妻が一線を超えた理由は…愛か裏切りか?

篠原涼子が語る!ドラマ「金魚妻」過激演技への挑戦

公開日:2022/02/15

更新日:2022/02/26

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「アンフェア」や「ハケンの品格」などの人気ドラマシリーズで知られる篠原涼子さんの最新主演作は、Netflix配信のドラマ「金魚妻」。本作で背徳の妻役を演じた篠原さんに、同作の撮影秘話や運命的な出会いについて話を伺いました。

タワマンに住む妻たちの「愛と裏切り」を描く

コメディからシリアスなドラマまで、近年ますます役柄の幅を広げてきた篠原涼子さん。人気コミックが原作のNetflixシリーズ「金魚妻」では、エモーショナルな体当たり演技にトライしました。本作に登場するのはDV、夫の浮気、セックスレスなど、さまざまな問題を抱える妻たちで、見る者の心が大いに揺さぶられます。

金魚妻ストーリー

多数のサロン共同経営者で、タワーマンションの高層階に住むという、一見、勝ち組の人生を送っているように見える平賀さくら(篠原涼子)。実際にはケガで美容師の道を絶たれた心の傷を抱え、夫・卓弥(安藤政信)のDVや浮気にも悩まされています。そんな中、ふと立ち寄った金魚屋で、店主の春斗(岩田剛典)と出会い、交流することに。やがて二人は惹かれ合っていきますが……!

篠原涼子さん、岩田剛典さん、安藤政信さん、長谷川京子さんなど豪華なキャストで放つ本作は、挑発的な内容ながらも、愛の崇高さを描く作品となっています。篠原さん自身は本作の愛や運命を、どう受け止めたのでしょうか?

地上波では放送が難しい!?体当たりのラブシーンにチャレンジ

――まずは、Netflix配信の本作に出演した経緯から聞かせてください。

篠原涼子さん(以下、篠原涼子)
もともとNetflixのファンでよく見ていたし、地上波では難しいことに挑戦したいという気持ちがありまして。そういう中でこの話をいただいたので、ぜひやらせていただきたいと思いました。

――体当たりのラブシーンをはじめ、かなりチャレンジングな内容のドラマですが、出演する上でのためらいなどはなかったですか?

篠原涼子
本作のセクシャルな部分は特に抵抗がなくて、逆にそういうことに体当たりしたいという気持ちのほうが強かったです。いわば挑戦できる場所、やりがいのある場所が見つかったから、心から楽しみたいと思いました。

DV、セックスレス、姑との同居など……悩みが尽きない妻たち

――篠原さんは、夫からの仕打ちに傷つく「さくら役」を演じる上でどんなことを意識しましたか?

篠原涼子
さくらはすごくか弱い女性に見えますが、芯はしっかりしていることを表現できたらいいなと思いました。ただの悲劇的ヒロインではなく、見ている側も希望を見いだせるような主人公を目指しました。

――夫の浮気とDVに悩む篠原さんが演じる“金魚妻”の他、元カレと逢瀬を続ける“外注妻”、欲望を秘めた“弁当妻”、夫とのすれ違いからアルコール依存症の一歩手前の“伴奏妻”、「不倫」と聞くだけで頭痛がする“頭痛妻”、姑との同居問題を描く“改装妻”。ドラマの中にはさまざまな妻が出てきますが、一番インパクトが強かったエピソードは? 

篠原涼子
“弁当妻”です。妻が自分の後輩に抱かれる姿を見て興奮するなんて、かなり曲者だなと思ってドキドキしました。でも、そういう人の欲望を表すところがこのドラマの面白さですね。

実は私…一人では生きていけないタイプなんです


――さくらが春斗とふれあい、自分のあるべき居場所を見い出していくことは、見ていて自然な流れだと感じましたが。

篠原涼子
さくらは春斗と出会い、人の優しさや温もりを知ったことで、今まで知らなかった自分が現れたんだなと思いました。自分とさくらではタイプが違いますが、私も人に頼って生きているところがあるから、そこは共感できました。

――篠原さんは、これまで演じてきた役柄から、とても強い女性というパブリックイメージがありますが、そうではないんですね?

