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- ひとりぼっちと感じたら?50代から人生を楽しむコツ
「私ってもしかしてひとりぼっち……?」50代は独身の人だけでなく、結婚していても家庭や仕事など環境の変化によって孤独を感じやすい時期です。ふとしたときに寂しさを感じたことはありませんか?50代から人生を楽しむコツを5つご紹介します。
ひとりぼっちになったと感じるのはどんなとき?
現代の50代は、若者でもなく高齢者でもない微妙な年齢です。パワフルに仕事をしている人も多く、孤独を感じるには早いようにも思えますが、独身・既婚にかかわらず、実は心の中でひとり寂しさを感じている場合もあります。
では、具体的にどのようなときに「ひとりぼっちになった」と感じるのでしょうか。
- 気持ちを誰かと共有できないとき
- 友人や知人から家族や孫の話を聞いたとき
- 子育てが終わったとき
- 病気や怪我をしたとき
職場などでは人と話す機会はありますが、プライベートで嬉しいことや楽しいこと、困ったことや悲しいことがあったときに気軽に共有できる人がいないと、寂しさを感じることがあります。
仲のよい友人やご近所の知人からも家族や孫の話を聞く機会が増えるため、自分の境遇と比較して孤独を感じてしまうことも。
子育てが終わって、子どもが独り立ちした後に孤独を感じる、いわゆる「空の巣症候群」に陥ることも多いでしょう。
また、精神的な面だけでなく、病気や怪我などで通院や入院が必要になったときに看病してくれる人がいない場合なども、不安を覚えやすいといえます。
これらは、独身の人のみに起こることだと思われがちですが、家族やパートナーがいる人も例外ではなく、「隠れぼっち」になる可能性があります。
50代でひとりぼっちになったと感じる原因は?
50代頃の女性の多くが感じるといわれる寂しさ。実は40〜50代は「ミッドライフクライシス」などといわれるほど変化の多い時期です。
長期間社会生活を営んできて家庭や仕事も安定しているケースも多いですが、自分の人生やアイデンティティに不安を覚え、ひとりぼっちになったと感じることもあります。
では、その原因は何なのでしょうか。
家族関係が変化したから
50代というと子どもの進学や独り立ち、夫婦仲の悪化、離婚、親の介護や死別などを経験することも多く、自分を取り巻く環境の中でもとりわけ家族関係が変化しやすい時期です。
20代や30代の頃は、結婚や出産、育児などたくさんのイベントがあり、その度に家族が集まります。夫と支え合ったりしながら家事や育児、人によっては仕事も全力でがんばってきた人も多いことでしょう。
それに比べて50代になると、家族との距離を感じるような出来事が多くなり、ぽっかりと心に穴があいたように寂しさを感じてしまいます。
特に子どもがいる人は、成長して頼ってくれなくなるだけでも自分だけ取り残されたような気持ちになりますが、これまで夫との間にクッションのような存在としていてくれた子どもがいなくなってしまい、夫婦二人だけの生活に不安を感じる人も少なくありません。
人の心は環境の影響を受けやすいため、環境が変化する時期に心を許せる人がいなかったり、自分を必要としてくれる人がいなかったりすることで孤独感が強まってしまいます。
年齢によって体が変化してくるから
50代前後になると、多くの女性が更年期によるさまざまな体の変化を感じるようになります。
更年期を迎えると女性ホルモンの一つである「エストロゲン」が減少し、それによって以下のような症状が現れることがあるため注意が必要です。
症状や程度、頻度は人によって異なりますが、精神的・身体的に不安定な状態になります。
また、エストロゲンの減少によって肌が乾燥したりシワやたるみが目立つようになったりなど、外見にも変化が現れて自分に自信が持てなくなり、外出する気持ちになれず家に引きこもりがちになる可能性もあるでしょう。
更年期に現れる症状は病気に関係していないことも多く、職場でも相談しにくかったり家庭内でも理解されなかったりすることも多いため、一人で抱え込んでしまいがちです。
