香取慎吾や草彅剛との新事務所で自分を見つめて

俳優・稲垣吾郎!新しいスタートで起きた変化

公開日:2022.11.04

更新日:2022.11.13

映画「窓辺にて」で主演している稲垣吾郎さん。2017年に「新しい地図」としてスタートしてからの変化、そして稲垣さん自身の日常生活についても伺いました。

映画は大好き!これからも出演を続けていきたい

――このところ「半世界」「ばるぼら」などの映画出演が続いていますが、稲垣さんの活動の中で映画出演はどんな位置づけですか? 

稲垣吾郎さん(以下、稲垣吾郎)
とても重要ですね。やっぱり映画は大好きですし、出るのはもっと好きですから。デビューしてから、俳優としてずっとやり続けてきましたが、これまでは、映画の出演本数は少ない方だったと思います。

ここ数年は映画出演もコンスタントにできて自分にとっては理想的な状態です。これからもずっと続けていきたい仕事ですね!

 ――2022年10月末から開催の東京国際映画祭にも、「窓辺にて」で参加されたそうですね。

稲垣吾郎
はい。この作品が映画祭に出品されることが決まったので、それも楽しみの1つでした。東京国際映画祭は特別ですからね。あの空気はいいですよね。

新しいスタートを始めてからの自分の変化は?

――2017年からは、「新しい地図」が活動の場になりましたが、俳優としてのご自身に変化はありましたか?

稲垣吾郎
俳優としての変化は、役者としての僕を見る観客の方が決めることかもしれませんが……。自分の中では変わったこと思うことは、実は特にないんです。生きている限り、人は自然に変わり続けてるってことですから。

人生を重ねて経験をしていく中で、役者としての表現が変わってくる……、その形でいいと思っています。ただ、映画にコンスタントに出られるようになったという、“状況の変化”は大きいですね。

――「新しい地図」で一緒に活動する、香取慎吾さん、草彅剛さんは、稲垣さんにとってどんな存在でしょうか。現在、NHKの番組でも共演されていますね。

稲垣吾郎
グループで活動していた時代よりも、よく会ったり連絡を取るようになった訳ではありませんが、30年以上ずっと一緒にやっていきている仲なので、そこは言葉を交わさなくても通じ合っているものがあります。

う~ん……同じ環境で一緒に頑張っている「仲間」という、ことでしょうかね。今も、お互いの作品を見たり、刺激しあったりもする良い関係ですね。

自分の趣味を追究する時間が増えた

――稲垣さんは、以前から番組でも料理が上手で、他にも映画、音楽、文学、ワイン……などが好きと、多趣味で有名です。新しいスタートを始めてからそういったプライベートに費やす時間がより充実している、ということはありますか? 

稲垣吾郎
あります、あります!自分の時間がすごく増えましたよね。当然だと思いますが、それはいいことだと思います。

自分の時間が増えたので、映画観たり、小説読んだりして、好きなことができますね。それが自分の身になっていますし、仕事にもつながって楽しんでいます。

小説を読んだり、カメラも好きで写真を撮ったり……やりたいことは多いですが、これまでやってきた好きなことを継続している感じです。夜更かしはしませんけど(笑)

――最近、凝っていることはありますか? 

稲垣吾郎
自然がとくに好きになって、植物が増えてきましたね。花は元々好きでしたが、自然と向き合う時間であったり、自然の大切さを感じるようになりました。年齢的なものもあるのかもしれませんね!

これから迎える「50代」について思う事

――いま48歳という、大人の男性としても魅力的な年齢ですが、この先の「50代」に対してはどうイメージされてますか? 

稲垣吾郎
これまで、あまり年齢を考えないでやってきているのですが……「50」という数字には、とくに捕われらくないし変わらずにやっていきたいですね。

でも、今まで以上にケアはしないといけないかな?年齢や衰えに対して無理に逆らうことはないけれども、できることはやって予防・危機管理しながら、いい50代を迎えたいと思います。

 


――50代はどうありたい、と考えていますか?

稲垣吾郎
基本の「き」ですが、心も体も健康にです。健康年齢は大切ですね!

