女優・松嶋菜々子!大沢たかおのプレッシャーに屈せず
2020.02.072020年07月12日
美と健康をキープする鍵は「日々の暮らし」にアリ!
松嶋菜々子!忙しい女優業と母親業を両立する秘訣
仕事と家庭を両立しながら、常にトップ女優であり続ける松嶋菜々子さん。両立していくための努力と、女優としての将来についてお伺いしました。
睡眠は1日7時間は必須!自分の体としっかり向き合う
――女優という見られる仕事をすることで、美容や健康面で松嶋さんが気を付けていることはありますか?
松嶋菜々子
無理ができない年齢になってきているので、睡眠はしっかりとるようにしています。
最低1日7時間は睡眠時間が欲しいですね。睡眠が足りないと、細かいところで体に不調を及ぼすような気がします。
あとはバランスよく三食きちんと食べて栄養を取ることと、ジムに通って体を動かすことです。
血流をよくして、こまめに体のケアをしてあげることが大切だと思っています。なんだか肩が重いと感じたら、すぐにストレッチをするなど、自分の体の小さな変化にも気が付けるよう、きちんと管理していこうと心掛けています。
――ぐっすり眠るために工夫していることはありますか?
松嶋菜々子
そうですね、眠る前に適度なストレッチをするようにしています。あと枕はできるだけ薄めのものを選んだり、寝るときはお部屋を真っ暗にして加湿器を使って部屋を乾燥させないようにすることなどですかね。みなさんがされていることと、あまり変わりないと思います。
どんなに忙しくても、家族との時間は工夫する
――お忙しい毎日の中、女優業と家庭を両立させるのは大変なことだと思いますが、心掛けていることなどありますか?
松嶋菜々子
家族との時間は大切にしています。子どもたちも大きくなり、食事の時間がバラバラになることが増えてきました。なので、私と食事の時間が違っても、食事をするときは、できるだけ食卓について話をするようにしています。
仕事で家を空けがちなときは、不在の理由をきちんと子どもたちにも説明をしています。「このお仕事は夜の撮影が多くなりそう」「何時から何時までは、お仕事で家にいられないの」など、自分の仕事のスケジュールについて、一つ一つ説明し理解して協力してもらっています。
ただ、どんなに忙しくても、子どもの行事は参加することに決めています!
――なるほど。家族だからわかっているはずと思わず、きちんと説明することは必要ですよね。
松嶋菜々子
そうですね。そもそも私は、がんばって両立しているという意識はあまりないんです。家族それぞれがやりたいことを尊重し、助け合っていこうねというスタンスです。
「ありがとう」という感謝の気持ちは必ず伝えますし、子どもと離れて行動をしていても「心はいつも、そばにいる」ということが伝わるように心掛けています。
もう少しワガママに軽やかに生きていきたい
――女優としての未来像はありますか? こういう女優になっていたいなど。
松嶋菜々子
私は自分を俯瞰で見る癖があるんです。人様に見ていただくお仕事をしているので、ときどき自分を俯瞰で見て、公私のバランスを整えながらやってきたのですが、生真面目にバランスにこだわりすぎると疲れてしまうこともあって。
なので、少しだけワガママに軽やかに生きていきたいなと思っています。
――先輩女優さんの中で、お手本になる方などいらっしゃいますか?
松嶋菜々子
海外の女優さんなど、自分のスタイルを持っていらっしゃる方が多いですね。例えばジェーン・バーキンさんなど、自分が20代の頃から見ていますが、年齢を重ねてもずっと自分のスタイルを貫いていてカッコいいなと思います。
けれど、先輩の女優さんだけでなく、最近の若い女優さんも、個性的でのびのび演技をされていて素敵だなぁ。彼女達から学ぶことも多いです!
松嶋菜々子(まつしま・ななこ)プロフィール
1973年生まれ、神奈川県出身。96年NHK連続テレビ小説「ひまわり」のヒロインに抜擢され、97年『恋と花火と観覧車』で映画デビュー。以降、映画、ドラマなど多数の作品に出演している。主な出演作は『リング』(98)『ホワイトアウト』(2000)『眉山(びざん)』(2007)『祈りの幕が下りるとき』(2018)。ドラマ「GTO」(1998年フジテレビ)「救命病棟24時」(1999年フジテレビ)「やまとなでしこ」(2000年フジテレビ)「家政婦のミタ」(2011年日本テレビ)連続ドラマW「頭取 野崎修平」(2020年WOWOW)など。
取材・文=斎藤香 写真=窪徳健作 編集=鳥居史(ハルメクWEB)
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