篠原涼子
私はよく「一人で生きていける強い女」だと見られがちですが、意外とそうではなくて。スタッフでも友達でも誰でもいいんですが、周りに誰かいないと生きていけないタイプです。何も考えてないようで意外と考えているし、実は寂しがり屋なんだぞと、そろそろ皆さんに気付いていただきたいです(苦笑)。

岩田剛典さんの演技に触れて、私の芝居も変わった!


――岩田剛典さんとは、映画「ウェディング・ハイ」でも共演されていますが、今回は相手役ということで、濃密な時間を共有してみていかがでしたか? 

篠原涼子
岩田さんはすごくお芝居が大好きな方だと感じました。一緒に物作りを模索してやってくださる方で、それほど話さなくても、目を合わせるだけで、気持ちが伝わってきます。

――中でも、印象深かった岩田さんとの共演シーンを教えてください。

篠原涼子
雨の中で抱き合うシーンは、思い描いていたイメージとは違うものになりました。雨がすごかったこともありますが、岩田さんの芝居を見て、泣いてるだけじゃなくて、微笑みたくなって、切り替えたんです。その時々で相手役によって、自分も芝居も変わるというか、計算じゃないものが出てくることはよくあります。

安藤政信さんとの夫婦役。壮絶なDVさえも贅沢な体験


――安藤政信さん演じる夫・卓弥のDVもかなり強烈でしたが、共演してみていかがでしたか?

篠原涼子
安藤さんはすごく魅力的でセクシーで、とてもレディファーストな方。演じる卓弥自身も、ある意味で心が寂しい人とも言えるので、このドラマはそういう人間の集まりだなとも感じます。

――安藤政信さんとはドラマ「青の時代」(1998年)以来の共演だったそうですね。

篠原涼子
はい。もう20年以上前で、すごくブランクがあったので、逆にやりやすかったです。「青の時代」ではそんなに絡むシーンがなかったので、今回とは比べづらいのですが、とても素敵な男性になられたのではないかと。安藤さんと一緒に夫婦役ができたのは、すごく贅沢だなと思いました。

「金魚妻」という作品に感じた運命とは?

――本作は「その愛は裏切りか、運命か」というものがテーマになっていますが、さくらと春斗の愛を、篠原さん自身はどちらだと捉えましたか?

篠原涼子
運命です。このドラマでは「たった一人の運命の相手」である「ツインレイ」という言葉がキーワードになっていきますが、やはり出会うべくして出会った2人であり「自分で選んでない道を通っても、なぜかいつもそこにいる」という感じで会ってしまいますし。また、私にとっても「金魚妻」という作品に出会えたことは運命だと思っています。

常に前を向いて、アグレッシブに挑戦を続けている篠原涼子さん。本作との運命的な出会いも、ある意味「必然だった」と、お話を聞いて思いました。後半では、女優としての理想像や美貌を保つ秘訣、プライベートな時間の過ごし方について話を伺います!
 

プロフィール

篠原涼子(しのはら・りょうこ)
1973年8月13日生まれ、群馬県出身の女優・歌手。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。ドラマの主な出演作は、映画化もされた「アンフェア」や「ハケンの品格」シリーズや、「anego(アネゴ)」(2005)、「ラスト♡シンデレラ」(13)、「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(17)など。映画の主な出演作は、「北の桜守」(18)、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(18)、第42回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した「北の桜守」(18)や、同年の日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞した「人魚の眠る家」(18)など。主演映画「ウェディング・ハイ」が3月12日(土)に公開予定。私生活では2005年に俳優の市村正親と結婚し、二児の母となり、2021年に離婚。

Netflixシリーズ「金魚妻」

Netflixにて全世界独占配信中
監督:並木道子(フジテレビ)/楢木野礼/松山博昭(フジテレビ)
原作:「金魚妻」黒澤R(集英社「グランドジャンプめちゃ」連載)
出演:篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子 他 
監督:並木道子(フジテレビ)/楢木野礼/松山博昭(フジテレビ)

取材・文=山崎伸子 写真=中村好伸 ヘアメイク=宮本陽子 スタイリスト=宮澤敬子(WHITNEY) 編集=鳥居史(ハルメクWEB)

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ハルメクWEB編集部

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