50代、60代の素敵な先輩も多く、皆さん元気ですよね。それにある程度の欲というのも持っていたいですね。まあ、“変わらずに”かな。


アイドル時代を経て、さらに大人の男性としての魅力を増している稲垣吾郎さん。大好きな映画、文学、料理などに時間を費やし、プライベートの充実ぶりも感じさせます。俳優としてもますます活躍が期待され今後が楽しみです。

「窓辺にて」

フリーライター市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者の妻・紗衣(中村ゆり)が、担当している小説家と浮気しているのを知っているが、妻には何も言えずにいた。そんなある日、文学賞の授賞式で出会った高校生作家・久保留亜(玉城ティナ)の受賞作に惹かれて、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。次第に彼女を取り巻く人間関係が気になっていくが……。

2022年11月4日(金)より、全国ロードショー監督・脚本:今泉力哉
出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来ほか
配給:東京テアトル
(C)「窓辺にて」製作委員会

稲垣吾郎(いながき・ごろう)

1973年生まれ、東京都出身。91年SMAPのメンバーとしてCDデビュー。2017年より「新しい地図」として活動する。2010年映画「十三人の刺客」で第23回日刊スポーツ映画大賞・助演男優賞などを受賞。19年主演映画「半世界」で、第31回東京国際映画祭で観客賞他を受賞。18年、「クソ野郎と美しき世界」は2週間で28万人を超える動員を記録。他に、「海辺の映画館─キネマの玉手箱」(20)、「ばるぼら」(20)に出演。レギュラー番組では、草彅剛、香取慎吾らと「ワルイコあつまれ」(NHK)に出演中。

文=金田千里、写真=小倉啓芳、編集=鳥居史(ハルメクWEB)

■もっと知りたい■

  1. YOUに聞く!人生後半を楽しむには?
  2. 黒木瞳!老化は怖がってもいい!
  3. 中山美穂のキレイの秘密は
  4. 松嶋菜々子!女優業と母親業を両立する秘訣
  5. 安田成美!外見ではなく内面を育てた
  6. 高畑淳子!大人こそ恋愛や人生を楽しんで
  7. 戸田恵子!アンパンマンから吹替まで声の誇り
  8. 大沢たかお!俳優人生を見直す2年の休業
  9. 板谷由夏!焦りを経て気づいた自分らしさ
  10. 熊谷真実!18歳年下夫との幸せライフの秘密
  11. 元・宝塚トップ真飛聖!遅咲きの女性を楽しむ
  12. 松雪泰子!運動とグルテンフリーを続ける
  13. 永作博美!ストレス解消術は〇〇?
  14. 室井滋!大人になって知った故郷の魅力
  15. 夏木マリの暮らし!格好良いスタイルの源
  16. 富司純子!女優業のこだわりと暮らし
  17. 国生さゆり!乃木坂46遠藤さくらの母に
  18. ミニスカ伝説!ツイッギーは今何してる?
  19. 松下由樹!葬儀社の役作りで気付いた終活
  20. 寺島しのぶ!息子の歌舞伎界デビュー
  21. 風吹ジュン!人生は飽きてもいい
  22. 鈴木保奈美!女優史上一番のダメ女を演じ
  23. 高岡早紀!魔性の女の素顔は……かなり
  24. 高島礼子!看護師&娼婦のクリスチャンを演じ
  25. 沢口靖子!実は体育会系でおっちょこちょい
  26. 坂井真紀!50代からポジティブな諦めのススメ
  27. 岩田剛典!ソロ活動を望んだ一線を越えたい想い
  28. 永瀬正敏!後悔と愛すべき存在
  29. 平野レミ、最愛の夫との死別…
  30. 篠原涼子!年下男性の魅力と「禁断の愛」
  31. 中井貴一!大人世代が目指すべき生き様
  32. 市原隼人!反発の10代と愛することへの情熱
  33. 松山ケンイチ!東京と田舎の二拠点生活
  34. 長谷川博己!人生の終わりを考える
  35. 磯村勇斗・恋愛に年齢は関係ない
  36. 氷川きよし!自分に正直に生きる理由
  37. 阿部寛!美しい皺を刻みながら年齢を重ねたい
  38. 吉瀬美智子!きれい維持の秘訣は即・行動

ハルメク365編集部

女性誌No.1「ハルメク」の公式サイト。50代からの女性の毎日を応援する「観る・聴く・学ぶ・つながる」体験型コンテンツをお届けします。
会員登録をすれば、会員限定動画を始めさまざまな特典が楽しめます!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画