凸が縦に平行に走っているのを反映したものです。爪でわかる唯一の老化現象と言えますが、気になる場合は爪の保湿ケアなどを行うことで改善することもあるため、対策するといいでしょう。
爪は硬い組織であるため、乾燥を気にする機会はなかなかないものです。しかし、実は爪は皮膚の一部であり、皮膚の角質層がケラチン(タンパク質)に変化したもの。
爪は爪床部から水分を補給していますが、乾燥が起こると爪がボコボコになったり、表面が脆くなったりします。
爪の水分含量が低下すると、でこぼこの他にも爪甲層状分裂症(二枚爪)が起こりやすくなるため、乾燥が思い当たる場合は保湿ケアを行うといいでしょう。乾燥シーズンである冬は爪も乾燥しがちになり、二枚爪が起こりやすくなります。
爪のボコボコには、ストレスも影響しています。
ストレスが原因の場合、爪に横線(爪甲横溝)が見られることが多いです。ストレス過多になると爪母(爪のもとになる部分)に十分に血が行き渡らなくなり、爪の成長が一時的に妨げられます。すると、数か月経って爪が伸びたときに、その部分が横線のへこみとなって爪に現れるのです。
爪母における一時的な成長障害により生じるため、原因が解消すれば再び正常な爪が生えてきます。
爪の脇やささくれを触る癖、甘皮を押し上げるように他の指でこすり上げるなどの癖があると、爪のトラブルにつながることがあります。
甘皮の下には生えたばかりのまだ柔らかい爪があり、そこに傷がつくと爪が伸びたときにボコボコした爪になって生えてくることがあります。
また、癖によって爪周辺の皮膚に炎症が起きると爪がデコボコしたり、波打ったりして生えてくることもあります。
爪を噛む癖(咬爪症/こうそうしょう)も、爪がガタガタに変形したり、爪の先が小さくなったりする原因です。爪を噛む症状は子どもに多く見られるものですが、成長して大人になっても治らないケースもあります。
爪に1本だけ横溝が見られる場合は、爪ができる段階でどこかにぶつけたり、挟んだりといった衝撃が加わったことが原因の可能性も考えられるでしょう。
爪は健康のバロメーターともいわれており、なんらかの病気が原因で、爪がボコボコになったり、へこみが生じたりしている可能性もあります。
ここからは、爪にボコボコが現れることがある病気についてご紹介します。
体内の鉄分不足によって赤血球内のヘモグロビンが減少し引き起こされる「鉄欠乏性貧血」になると、爪に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
すると、爪が薄くなって反り返る「匙状爪(さじじょうつめ)」になることがあります。匙状爪になると爪の中央部がへこんで先が反り返り、スプーンのような形になることからスプーンネイルとも呼ばれる症状です。
女性は鉄分不足による貧血になりやすいといわれており、意識して鉄分を摂取することが大切です。鉄不足の原因として過度な偏食、コーヒー過剰摂取、ビタミンC不足などが挙げられます。
鉄分はちょっとした工夫で効率的に摂取できるため、不足しないよう日々の食事に取り入れましょう。
爪白癬(爪水虫)とは、爪の水虫のことです。白癬菌というカビの一種が原因で、ほとんどの場合、足水虫の合併症として起こります。
皮膚の水虫(足水虫)が爪に感染することで起こり、爪が黄色や褐色や白色に濁る、爪が厚くなってボコボコする、爪がボロボロになるなどの症状が見られます。
悪化すると爪が脆くなったり、変形したりして巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)につながることがあり、痛みや腫れを生じる可能性も。
爪白癬は放っておいて勝手に治る病気ではないため、早めに病院を受診して内服薬や塗り薬などで治療する必要があります。
治療しないで放置したままにすると、自分の体の他の部位にまで感染が広がったり、他の人にうつしてしまったりする可能性があるため、注意が必要です。爪白癬の可能性が考えられる場合は、早めに病院を受診しましょう。
乾癬(かんせん)は、皮膚に赤い皮疹が起こる病気です。皮膚表面に発症することが多いですが、爪の表面に起こることもあり、爪が点状にへこんだり、脆くなったり、白く濁ったりします。
また、爪半月(爪の根本付近の通常乳白色の部分)の発赤、爪甲剥離、爪下過角化(爪の下の皮膚が厚くなり変形する)、横溝など様々な爪の変化が見られます。
爪と合わせて爪の周囲の皮膚に症状が起こることもあり、皮膚にカサカサした赤い皮疹が生じます。
カビの一種であるカンジダに感染すると、爪がボコボコして、爪の根元が赤く腫れ上がることがあります。
爪表面と爪の生え際の隙間にカンジダなどの細菌が入り込んだことが原因で引き起こされ、水仕事をよくする人によく見られる症状です。
カンジダは健康な人の体に日常的に存在する常在菌ですが、菌が増加したり、体の抵抗力が弱ったりするとこのような症状を発症することがあります。
