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更新日:2023年09月29日 公開日:2021年02月19日
頭、脇、足、部屋、洋服の悪臭を改善したい!
気になる体臭、あきらめていませんか? いつもの暮らし方にひと工夫した消臭習慣「体臭改善アイデア17」を取り入れて、においレス体質を目指しましょう。髪、頭皮、汗、足、部屋、洋服のニオイと幅広いジャンルでご紹介します!
関根嘉香さん
せきね・よしか 東海大学理学部教授。室内環境のニオイの他、皮膚から出る皮膚ガスによる体臭とヒトの健康状態の関係を研究している。
池下育子さん
いけした・いくこ 産婦人科医。いけした女性クリニック銀座院長。ストレスや加齢による変化など、幅広い年代の女性の相談に応じている。
宝田恭子さん
たからだ・きょうこ 宝田歯科医院院長。自然治癒力を高める歯科治療を積極的に行っている。
洗浄力が強過ぎるシャンプーで洗髪すると、頭皮の皮脂や常在菌のバランスが崩れ、強いニオイの原因になることがあります。アルコールを抜く休肝日があるように、髪も3日に1回、休洗髪日を設けてみて。ただし、汗をかいたりしてどうしても気になるときは、「塩シャンプー」でケアを。
ブラッシングをしてホコリなど余分な汚れをとり、頭皮をマッサージしながらぬるめのシャワーで洗い流します。次に、少しずつ塩シャンプーを頭皮にもみ込んでマッサージしたら、塩分をしっかり洗い流すだけ。髪の毛がキシキシするときは、仕上げに酢リンスを使いましょう。
塩シャンプーは洗面器1杯のお湯に小さじ1~2杯の粗塩を溶かすだけ。ドレッシングボトルなどに入れて使うと、頭皮につけやすくなります。酢リンスは洗面器1杯のお湯に大さじ1~2杯の酢を入れたら完成。
重曹スプレーは500mLのミネラルウォーターに重曹大さじ3杯ほどを入れ、かき混ぜるだけ。寝癖直しと頭皮のニオイケアが一度にできます。
体を洗い過ぎると、皮脂の分泌が過剰になり、逆にニオイの原因になってしまいます。夜の寝汗が気になったときは、朝、シャワーで流すだけで、十分ニオイを消すことができます。
(関根嘉香さん)
毎日汗をかく方が体はにおいません。そこで入浴時に、汗が出やすくなるトレーニングをしましょう。まず、手足を熱めのお湯に浸けます。手足には、あまり機能していない「寝たふり汗腺」が多く、集中的に温めると、その汗腺が機能し始めます。
次に、水を足したぬるめのお湯に浸かりましょう。コップ1杯の酢を入れるとより消臭効果が高まります。最低でも1週間、できれば2週間は続けると、汗が出やすい体質になります。
湯船の3分の1程度まで、43~44度くらいの湯を入れて、10~15分、ひざ下とひじ先を中心に。
38度くらいのぬるめの湯に、10~15分ほど下半身もしくは全身を浸けて、リラックス。
入浴後、すぐに扇風機の風に当たったり、冷たいものを飲んだりして体を冷やすのは厳禁。ゆっくり汗をかきながら、自然に体温を下げましょう。かいた汗は、肌に湿り気を残す程度に、固く絞った濡れタオルなどで拭くこと。
汗がおさまるのを待ってから、体が冷える前に服を着るようにしましょう。この入浴後のクールダウンが上手にできると、汗腺の働きがより活発になります。(編集部調べ)
洗い過ぎや乾燥でかかとが角質化していると、そこに汚れが入り込み、ニオイの原因になります。お風呂上がりなどに保湿クリームでケアし、なめらかな皮膚を取り戻しましょう。
また、爪の先や爪の周囲の皮膚との間の汚れは、歯ブラシを使って、週に1度、しっかりかき出して。(池下育子さん)
どんなに注意深く歯磨きをしても、年齢とともに歯垢や歯石はつきやすくなります。特に歯石は自分では取りきれず、硫黄のような特有の口臭を発生させることがあります。歯科医院で、定期的に歯垢や歯石を取ってもらいましょう。歯周病予防のためにも、虫歯の早期発見にもなります。(宝田恭子さん)
