お手入れ次第で何歳からでも美しくピンクに輝く!

爪の縦線、横溝の原因は?お手入れ次第で美しい素爪に

公開日:2018/08/08

更新日:2021/04/19

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年齢とともに爪が薄くなったり、筋状の線が出たりなど爪のトラブルに見舞われることも。東洋医学・西洋医学の面から爪に現れる健康に関するサインをお伝えした上で、簡単ケア方法を育爪サロン嶋田美津恵さんがお教えします。

美しい素爪を育てる

西洋医学から見た、爪の縦線・横溝・異常な色の病気のサイン

西洋医学から見た、爪の縦線・横溝・異常な色の病気のサイン

「爪は昔から健康の窓と呼ばれています。そのため、栄養が悪かったり、貧血だったり、内分泌系に異常がある場合、爪に成長障害が起きることもあります。しかし爪の形がおかしいからといって、体のどこかに内科的な異常があるとは必ずしも言い切れません」と話すのは、形成外科・皮膚科・美容皮膚科を併設する田場医院の医師の田 場史子さんです 。田場さんに、気になる爪の形と色の原因、可能性のある病気について教えてもらいます。

爪の縦線(爪甲縦条・そうこうじゅうじょう)の場合

縦線の多くの原因は、加齢によるものです。20代のときは目立ちにくく、40代から縦線がはっきりとしてくる人が多いです。病気の可能性はない(病的意義がない)ことがほとんど。縦線の溝が深くなる原因は、乾燥や新しい爪を生み出す爪母が変化するなど所説がありますが、医学的根拠のある明確な原因はわかっていません。

ガタガタした爪、爪に横溝が出ている場合

爪がガタガタとしたり、横溝が出ている場合、爪の根元を保護する後爪郭や爪を生み出す爪母がダメージを受けていることがあります。指と爪の根元をぶつけたり、過剰なネイルケアをしたりなど、爪が生えてくる爪母にダメージが加わることで、横溝が生まれる原因に。甘皮のケアは角質までにしましょう。またストレスを一定期間受けることで一時的に血流が悪くなり、爪に横溝が入る場合もあります。

他にも横溝の場合、病的な意義があることも。手湿疹を発症したりカンジダ菌に感染すると、爪がぼこぼことした形になります。カンジダ菌の場合は指の間の皮がめくれてくる等の症状が現れますが、手湿疹と区別がつきにくい場合も多く両者では治療方法も異なるので皮膚科で診察を受けましょう。

爪に黒い点、もしくは黒い線が表れた場合

指をぶつけるなど爪にダメージを与えると、内出血を起こして爪に黒い点が残る場合があります。この特に痛みがない場合は治療の必要はありません。同じような黒い点でも、縦に筋状に入る爪甲色素線状(そうこうしきそせんじょう)と呼ばれるものがあります。爪甲色素線条にはほくろなどの良性のものと、メラノーマや基底細胞がんなどの悪性のがん腫瘍によるものがあります。悪性腫瘍の場合は早急に病院で治療を行う必要があります。黒い縦線が何によるものなのかは検査をしないと判断できないため、病院の診察を受けることをおすすめします。

爪が緑色~黒ずんでいる場合

ジェルネイルをしている人によくあるのが、緑膿菌の繁殖。緑膿菌が繁殖すると、爪が緑色~黒ずんだ色になります。変色した爪が生え変わるまでは時間がかかりますが、しばらくはネイルアートはやめて、清潔な状態を保つように心がけた方がいいでしょう。

爪が白ぽかったり黄色っぽく濁りボロボロと崩れる場合

爪の水虫に感染している可能性が高いです。爪の形に異常が出る他にも、爪のまわりの皮膚が分厚くなってガサガサしたり、押されると痛みを伴うことも。病院で検査を受け、原因に応じて飲み薬や塗り薬で治療する必要があります。爪の水虫の場合は足の水虫の薬を塗っても良くなりません。

巻き爪になって、爪の横側で炎症が起きている

外出自粛中はコロナ禍で体重が増えた方が多かったせいか、クリニックの外来には巻き爪の症状による痛みを訴える方が増えました。おなか周りだけでなく足のゆびにもお肉がつくことで、爪と摩擦や圧迫が起きて炎症が起き生まれ、さらに腫れあがって爪が巻き込まれることで強い痛みを感じます。健康的にダイエットをしたり、通常の巻き爪治療を行うことが対処方法になります。

■プロフィール■
田場 史子(たば・ふみこ)さん
兵庫県三田市にある形成外科・皮膚科・美容皮膚科を併設する「田場医院」院長。形成外科専門医。地域医療に興味を持ち、高知大学医学部医学科へ進学。2007年卒。クリニックには足で悩む多くの患者さんが訪れる。ホームページ  
 

東洋医学から見た爪の線や色に現れる健康状態のサインとセルフチェック


また東洋医学の観点からも「爪」は、健康のバロメーターになると話すのは、はり師・きゅう師(鍼灸師)の三輪考司さん。「『肝その華は爪にある』と表現されるように、丈夫でツヤのある爪は良い血が十分に巡っている証になります。その人の体質や、体で起きたことが爪に現れるのです。未病のサインが出ていないか、爪をチェックしてみましょう」

