デリケートゾーンのかゆみ・臭い・黒ずみ対策

更年期世代のフェムケアにおすすめのグッズ5選

公開日:2020.01.27

更新日:2023.04.27

アラフィフ女性の気になる悩みを解決するアイテムを、同年代の美容ライター・中尾慧里さんがご紹介します。更年期に突入すると、デリケートゾーンにもかゆみやおりもの、臭いといったトラブルが発生しやすくなります。自分でできるケアを始めましょう。

更年期のデリケートゾーンにフェムケアが必要な理由

更年期「エストロゲン」の減少

フェムケア(FamCare)とは、女性の(Feminine)とケア(Care)の掛け合わせで作られた言葉です。デリケートゾーンである膣まわりのケアを含む、女性の身体や健康のケアをする製品・サービスが今注目を集めています。

なぜフェムケアが必要なのかというと、実は更年期世代になると、デリケートゾーンにトラブルが増えてきてしまうから。

更年期世代になると、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下します。エストロゲンは、コラーゲンや水分量を増やす働きがあり、若々しさを保つサポートをしています。その働きが低下することによって肌が乾燥したり、たるんだりといったエイジングサインが出てくるのです。

同じように、女性ホルモンの低下によって膣の粘膜が薄くなるそうです。そのせいで、潤いや弾力性、自浄作用などが衰え、陰部のかゆみやおりもの、におい、膀胱炎、セックス痛などのトラブルが増えてくるのだとか。膣にも更年期があるんですね。

自宅でできるフェムケアでデリケートゾーンのトラブルを回避!

デリケートゾーンのトラブルを回避

年齢とともに繊細になっていく、そんなデリケートゾーンのトラブルをどうケアしたらいいのか? これまた肌と同じで「洗浄」と「保湿」が基本と言われています。「洗浄」と「保湿」ですから、不要な汚れは落とし、潤いを与えてキープするということ。そして、エイジング対策として、マッサージやホワイトニングといったケアもプラスするとより効果的。

そして、デリケートゾーンは経皮吸収が高い部位でもあります。また、ほかの肌よりも㏗値が低く、弱酸性で乾燥しやすくて敏感。ですから、可能な限り安全が確認されているもの、㏗が調整されたものを使いたいですね。顔やボディで使っているアイテムを流用するのではなく、専用に開発されているフェムケアアイテムをおすすめします。

ステップ1:潤いを守りながら清潔に保つ洗浄アイテムで洗おう

あそこのかゆみは泡でやさしく洗う

ボディソープでごしごし、はもってのほか。泡でやさしく洗っていても、㏗値が高いものを使っているとアルカリ性に傾いてしまい、よい働きをしてくれる大切な常在菌を洗い流してしまうかも。それが陰部のトラブルの原因にもなりかねません。デリケートゾーンに最適な洗浄アイテムを探しましょう。

例えば「ピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ」は、ココナッツ由来の低刺激性洗浄成分を配合。天然由来成分100%で、デリケートゾーンの㏗値に合わせてあります。きめ細かい泡で出てくるのでやさしく手で洗え、泡立てる面倒もありません。香りは3種類。

あそこのかゆみにピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ

ピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ ジャスミン&ネロリ、ローズ&イランイラン、ビターオレンジ&レモン 各220ml 2100円(税抜)ピュビケア オーガニック www.pubicare-organics.jp/

ステップ2:保湿&マッサージ。鏡でチェックも!

保湿アイテムはクリーム、ジェル、ミルクなどさまざまなテクスチャーで発売されています。最近発売された「アイム ラフロリラ デリケートボディクリーム」は、乳酸菌とセラミドのダブル潤い効果が期待できる1本。女性ホルモンをケアするザクロ果実エキスやダイズイソフラボンなども配合。乾燥、かゆみ、ニオイなどのトラブルを改善します。

 

あそこのかゆみにアイム ラフロリラ デリケートボディクリーム

アイム ラフロリラ デリケートボディクリーム 150g 6800円(税抜) 問)Mellia株式会社 im-official.com

高品質の日本発デリケートケアブランド「トレスマリア」には、専用のソープとミルク以外にも「トレスマリア ミラー」を販売中。なかなかきちんと見ることのない部位だけに、現在の状態を知り、お手入れの様子や変化に気づきやすくなることで病気の予防にも。

デリケートゾーン専用のトレスマリア ミラー

トレスマリア ミラー 横93 x 高さ215 x 厚み8mm 1800円(税別)トレスマリア www.tresmaria.com/

そして、足の付け根の鼠径部はリンパの出入り口がある場所。老廃物がたまりやすく、血流も滞りがちなので手のひらでやさしくマッサージして巡りを促しましょう。

気になる黒ずみ・臭いにアプローチするフェムケアアイテムも

更年期になり、カサついて黒ずんでくるデリケートゾーン。ごしごし洗いや下着の締め付けなど日常生活のダメージの蓄積でもあります。専用の美白美容液で毎日ケアしてみては? 

「アンティーム」は、植物療法の第一人者でもある森田敦子さんが提唱・開発する、女性のためのブランド。「アンティーム ホワイトクリーム FF」はフレグランスフリーで、まろやかな使い心地。乳首やワキにも使えるので1本持っていると便利です。

あそこの黒ずみにアンティーム オーガニック by ルボア アンティーム ホワイトクリーム

アンティーム オーガニック by ルボア アンティーム ホワイトクリーム FF 100g 2600円(税抜) アンティーム オーガニック intime-cosme.com/

旅行先や外出中でのエチケットケアも気になるところ。携帯シートなどもありますが、気になるニオイ対策用のフレグランスミストも重宝。THREEから誕生した「THREE ピュリファイングインティメイトミスト」は、ティートリーやローズマリー油などの爽やかなブレンド精油と芳香水、アンズ果実エキスなど植物のパワーで不快なにおいを防ぎます。ワキにも使えるのでポーチに入れておいて。

あそこの臭い対策にTHREE ピュリファイングインティメイトミスト

THREE ピュリファイングインティメイトミスト 30ml 3800円(税抜)THREE www.threecosmetics.com/

女性の人生が長くなってきた昨今だからこそ、デリケートゾーンも軽視せずに適切なお手入れをしていきたいですね。


■もっと知りたい■

中尾 慧里

なかお・えり 1966(昭和◎41)生まれ。ビューティライター。チャイルドボディセラピスト1級取得。女性誌、WEBにて美容に関する記事執筆、コスメ開発のコンサルティングなども手掛ける。インスタグラム@erierikisekiをゆっくり更新中。

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