近距離で差がつく、口元ケアの新習慣!
近距離で気になる口臭対策!年末年始に向けた口元ケア習慣
近距離で気になる口臭対策!年末年始に向けた口元ケア習慣
公開日:2025年12月25日
気になる口臭とサヨナラ!「口元美人」で飲み会シーズンを乗り切ろう
年末年始は人と会う機会が増えるシーズンです。食事や会話のたびに、ふと自分の口臭や歯の黄ばみなどが気になってしまったことはありませんか?
特に冬場は、乾燥や水分不足によって唾液の分泌が減りやすく、口内の「汚れを洗い流す力(自浄作用)」が弱まりがちです。その結果、口臭や口内のねばつき、歯ぐきの不快感が気になることも増えるでしょう。
歯垢リスクPR事務局の調査によると実は、約2人に1人(50.4%)が飲み会後に歯みがきをせずに寝てしまった経験があるという調査結果も。特に40代では57.7%と最も高く、気をつけたい世代です。
また、冬場は乾燥や水分不足によって唾液の分泌が減りやすく、口内の「汚れを洗い流す力(自浄作用)」が弱まりがちです。その結果、翌朝に口のネバつきや口臭を感じた経験がある人は7割以上(70.8%)。食事やお酒の後は、想像以上に口内環境が乱れやすいのです。
また、50代・60代になると、「歯ぐきが下がってきた」「口元がくすんで見える」など、加齢にともなう変化に気づきやすいタイミングです。こうした違和感をそのままにしておくと、口元だけでなく表情全体の印象にも影響してしまいます。
なかでも気をつけたいのが「歯垢」です。歯垢は、歯に残った食べかすを餌に細菌が増殖してできる“細菌のかたまり”。放置すると、口臭や歯ぐきの炎症の原因につながり、将来的には歯周病・全身疾患のリスクにも。現役世代の半数が歯垢リスクを抱えているというデータもあり、日々のケアが欠かせません。
とはいえ、難しいケアを始めなくても大丈夫。毎日の習慣を少し見直すだけで、口元の清潔感はしっかり保てます。
口元を整えるために、今から始めたい3つの習慣
口元の清潔を保つためには、歯垢をためない習慣が欠かせません。今日から始められる“口元を整える3つの習慣”をご紹介します。
1.フロスや歯間ブラシを活用する
今の時期、忘年会や新年会などで外食が増えると、歯を磨くタイミングが不規則になりやすく、歯垢も蓄積しがちです。
そこで、フロスや歯間ブラシを活用しましょう。歯ブラシでは届かない歯と歯の間の歯垢まで、しっかりケアできるため口臭や歯ぐきの炎症、虫歯の予防にもつながります。
特に「口の中がネバつく」「歯ぐきから血が出る」「口臭が気になる」といった症状は、歯垢がたまっているサインです。フロスや歯間ブラシを併用して、細かい部分までていねいにケアする習慣をつけましょう。
以下の記事で歯垢リスクをチェックできます。最近お口の状態が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
>> 認知症予防につながるお口の簡単セルフケア4つの実践方法
2.ガムを噛んで自浄作用を高める
外出先で歯みがきが難しい時は、ガムを活用するのもおすすめです。ガムを噛むと唾液の分泌が促され、唾液による「汚れを洗い流す力(自浄作用)」が高まります。歯垢の蓄積や口臭予防にも役立つ、取り入れやすいケアです。
歯垢リスクPR事務局の調査でも、飲み会後にガムを噛む人は半数以上いることがわかっており、忙しい時や外出先でもできる「手軽なケア」として、すでに生活の中に取り入れている人が少なくありません。一方で、「疲れて面倒」「酔ってそのまま寝てしまう」「道具が手元にない」といった理由から、歯みがきを後回しにしてしまう人も多く、年末年始のように飲酒や外出が増える時期は、とくに歯垢リスクが高まりやすいとされています。
なかでも注目したいのが、ユーカリ抽出物を配合したガムです。近年の研究では、歯垢の生成を抑えたり、歯ぐきの炎症を軽減したりする働きが報告されています。歯周ポケットの深さや出血の改善にも一定の効果が期待されています。
さらに、キシリトール成分も唾液の分泌を促し、歯垢がつきにくい環境づくりをサポートします。
調査では、食後にキシリトール入りガムを約5分程度噛む「締めガム」の習慣が、健康な口腔環境づくりの第一歩として提案されています。ガムを噛み続けることで唾液がお口にしっかり行き渡り、自浄作用を高めることができるのです。歯ブラシが届きにくい部分のケア補助にもつながります。
口内のケアもできるガムは、食事の後のちょっとしたタイミングで取り入れやすいのが魅力です。バッグに1つ忍ばせておけば、外出先でのケアもぐっと気軽になります。
ただし、ガムはあくまで応急処置と考えましょう。帰宅した後は、歯ブラシとフロス、歯間ブラシでしっかりケアすることが大切です。歯垢を残さない習慣として、「外出時のガム+帰宅後の歯みがき」の2ステップを実施してみましょう。
3.歯ぐきと口角のケアをする
清潔感のある口元をつくるためには、歯そのものだけでなく、歯ぐきや口角といった周囲の印象にも気を配ることが大切です。
年齢を重ねると、歯ぐきの位置が下がったり、血色が悪くなったりと変化が現れやすくなります。血行を促す歯ぐきのマッサージを取り入れてみましょう。
マッサージ方法はとても簡単。清潔な手で、歯ぐきを軽く押し上げ、円を描くようにやさしく刺激するだけでOKです。歯肉全体を心地よい力加減で動かしてあげましょう。
また、口角が下がっていると疲れて見えることがあり、不機嫌な印象につながることも。鏡の前で軽く笑顔を作るだけでも表情筋を刺激でき、口角の下がりを防ぐ効果が期待できます。
さらに、歯の黄ばみが気になる場合は、歯科でのホワイトニングを組み合わせるのも◎。専門的なケアを組み合わせ、口元全体をトータルに整えると、より清潔感のある印象に近づけます。
年末年始こそ、笑顔に自信がもてる口元づくりを
年末年始は人と会う機会が多いため、口元の印象が気になりやすい時期。そんな今こそ、お口のケアを見直すチャンスでもあります。
口元に自信が持てると、自然と笑顔が柔らかくなり、人との会話やコミュニケーションが一段と心地よく感じられるようになります。特別なケアよりも、まずは毎日のセルフケアを見直すことが大切です。
この冬は、口元から自分を整える時間をつくってみませんか。今日から始める「口元美人レッスン」で、気持ちよく、自分らしい笑顔で年末年始を迎えましょう。
>> いつまでも“自分の歯”で食べるために。今日からできるお口ケア3つの秘訣
■取材協力:歯垢リスク事務局