爪の縦線

加齢のサイン。血が足りないことを表していることも。血が足りないと肌荒れ、乾燥肌になりやすくなります。対策方法としては、栄養バランスのいい食事を十分に取ること、漢方の病院・漢方薬局を行くこと。また血流を良くするツボの「血海」を寝る前に押すといいでしょう。「血海」は、内側のひざの上端の角から指3本分上にあるツボです。

爪の横溝

栄養不足の状態。対策方法としては、極端なダイエットをしている場合はやめて、栄養バランスのいい食事を十分に取ること。

紫色の爪

血行不良の状態。血の流れが滞っている場合があります。生理が重かったり出血量が多いという人は、病院で婦人科系の検査をした方がいい可能性も。検査で異常が見つからない人は漢方の病院・漢方薬局に行くのも一つの手です。おすすめのツボはスネの内側にある、くるぶしから指4本分上にある三陰交。

赤い色の爪

血がドロドロまたは充血した状態。摂取する水分量が足りない可能性が。体質改善として1か月ほど、こまめに水を飲むようにしましょう。長期で続く場合は、多血症の疑いも。脳血栓や心筋梗塞などに注意しましょう。

真ん中だけへこんでスプーンのような形になった爪

貧血の可能性あり。栄養としてしっかりタンパク質を取る他に、病院で貧血の検査をした方いいでしょう。胃潰瘍の他、女性の場合は子宮筋腫や子宮内膜症など貧血に隠れた病気のサインがあることも。

■プロフィール■

三輪考司(みわ・たかし)さん
鍼灸・接骨・漢方の犬山堂代表兼院長。全国的にも稀な鍼灸治療と漢方治療を同時に行うワンストップ型東洋医学治療院として、鍼灸・接骨・漢方の犬山堂( 愛知県)を開院し、代表兼院長をつとめる。不定愁訴やメンタル(うつ)、変形性ひざ関節症、天気痛、不妊症、EDなどにも、鍼灸および漢方を用いて、東洋医学での治療を行っている。
 

ネイルケアから見た爪の縦線・横溝・二枚爪ができる原因

爪も皮膚の一部ですが、正確には皮膚の角質層が固く変化したもの。一般的にひと月に約3㎜ほど伸びますが、年を取るにつれて、爪が伸びる速度も緩やかになります。

爪が美しくピンク色に輝いて見えるのは、爪の下の血流がよい証拠。爪は、爪の下から栄養や水分を補給するので、この部分が白っぽい場合は貧血の可能性もあります。逆にピンクの部分が濃いのは、爪の表面を磨きすぎて、爪が薄くなりすぎている証拠。

縦線

爪の縦線ができた状態

最近流行しているジェルネイルを繰り返すと、爪がもろく欠けやすくなります。またカラーを落とすための除光液のせいで爪の油分が抜けて、より乾燥しがちになります。すると、主に乾燥から生じやすい爪の縦筋・縦線が現れるようになることも。

横溝

爪の横筋ができた原因

2枚爪にも注意!

2枚爪になった原因

更年期を過ぎると女性ホルモンの分泌が減ります。すると、爪の材料となるケラチンというたんぱく質を保持する力も衰えていきます。その結果、末端まで栄養が行き渡らず、爪が割れやすくなったり、2枚爪になったり、縦が入ってつやがなくなっていきます。

爪切りによる深爪や、瓶のふたなどを無理やり爪で開けたり、シールをこすったり、爪を道具替わりに使うと、爪がはがれたり、二枚爪になる危険性も大。日頃から、爪ではなく、指のはらを使うクセをつけることが大事です。

美しい爪を養成する爪やすりのかけ方

爪の形を整える
 

ラウンド型に爪の手入れをする

 

 

スクエア型に爪の手入れをする

 

◎爪の形を決めたら、爪切りではなくファイルで形を整えていきましょう。爪先の白い部分は2㎜ほど残します。

1.長さをそろえる

ファイルで爪を整える様子

2.カーブを出す

ファイルで爪先を整える

3.サイドを整える

ファイルで爪の角を整える

4.角に丸みをつける

ファイルで爪の仕上げをする

この後に、オイルで爪全体の保湿を行いましょう。

自律神経のツボを押しながら、ネイル&ハンドマッサージでリラックス

1.オイルを爪の先につけていく

オイルで爪の保湿をする

手先を上に向けて、爪の裏側にオイルをつけて、爪全体の保湿をはかる

2.両手の指先をよくもみあわせる

爪にオイルをもみ込む

3.片手に水をたらしオイルと乳化させ、手全体になじませる

4.両手指を交差させ、指の間にももみこむ
 

オイルで指先を保湿する

 

6 薬指以外の指の爪の生え際2~5㎜下を各10秒もみこむ

(参照/『育爪のススメ』)    

■爪ケアについて教えてくれた人

嶋田美津恵(しまだ・みつえ)さん

嶋田美津恵(しまだ・みつえ)
育爪サロン ラメリック主宰。自身が化学物質過敏症を発症したことから従来型のネイルサロンを、爪のケア専門のサロンにシフト。「育爪」「爪育」コンセプトのもと、足と手の爪の悩み解消に努める。著書に『育爪のススメ』(マガジンハウス)がある。

イラストレーション=並河泰平

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