公開日:2021/07/16
イメチェン・ビフォーアフターは、「ハルメクWEB」読者モデルが髪型&メイクを変えて変身する様子を写真でレポートする連載企画。今回は、丸顔で顔が大きく見えるのが悩みだという50代女性・ちはるさんが、小顔カット&立体メイクで若返ります!
今回イメチェンに挑戦するのは「大人になってからは、ほとんどこのような髪型です」という、ちはるさん(50歳)。
前回の高橋さんのイメチェン記事を読んで「こんな風にステキに変身できるなら、私もプロの手でイメチェンをしてみたい!」と、思い切って応募してくれました。
「頭頂部のボリュームダウンと髪のパサつき、丸顔で顔が大きく見えるのが悩みです。子どもの頃おかっぱ頭だったので、ずっと長い髪に憧れていて。大人になってからも肩から上の長さに切ったことがありません。髪の長さはあまり変えずに、顔をシャープに見せたいです。メイクもいつも適当なので、小顔に見せるコツがわかれば……」と、ちはるさん。
「丸顔の人は、縦長のひし形シルエットがおすすめです。さらに、顔まわりの髪を内巻きになるようにカットすると、視覚効果でグッと小顔に見えるはず。頭頂部のボリュームも、前髪のカットでカバーしていきましょう」(石川さん)
「顔の輪郭はメイクで補正できます。ベースメイクで顔の外側に濃い色を入れてシェ―ディングする『立体メイク』で、お顔をキュッと引き締めていきましょう。眉も今より太く長めに書くと、より小顔に見えますよ」(鈴木さん)
イメチェンの方針が決まったら、写真撮影用の洋服をセレクトしていきます。
いつもは黒や茶色などの落ち着いた色を選ぶことが多いちはるさんですが、スタイリストさんにおすすめされたのは、初夏にぴったりの爽やかなブルーのワンピース。
「えー、こんなにかわいい服が私に似合うのか、ドキドキです」と少し不安そう。でも、その「いつもと違う自分」に出会うのがイメチェンの醍醐味!
「心配しないで大丈夫」というスタイリストさんのアドバイスに「じゃあ、がんばってみます!」と、挑戦してみることにしました。
※今回もシニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。
※画像は複数あります。Yahooで閲覧している方は、画像をスライドして確認ください。
シャンプーをしたら、いよいよイメチェンスタートです!
実は、撮影の1か月前にも髪をカットしたという、ちはるさん。
「夏に向けて髪が重いのが気になってカットしたんですけど、なんだか髪のパサつきが気になって……」
言われてみると、確かに毛先が乾燥して傷んでいる印象です。
「髪のボリュームを軽くしようとすいてしまうと、毛先がバサバサになりがちです。髪をすくのではなく、段(レイヤー)を入れると、ボリュームを押さえつつ、まとまりやすい髪型になりますよ」と石川さん。
まずは傷んでいる毛先をカットしてから、顔まわりの髪にレイヤーを入れていきます。
「顔まわりの毛先を内巻きになるようにカットすると、頬のラインをカバーできるので、小顔効果がアップします」
このレイヤーカットは、ちはるさんのもう一つのお悩み・頭頂部のボリュームダウンにも効果的なのだそう。
「年を重ねるにつれて頭頂部のボリュームは減ってしまうので、顔の下側にボリュームがある髪型にすると、頭頂部がペタッと見えてしまいがち。顔まわりにレイヤーを入れると軽さが出て、頭頂部のボリュームが気にならなくなります」
「頭頂部にボリュームを出してサイドをスッキリさせた縦長ひし形シルエットで、丸顔がキュッと引き締まって見える。それがこの、み……『ミラクル・ハルメクカット』……です」
自分で命名したネーミングに照れる石川さんの姿に、緊張していたちはるさんからも、思わず笑顔がこぼれます。
若々しく小顔に見せるために、髪の乾かし方にもポイントがある、と石川さん。
「分け目は老け見えの原因になるため、まずはドライヤーでいろんな方向から風を当てて乾かして、頭頂部や後頭部の髪をボリュームアップ。分け目をなくしていきます。
「半乾きになったら、顔まわりの髪を内巻きに手ぐしで整えていきます」
顔まわりに入れたレイヤーカットの効果で、手ぐしで乾かすだけでもしっかり内巻きカールに。優しくふわりとした髪型が、ちはるさんにぴったり! 撮影スタッフからも「かわいい~」の声が上がります。
髪が乾いたら、前髪をカット。
「前髪は頭頂部のイメージに大きく影響します。少し前髪を増やすだけでも、若々しい印象に見えるものです。高い位置から前髪を作ると、分け目が出にくい髪型になります」
髪の乾燥がお悩みだった、ちはるさん。サイドの髪のスタイリングには、ヘアアイロンを使います。
「ヘアアイロンで熱を加えると、髪にツヤを与えることができます。自宅でスタイリングするときは、ヘアクリームを使うのがおすすめ。オイルだと重くなってしまうのですが、ヘアクリームだと動きを出しながらツヤをプラスできます」
さらに高さを出すために、頭頂部にカーラーを巻いていきます。
「ヘアアイロンでサイドはタイトにまとめ、頭頂部と後頭部にボリュームを出すことで、小顔効果がアップします。カーラーは、耳の延長線上を起点に、後ろにある髪は後ろ方向に、前にある髪は前方向に巻きます」
これでヘアスタイルは完成です!
