公開日:2020/06/05

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素朴な疑問

女性の加齢臭ってどんな臭い?原因と対策は?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

最近、ダンナさんの加齢臭が気になっていたけれど、私も加齢臭がしているんじゃないかって気になってきました。

 

女性の加齢臭ってどんな臭いなのかしら? 臭いを研究する東海大学理学部化学科教授の関根嘉香さんに、女性の加齢臭について聞いてみました。

 

加齢臭の原因とは

 
関根さん まず、女性も男性も加齢臭とされる臭いの成分は変わりません。
 

ええ!じゃあ、ダンナさんと私は同じ臭いがするっていうこと!?

 

関根さん 加齢臭の原因は、皮脂の酸化です。皮脂が酸化すると「2-ノネナール」という成分が皮膚ガスとして発生します。

グラフは、20~59歳の男性14名・女性13名を集めて頸部(首)の臭いを7時間かけて捕集した「2-ノネナール」の分泌量の計測結果です。
 

●が男性で、▲が女性ですが、なんと、40代半ばの男性と50歳の女性の「2-ノネナール」の放散量はほぼ同じ。男性ほどではありませんが、女性も年齢とともに加齢臭の成分がどんどん放散されていくことがわかります。
 

加齢臭は、古い畳や古本のような臭いです。皮膚の表面で皮膚ガスは発生するので、皮脂を洗い流したり拭き取れば臭いの元は取れます。また、抗酸化作用のある食べ物を取ることでも「2-ノネナール」の分泌は抑えられますよ。
 

女性は、35歳を機にフルーティーな香りがしなくなる


 関根さん 加齢臭が増えるだけでなく、女性の体臭は35歳を境に大きく変化します。若い女性には、桃や花のようないい香りのする体臭の成分が出ていて、それは35歳で分泌されなくなってしまうんです。
 

確かに「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、美しい女性のことをよく花に例えるけれど、実際に体臭として出ていたなんて!

 

関根さん 若い女性特有の体臭、桃のようなフルーティーな香りや桜の香りは、「ラクトン」という皮膚ガス成分が元になっていますが、上のグラフをみていただければわかるように、年齢とともにラクトンの分泌がどんどん減っていきます。
 

なんだか悲しい……。ラクトンを増やす方法はないの?

 

 

関根さん 大腸内の善玉菌のビフィズス菌が多いほど、ラクトンの放散量が増え、若い女性に特徴的な甘い香りを増加させることができるという研究結果は出ていますが、50代となると難しいですね……。
 

ガーン。じゃあせめて加齢臭を増やさないために、抗酸化成分のポリフェノールやビタミンCが含まれる食べ物をしっかり食べないと。

 

若い頃の香りを、何とか補えないかと後日調べたところ、ラクトンの特有の香りを補ってくれる制汗剤やボディソープ、消臭剤、サプリメントなどさまざま発売されていました。
 

臭いケアも科学とともに進化しているのね。私の体臭も、さらに進化しないように体の中からアンチエイジングを心掛けなくちゃ!


 
【監修】
関根嘉香(せきね・よしか)東海大学理学部化学科教授 理学博士

 

 

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猫のしなやかな動きがうらやましいわ~。
香りは女のたしなみよね♪ 

 

イラスト:飛田冬子


 

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