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- 口臭対策にも!唾液の分泌量を増やすエクササイズ
口内の健康はもちろん、体の健康にも大きく関係している唾液。口内を清潔に保ち、口臭を防ぐ唾液の役割を解説します。簡単に、サラサラ唾液を分泌するエクササイズも、口もと美容スペシャリストである、歯科医師の石井さとこさんに教えていただきました!
石井さとこ(いしいさとこ)さんのプロフィール
口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。2005年~2012年まで、ミス·ユニバース·ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、オフィシャルサプライヤーとしてプロデュースに参加。女優·モデル·タレント·アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。
「美しい口もと」ワニブックス刊 1400円(税抜)
女優・モデル・アナウンサーらの美を支えている著者が贈る渾身の口もと美容バイブル。オーラルケアの基礎知識や、正しい歯磨きの仕方、口まわりの筋肉を鍛えるエクササイズなど、今すぐできる口もとケアをご紹介。
唾液の4つの役割とは?
「健康な人は1日に1~1.5Lの唾液が分泌されています」と話すのは、歯科医師でありホワイトホワイト院長の石井さとこさん。唾液には大きく分けて4つの役割があるといいます。
「唾液には、食べ物を洗い流して歯垢をつきにくくする『浄化作用』、物を溶かして胃腸の消化吸収を助けるなどの『消化作用』、歯周病菌などの増殖を抑える『抗菌作用』、歯の表面のエナメル質を修復する『再石灰化作用』などの働きがあります」
口内の健康だけでなく体の健康にも大きく関係している唾液ですが、サラサラとしているときと、ネバネバとしているときがあるのだそう。
サラサラ唾液とネバネバ唾液の違いとは?
サラサラ唾液とネバネバ唾液、分泌される上でそれぞれ、自律神経が大きくかかわっています。
「サラサラ唾液は、梅干しなどの酸っぱいものや液を食べているときや、水分をとっているとき、マッサージをしているとき、舌を動かしているときなどリラックスして副交感神経が優位になっている際に分泌され、口の中をキレイに浄化してくれます。一方、ネバネバ唾液は水分不足やストレスを感じたときに、交感神経が優位になり分泌されます」(石井さん)
サラサラ唾液をよく分泌させるためには水分摂取が大切ですが、緑茶などに含まれる抗酸化成分、ポリフェノールは口の中を乾燥させてしまうので、飲みすぎには注意しましょう。
また体内の血流をアップするのが効果的です。目線を上げて口を開けたりして、滞った血流をほぐすだけでも、唾液は出やすくなります。また、簡単に唾液を分泌できるエクササイズを2つご紹介します。
「ぴよぴよぷーエクササイズ」の効果とやり方
「ぴよぴよぷーエクササイズ」は、唾液量を増やすだけでなくフェイスラインをすっきりさせたり、むくみや唇の老化を防止する効果があります。
顔の下半分のもたつき、ほうれい線が気になるようになってきたという人もぜひ取り組んでみましょう。
1 唇をすぼませて「ぴよぴよ」 10回
ほおの肉を思い切り吸い込み、鳥のくちばしをまねて唇をすぼめます。そのまま唇が「ぴよぴよ」とさえずるように、上下に開けたり締めたりを10回繰り返します。
2「ぷー」と勢いよく両ほおを膨らませる 1回
大きく深呼吸をして、唇をすぼめたまま両ほおを「ぷー」と勢いよく膨らませて口輪筋をほぐします。
押すだけで唾液が出てくる「美肌耳ツボ刺激」
「美肌耳ツボ刺激」は、唾液腺の一つである「耳下腺」を押すマッサージです。唾液量がアップするだけでなく、成長ホルモン「パロチン」の分泌も促進するため美肌効果、リフレッシュ効果が期待できます。疲れたときやストレスを感じたとき、お肌のハリがないとき、更年期の不調を感じたときにもおすすめです。
1 耳の前部、少しくぼんでいるところを指で探す
骨のでっぱりがある近くに少しくぼんでいる部分を、指の腹で探してみましょう。
2 ツボを10秒プッシュする
中指でぐっとツボを押すと、口の中にじわっと唾液が分泌されます。そのまま10秒間、押して引くを繰り返します。
※この記事は2020年2月の記事を再編集して掲載しています。
※商品の情報は2023年9月時点のものです。
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