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- 女優・高岡早紀!魔性の女が28歳の純愛サイコパスに
女優・高岡早紀さんが主演する映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」。愛する人を追いかけて決して離さないリカの愛し方について、そして自身の恋愛観について伺いました。
SNSでもゾワゾワ怖いと話題!純愛サイコパスを熱演
高岡早紀さんが主演している最新作「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」(2021年6月18日公開)は、オトナの土ドラで放送された「リカ」、「リカ リバース」(東海テレビ)シリーズの劇場版。自称28歳のリカは、運命の男性に出会うと、ピュアな愛情が炸裂!どこまでも男性を追いかけていく純愛モンスターと化すのです。
特に「雨宮リカ、28歳です」のフレーズが強烈なインパクトで、SNSでも話題になりました。この映画の裏側、高岡さんの恋愛観、そしてライフスタイルなどさまざまなお話をインタビューしました。
―映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」、のリカは、運命の人と出会うと、その人しか見えなくなり、少しでも間に割って入る者がいると「死ねばいい」とつぶやきますよね。すごく怖いけど、愛に正直な女性です。高岡さんはリカの魅力について、どう考えて演じられていましたか?
高岡早紀さん(以下、高岡早紀)
リカの魅力はピュア過ぎるくらいピュアなところですね。ピュアな人って、純粋でいい人という印象を持たれますが、実はサイコパスと紙一重で怖い一面もあるんです。この映画は、リカの「ピュアだけど怖い」という性質がよく描かれています。彼女の言動は、一般的には理解しがたい愛情表現なのですが、彼女なりの正義を貫いていますし、何事にも惑わされない、誰の影響も受けない強さがあります。そこがリカのすごさだと思います。
―ドラマ「リカ」のシリーズで主演をしてきて、今回、ついに劇場版が公開されますが、映画化のお話があったとき、どう思われましたか?
高岡早紀
前日譚のドラマ「リカ〜リバース〜」が制作されると聞いたとき、「凄くうれしい」と思ったんです。「リカ」が好評だったからこそ「リカ〜リバース〜」もできたわけですから。だから映画化のお話もうれしかったのですが、内容がかなり衝撃的で、脚本を読んだとき、正直かなり驚きました。
―どのような驚きだったのでしょう?
高岡早紀
私はドラマでリカを演じるとき、生身の人間として演じてきましたが、映画のリカは超人的な純愛モンスターになっていたんです。確かにリカはサイコパスであり、愛を貫くために恐ろしい行為にも手を染めてきましたが、それに加え、映画ではアクション要素が加わって、リカがよりパワーアップしているんです。
どうやって演じていこうかととても考えたのですが、結局、行動が激しくなっても、リカの本質は変わっていないんです。だから、軸をぶらさず、これまで築き上げてきたリカを大切に演じようと思いました。
好きな人には自分の気持ちをまっすぐに伝えたい
―リカは、愛する人に一途ですが、相手の出方を見るということはせず、とにかくアグレッシブに攻めますよね。「好き」という気持ちを隠さないし、愛情が深い。でもそれだけに裏切られると恐ろしいのですが、高岡さんの恋愛におけるアプローチは、どうでしょう?
高岡早紀
私もリカのように、好きな人には自分の気持ちをまっすぐに伝えたい方だと思います。でも彼女ほど盲目的にはなりませんし、裏切られたら逆上して、相手を突き詰めたりもしません(笑)。普通に大人の対応をしていると思います。
初のワイヤーアクションが楽しくて仕方がなかった!
―この映画では、ワイヤーアクションにも挑戦されていますね。
高岡早紀
はい。これまでワイヤーで吊るされるシーンを撮影した経験はあるのですが、アクションまでやるのは初めてでした。実は憂うつだったんです。あまりアクションは得意ではないので。
でも、最初に軽く飛んでみたとき、体に全く負荷がかからずフワっと飛べたのです。吊るされている痛みもなく、本当に自然に飛べたので、楽しくて楽しくて……。夢中で演じていたら、準備を整えていたスタントの方から「高岡さん、私の出番がなくなります」と言われてしまいました(笑)。ぜひそのシーンは見ていただきたいですね。
高岡早紀(たかおか・さき)
1972年、神奈川県生まれ。1988年にデビューし、1989年、映画「バタアシ金魚」のヒロインのソノコを好演して話題に。1994年、深作欣二監督作「忠臣蔵外伝 四谷怪談」の演技が絶賛され、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報賞主演女優賞など、日本の映画賞を数々受賞した。その他の出演作は「KYOKO」(1996年)「モンスター」(2013年)「雪の華」(2019)「ファーストラヴ』」(2021年)など。2021年5月20日にエッセイ集『魔性ですか?』(KADOKAWA刊)を上梓。
「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」
(2021年6月18日より公開)
オトナの土ドラで大評判の「リカ」「リカ~リバース~」(東海テレビ)がついに映画化。
山中でスーツケースに入った死体が発見されます。被害者は3年前に逃走犯、雨宮リカ(高岡早紀)に拉致され行方不明になっていた男性。警視庁捜査一課の奥山刑事(市原隼人)は、偽名を使ってマッチングアプリに登録し、リカと計画的に出会い、おびき寄せる作戦を立てます。しかし、おとり捜査を続ける中で、奥山はリカにのめり込んでいってしまうのです。
監督:松本創
原作:五十嵐貴久「リカ」「リターン」(幻冬舎文庫)
出演:高岡早紀、市原隼人、内田理央、水橋研二、岡田龍太郎、山本直寛、尾身としのり、マギー、佐々木希
取材・文=斎藤香 写真=泉三郎 ヘアメイク=白川いくみ スタイリスト=寳田マリ 編集=鳥居史(ハルメクWEB)
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