夜、寝る前に、エキストラバージンオリーブオイルをスプーン1杯口に含み、1分うがいします。うがい後はそのままでOKですが、気になる人は水でゆすいでも。オイルが歯や舌をコーティングして口内細菌の繁殖を抑えます。就寝中のドライマウスを防ぎ、朝起きたときの口臭が減ります。(宝田恭子さん)
ココアに含まれる食物繊維「リグニン」には、便臭の産生を抑え、産生されたニオイ成分をすみやかに排出する作用があります。便臭が気になるときは、朝食時、コーヒーのかわりにココアを飲む習慣をつけてみましょう。
朝起きたら、ウォーキングなどで軽く汗を流して、汗腺を目覚めさせましょう。ウォーキングは有酸素運動なので、いい汗が出ます。2~3週間で汗腺の機能が回復し、日中動いたときに、気持ちよく汗をかくことができるようになります。(関根嘉香さん)
代謝の低下はニオイの原因に。まずは生活リズムを整えましょう。中でも睡眠は、何時間寝るかではなく、規則正しく就寝することが大切。起床から14時間後に睡眠ホルモンの分泌が始まるので、そのタイミングで寝ること。遅くとも12時前に寝ましょう。リズムが整うと、脳や臓器の働きが活発になり、ニオイ物質が発生しにくくなります。(池下育子さん)
楽しくて時間がたつのを忘れてしまう瞬間や熱中できるものがあると、心がときめき、脳内の幸せホルモン(セロトニン)の分泌が活発になります。結果、心身のバランスが整い、代謝も活発になり、さまざまな不快なニオイを発しにくくなります。日々を前向きに過ごすことが、ニオイのケアにも、心のケアにもなります。(池下育子さん)
家のニオイは自分のニオイとは関係ない、ということはありません。実は、その空気を吸っているだけで、ニオイが血液にのって体内をめぐり、汗などから体臭となってにおいます。家のニオイはカビによるものが大きな原因。まずは、押し入れや戸棚の扉や窓を開けて、家の中の風通しをよくしましょう。(関根嘉香さん)
瞬時に家のニオイを消したいときは、まずは窓を開けて換気。さらに、レモンやみかんなどの皮をむいてみて。かんきつ系の果物に含まれるリモネンという成分が爽やかな香りと消臭効果で空気をフレッシュにしてくれます。(関根嘉香さん)
「足がくさい」は実は靴のニオイであることも。ニオイが気になる靴には、10円玉を数枚、靴の中に入れてみて。10円玉の原料の銅には優れた抗菌作用があり、ニオイや細菌の繁殖を抑え、消滅させる働きが。一時的にですが、ニオイを抑えることができます。(池下育子さん)
ジャケットなど洗濯しにくい衣類についたニオイは、入浴後の湿気がある浴室に干すと、湿気が繊維に入り込み、乾くときに湿気と一緒にニオイを消してくれます。急いでいるときは、スチームアイロンを当てるのも効果的です。
体のニオイ対策をしても、身に着ける衣類がくさければ、結局はにおってしまいます。とはいえ、ニオイのもととなる菌は頑固で、一度しみ込んでしまうと、通常の洗濯ではなかなか落ちません。直接肌に触れ、汗やニオイがしみ込みやすい肌着や靴下は特に、ニオイ除去も考えたケアが必要。皮脂を溶かして浮かすお湯と、殺菌効果のある漂白剤を使った浸け置き洗いが効果的です。
汗がしみ込んだ下着や靴下などを、洗濯機に入れる前に、酸素系漂白剤の「オキシウォッシュ」にしばらく浸けるだけ。その後、洗濯機で普通に洗って干せば、皮脂汚れと一緒にニオイも根こそぎ落とせます。生地が傷みにくいのも◎。
オキシウォッシュ1kg 1320円
取材・文=長倉志乃、井口桂介(ともにハルメク編集部)、撮影=masaco、イラストレーション=藤田ヒロコ
※この記事は2019年6月号「ハルメク」を再編集しています。
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