続いてはメイクです。丸顔で顔が大きく見えるのがお悩みという、ちはるさんに「大丈夫、ベースメイクで顔のまわりを引き締めて見せれば、グッと小顔に見えますよ」とメイク担当・鈴木さん。
ダークカラーを慣れた手つきで顔の上にポンポンと置き、頬の上にスティックチークで大胆にラインを引いていきます。
「わぁ、インディアンみたい!」と、驚くちはるさん(少し不安そう……)。
「こうやって、こめかみと顔の輪郭の少し内側にダークカラーを置くと、影になって顔が小さく見えるんです。チークも、頬骨の上だけではなく、頬骨に沿って横に入れると、顔がシャープに引き締まって見えます」と鈴木さん。
その言葉通り、パフで肌に色をなじませていくと、頬のまわりがシャープに!
「アイメイクも小顔に見せるポイント。眉を長めに書くと、顔のバランスが整って、さらに引き締まって見えます。アイラインも、目尻より長めに引いて、目をパッチリ大きく見せましょう」
リップを塗って、メイクも完成です!
肌の透明感がアップして、頬もキュッと引き締まった印象に。前髪&長めに引いた眉の効果で、目力もグンとアップ!
「なんだか自分じゃないみたい!」と、ちはるさんもうれしそうです。
そして、イメチェンのラストはネイル! おしゃれネイルで爪の先までキレイに仕上げていきます。今回もメイクと同時進行で作業してもらいました。
「ネイルをキレイに見せるポイントは、ベース作り。爪がデコボコしている状態で爪にそのままネイルを塗ると、キレイに見えないので、コンシーラータイプのベースコートで表面のデコボコをしっかり埋めてから、色を塗ります」と、ネイリスト・橋本まりえさん。
指を温めて爪の形や甘皮を整えてから、まずは肌色のベースコートを塗っていきます。
そして、その上に重ねるのは、ビビッドなオレンジのネイル!
「今回のテーマは『アクセサリー感覚で楽しむネイル』。お洋服の差し色になるような華やかなカラーを選びました。夏ならではのシルバーのラメネイルも合わせて、初夏らしい爽やかなネイルに仕上げました」
さぁ、これでヘアカット・メイク・ネイルと、すべてのメニューが終了しました。イメチェン完了です!
丸顔で顔が大きく見えるのが悩みだという、ちはるさん。小顔ヘア&立体メイクで、どのように変身したのでしょうか?
ちはるさんのイメチェン・ビフォーアフター写真がこちらです!
イメチェン前は、頬の下の髪の毛と頭頂部がペタッとしていたため、丸顔が強調されてしまっていました。
イメチェン後は、サイドのレイヤーカットで顔まわりがスッキリ! 分け目をなくして頭頂部をボリュームアップしたことで、縦長シルエットが強調され、丸顔が目立たなくなりました。
さらに立体メイクにより目力がアップして、よりメリハリのある顔立ちに。
イメチェン後はサイドも毛先まで髪にツヤが出て、より若々しい印象に。頬のシミも目立たなくなりました。
パサパサだった毛先を肩の長さにカット。下にボリュームがあった髪が、縦長シルエットになって、自然と重心も上へ。髪をすくのではなく、レイヤーを入れることで、キレイにまとまる&ツヤ感のあるミディアムヘアに仕上がりました。
イメチェン後、選んだ服に着替えたちはるさんを待っていたのは「おぉー!」「かわいい!」という、スタッフの歓声でした。
来店時の不安な様子が嘘のように、自信に満ちた笑顔で写真撮影に応じるちはるさんに、イメチェンの感想を聞いてみました。
「これまでずっと同じ髪型で、メイクも適当にしていたので、今日はプロの手で変身できて、本当に貴重な経験でした。洋服やネイルも自分では選ばない色を選んでもらって『いつもと違う自分』になれた気がします。髪型のスタイリングやメイクのポイントなど、日常生活でも役に立つ情報を教えていただき、ありがとうございました」
撮影後に友人に会うと言っていた、ちはるさん。翌日、編集部に届いたメールには、そのときの反応が喜びとともに綴られてていました。
「撮影の後、帰り道で偶然知人に会ったのですが全然気付かれず、声を掛けたら『誰だかわからなかった』とビックリされました。イメチェン大成功!ですよね。その後会った友人にも『ステキ!』と褒めてもらえて、うれしかったです」
ちはるさんがそうであったように、イメチェンで変わるのは、決して容姿だけではないはず。欠点を魅力に変え、人生を豊かに、これからを前向きに歩んでいくために、あなたもイメチェンに挑戦してみませんか?
えがお美容室
年齢を重ねた素敵な女性のための美容室。白髪が気になる、髪にボリュームがでない、 髪が細くなってきた、艶がなくなってきたなど、シニア世代ならではのお悩みにお答えします。スタッフの検温やマスク着用、器具の消毒、換気などの新型コロナウイルス予防対策も徹底しています。
TEL:03-5980-7522
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休
美容師:石川貴文さん
20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。
メイク:鈴木みほさん
40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
取材・文=竹下沙弥香(ハルメクWEB) ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=久瀧ゆき(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)
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ハルメク公式Youtubeチャンネルでは、今回のビフォーアフターの様子を、動画でも紹介中! 記事とあわせて、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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