こだわり過ぎて楽しめないのはナンセンス

女優・高岡早紀!魔性の女の素顔……実はかなり自然体

公開日:2021.06.24

更新日:2021.06.25

映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」に主演する高岡早紀さんに美容と健康についてインタビュー。「楽しめないと続かない」と言う高岡早紀さんのライフスタイルは自然体。そんな日々の生活についてお話を伺いました。

楽しく感じられないことは続かない!犬の散歩は最高の健康法

楽しく感じられないことは続かない!犬の散歩は最高の健康法

【1記事目】
女優・高岡早紀!魔性の女が28歳の純愛サイコパスに >>

―高岡早紀さんは女優として、私生活でも美容や健康など気を使っていることはありますか? 健康法など教えてください。

高岡早紀さん(以下、高岡早紀)
今は犬の散歩が日課です。大型犬のダルメシアンを飼っていて、毎日、多いときは3時間、平均2時間は散歩しています。犬の散歩はいい運動になっていますね。

以前はジムにも行っていたんです。スイミングをやったりウエイトレーニングをやったり、あとヨガやピラティスも経験しました。結構長くやっていたのですが、どうしても、楽しいとか、面白いと思えなくて。重いダンベルを持ちながら「私は何をしているんだろう、何のためにダンベル持っているんだろう」と思ったりしていました。健康のため、スタイル維持のためにやっていたんですけど、私の場合、そういう目的だと続かないみたいです。

―あまりいい結果を得られなかったんですね。

ウエイトレーニング

高岡早紀
そうですね。体重を減らそうと思ってやってみましたが、トレーニングが終わると、お腹がすいて食べてしまうから、結局減りませんでした。やはり楽しくトレーニングできないから、いい結果が得られなかったんじゃないかと思います。もちろん体を鍛えてシェイプアップできる人もいると思いますが、そういう方はきっと楽しくトレーニングできているんですね。私には向いていなかったようです。

―散歩は気晴らしにもなるし、犬と一緒だから、一人で黙々と励むトレーニングとは異なりますね。

高岡早紀
そうですね。とにかく大型犬を両手でつないで歩くので、それだけで筋トレ効果があると思います。あと歩きながら景色を眺めたり、季節を感じたりできるのも気持ちいい! 私にとっては最高のリラックスであり、健康法です。

スキンケアは先輩女優の教えを守って「保湿重視」

スキンケアは先輩女優の教えを守って「保湿重視」

―ほかに美容について、特別にしていることはありますか?

高岡早紀
昔、先輩女優さんから、「とにかく保湿が大切、自分に合った保湿をたくさんしなさい」と言われました。その教えを今も守って保湿は欠かしていません。その女優さん、とてもお肌が美しい方だったので、間違いないです。保湿はきちんとした方がいいと思います。

あとノンカフェインが体にいいと聞いたので、ルイボスティーを飲んでいます。いつもポットに入れて持ち歩いていますね。でも「絶対にルイボスティーじゃなくてはダメ!」ということはなくて、なければ他のお茶も飲みますし、私はあまり一つのことに細かくこだわるタイプではないんですよね(笑)。

年齢を重ねて得た経験値が私を自由にしている

年齢を重ねて得た経験値が私を自由にしている

―高岡さんは、十代の頃から女優の仕事をされていますが、年を重ねての変化をどう捉えていらっしゃいますか?

高岡早紀
年齢を重ねるということは、いろいろなことを体験してきたということでもあるので、経験値がある分、強くなり、逆に自由になってきました。自由にふるまっても大丈夫という、揺るがない自分がいます。若い頃と比べるとかなり自信がついてリラックスしていますね。

若い頃はとにかく「がんばらなくちゃ!」と肩ひじ張って生きてきたし、けっこう大変だったなあと思いますが、今はとってもマイペース。

もちろん仕事は、周囲との調和を考えて完璧を目指しますけど、私生活では、こだわりを持つとそれに縛られるので、私はこだわりを持たず、自由にのびのび生活しています。それが性に合っているみたいです。


高岡早紀(たかおか・さき)
1972年、神奈川県生まれ。1988年にデビューし、1989年、映画「バタアシ金魚」のヒロイン、ソノコを好演して話題に。1994年、深作欣二監督作「忠臣蔵外伝 四谷怪談」の演技が絶賛され、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報賞主演女優賞など、日本の映画賞を数々受賞した。そのほかの出演作は「KYOKO」(1996年)「モンスター」(2013年)「雪の華」(2019年)「ファーストラヴ」(2021年)など。2021年5月20日に、エッセイ集『魔性ですか?』(KADOKAWA刊)を上梓。

「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」

「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」
(2021年6月18日より公開)
オトナの土ドラで大評判の「リカ」「リカ~リバース~」(東海テレビ)がついに映画化。山中でスーツケースに入った死体が発見されます。被害者は3年前に逃走犯、雨宮リカ(高岡早紀)に拉致され行方不明になっていた男性。警視庁捜査一課の奥山刑事(市原隼人)は、偽名を使ってマッチングアプリに登録し、リカと計画的に出会い、おびき寄せる作戦を立てます。しかし、おとり捜査を続ける中で、奥山はリカにのめり込んでいってしまうのです。

監督:松本創
原作:五十嵐貴久「リカ」「リターン」(幻冬舎文庫)
出演:高岡早紀、市原隼人、内田理央、水橋研二、岡田龍太郎、山本直寛、尾身としのり、マギー、佐々木希


取材・文=斎藤香 写真=泉三郎 ヘアメイク=白川いくみ スタイリスト=寳田マリ 編集=鳥居史(ハルメクWEB)

■もっと知りたい■

  1. 女優・高岡早紀!魔性の女が28歳の純愛サイコパスに 
  2. 本音があふれる!女優インタビュー記事一覧
  3. 中山美穂のキレイの秘密は…ストレスフリー生活にあり
  4. 松嶋菜々子!忙しい女優業と母親業を両立する秘訣
  5. 安田成美!外見ではなく内面を育てるために
  6. 高畑淳子!大人こそ恋愛や人生を楽しんでほしい
  7. 大沢たかお!俳優人生を見直す2年の休業と復帰の裏側
  8. 板谷由夏!焦りを経て気づいた自分らしい生き方
  9. 熊谷真実!18歳年下夫との幸せライフの秘密
  10. 元・宝塚トップ真飛聖!遅咲きだから女性を楽しみたい
  11. 松雪泰子47歳!運動とグルテンフリー食を続ける理由
  12. 永作博美!全てを持つ女性が幸福とは限らない
  13. 永作博美50歳!ストレス解消術は家事効率化?
  14. 黒木瞳!老化は怖がってもいい…自然体の魅力
  15. 鈴木保奈美!女優史上一番のダメ女を演じた舞台裏は?
  16. 室井滋!大人になって知った故郷の魅力
  17. 夏木マリの暮らし!格好良いスタイルの源は利便性
  18. 富司純子75歳!女優業のこだわりと暮らし
  19. 国生さゆり!元アイドルが乃木坂46遠藤さくらの母に
  20. ミニスカ伝説のモデル!ツイッギーは今何してる?
  21. 松下由樹!葬儀社の役作りで気付いた終活の意義
  22. オトナ女性の新常識!?イマドキ情報一覧はコチラ>

ハルメク365編集部

女性誌No.1「ハルメク」の公式サイト。50代からの女性の毎日を応援する「観る・聴く・学ぶ・つながる」体験型コンテンツをお届けします。
会員登録をすれば、会員限定動画を始めさまざまな特典が楽しめます!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画