カンジダが原因になっているかどうかは顕微鏡で検査する必要があり、適さない薬を使うと逆に悪化してしまう可能性があるため、カンジダ症の可能性が考えられる場合は早めに病院を受診することが大切です。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)は爪、皮膚、粘膜に見られる病気です。爪に症状が起こった場合は、爪表面が白くなりガサガサします。爪甲が薄くなって縦に割れやすくなることもあります。爪の扁平苔癬は全ての扁平苔癬の約10~15%程度に生じます。
扁平苔癬は乾癬や爪白癬との区別が難しいため、病院でしっかり検査してもらい治療する必要があるでしょう。
指粘液囊腫(しねんえきのうしゅ)は、爪の付け根にゼリー状の粘液が詰まった膨らみができる良性の腫瘍です。関節内の液体が入り込み、皮下にたまることで起こります。
指の甲側に半透明の膨らみができることが多く、最初は痛みがなく無症状ですが、膨らみが大きくなると痛みが生じることもあります。また、膨らみに爪が圧迫されることででこぼこの変形や、縦筋が生じることがあります。
指粘液囊腫は40代以上の女性に多く見られる病気です。手術が必要となることがありますので、皮膚科あるいは形成外科を受診してください。
糖尿病も、爪にボコボコができる原因の一つです。糖尿病の爪トラブルは、血行障害、神経障害や感染症にかかりやすくなることが混在して生じます。特に血行障害が爪トラブルに大きくかかわっています。
糖尿病になると、インスリンが正常に働かなくなることで、血糖値が慢性的に高い「高血糖状態」になります。高血糖になると全身の血管が細くなり、体の末端にある足や爪に栄養が行き渡りにくくなる「末梢血流障害」が起こります。
すると、爪に十分な栄養が届かないことで、爪に白い線ができたり、白く濁ったりする症状が現れます。また、糖尿病の初期症状として、爪に横線が現れることもあります。
尖ったもので爪を突いたようなぶつぶつした凹凸ができている場合、爪甲点状陥凹(そうこうてんじょうかんぼつ)の可能性が考えられるでしょう。
爪甲点状陥凹は、ストレスなどによる免疫異常や、乾癬や円形脱毛症、アトピー性皮膚炎と関連して見られることがあります。
特に、円形脱毛症と爪甲点状陥凹は併発することが多く、日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドラインでも以下のように記載されています。
爪にも変化をみることがあり,最最も多いのは爪甲の小さな点状陥凹で,発症時や再燃時期に一致して横一列線状に並ぶこともある
「爪が1本だけボコボコする」「親指の爪だけボコボコする」という場合、波板状爪(なみいたじょうそう)の可能性が考えられます。波板状爪は手の親指によく見られ、波打つような横線が爪にいくつも入った状態になることが特徴です。
また、爪の半月部部分が大きく見える、爪の付け根の皮膚が厚くなるなどの症状も見られます。見た目が洗濯板に似ていることから「洗濯板状爪」といわれることもあります。
「他の指で爪の付け根を押す癖」が、波板状爪の主な原因です。鉛筆のような道具を使っていることもあります。多くの例では、爪の付け根の皮膚が摩擦のためにやや分厚くなっていたり、色素沈着を認めます。
波板状爪は病気ではないため心配する必要はありませんが、気になる場合は病院を受診するといいでしょう。
なお、すべての指に横筋が現れている場合は、糖尿病や発熱性疾患、亜鉛欠乏症、感染症などが原因で起こる「ボー線条」の可能性があるため病院を受診して詳しい検査を受けるようにしましょう。
爪のボコボコが加齢や乾燥など、病気ではない原因で起きている場合、セルフケアによって改善する可能性があります。
乾燥しないために爪の保湿ケアを行い、爪に栄養を届けるために栄養バランスの整った食生活を意識するといいでしょう。水仕事のときはゴム手袋を使うようにすると、爪の保護につながります。
爪がボコボコする、ガタガタする、波打っている、へこんでいるという症状だけであれば、加齢やストレス、乾燥などの影響が考えられます。
しかし、何かしらの病気が原因で爪がボコボコになっていることもあります。以下のような症状が見られる場合は、早めに病院を受診しましょう。
爪の形や色の変化、爪の周辺の異常などに気を配ることが大切です。
爪のボコボコが気になる場合、基本的には皮膚科専門医を受診します。ただし、糖尿病の疑いがある場合は、糖尿病内科や内分泌内科などで診察を受けるといいでしょう。
爪にボコボコが現れる原因はさまざまです。加齢や乾燥などが原因で生じている可能性もありますが、病気が原因で爪に症状が現れている可能性もあります。
気になる症状がある場合は放置せず、早めに病院を受診しましょう。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
うるおい皮ふ科クリニック(皮膚科、美容皮膚科、漢方皮膚科、アレルギー科、形成外科)院長 医学博士
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