それに加えて、腰痛や五十肩など体力や筋力の低下によって起こる症状も現れるようになり、「もう若くないのだ」という現実を突きつけられてしまいます。
以前は当たり前だった健康が徐々に失われていくことで、孤独感を覚えることもあるでしょう。
悩みを相談できる友人がいないから
悩みを相談できるような信頼のおける友人がいないと、寂しさや孤独を感じることがあります。
そもそも、50代になると頻繁に会う友達は少なくなるものです。若い頃はお茶したり旅行に行ったりする友達がたくさんいた人も多いかもしれませんが、結婚や出産、子育てなどを経て、気付いた時には友達とのつながりが希薄になっていたという人も多いのではないでしょうか。
子育て真っ最中は子どもを通じて知り合ったママ友など、所属するコミュニティがあるにはあり、子育てに関する情報もある程度は共有できるため、子どもが大きくなるまでは友達がいなくてもなんとなく過ごせてしまいます。
しかし子どもが巣立ってしまうと、ママ友との付き合いがなくなることも多いです。
そこで友達とおしゃべりしようと思っても、何年も連絡を取っていないため、今さら連絡しづらくなってしまい、ひとりぼっちだと感じてしまいます。
ひとりぼっちと感じたら!50代から人生を楽しむコツ
ひとりぼっちなのは自分だけだと思ってしまいがちですが、人間なら誰でも孤独を感じることがあります。
大切なのは孤独感を放置せず、人生を楽しむように努めること。
孤独状態が長く続くと、楽しいことがあっても楽しいと感じられなくなってしまいます。もちろん、一人ひとり抱える問題は異なりますが、「孤独感は風邪のようなもの」だと考えて気楽に過ごしましょう。
ここでは、50代から人生を楽しむコツを5つご紹介します。
友人やパートナーを見つける
50代でひとりぼっちだなと感じたときは、新たな友人やパートナーを見つけるのがおすすめです。
職場以外で気軽に話せる人がいると、ストレスも溜まりにくくなります。最近は、年齢に関係なく気軽に友人やパートナーを見つけられる方法も増えているので、試しに挑戦してみましょう。
習い事
友達やパートナー作りの場所として、近年人気なのが習い事です。
習い事の選び方によっては、出会いの幅を広げながら自分のスキルアップも叶えられます。現在の仕事でキャリアアップしたい人や、副業で何か始めたい人は、英会話スクールや資格が取得できる教室がおすすめです。
共通の趣味をもつ人と出会いたいのであれば、ワインやお酒のスクール、料理教室、写真教室など自分が興味のある習い事を始めてみるとよいでしょう。
ボランティア
友人やパートナーはほしいけれど、なかなか自分からは人に話しかけられない、何を話したらよいのかわからないという場合は、ボランティアに参加するのがおすすめです。
人間は何か役割を与えられた方が他人とコミュニケーションが取りやすいもの。ボランティアでは人と会話をしなければ仕事にならないし、そのような場でそのときやるべきことをやって過ごしていれば寂しさも感じにくくなります。
ボランティアをする中で自然と会話が生まれ、親しい友人やパートナーに出会える可能性もあるでしょう。
SNS
直接会って友人やパートナーを見つけることが苦手な人は、SNSを活用するのがおすすめです。
例えば、自分の何気ない日々や気持ちをブログに綴ってみたり、YouTubeに自分のチャンネルを作って動画を投稿してみたりなどさまざまな方法があります。
料理や手芸などが得意な場合は、インスタグラムに自分が作ったものの写真を投稿してみるのもよい方法です。
それらを見た人から、コメントがついたりダイレクトメールがきたりすることもあるでしょう。やりとりをしていく中で、自然と友人やパートナーができる可能性は十分にあります。
昔の友人に連絡を取ってみる
新しく友人を見つけるのは難しいという人は、昔仲がよかった友人に連絡を取ってみるのもよいでしょう。久しぶりに連絡してみることで、再び友人としての関係を築くことができる可能性もあります。
何年も連絡を取っていないと「今さら何を話せばいいの?」と尻込みしてしまいますが、気軽な感じで連絡してみると、案外会話が弾むかもしれません。
いきなり電話をするのは勇気がいるという人は、メッセージから始めるのもおすすめです。
一人でも楽しめる趣味を始める
一人でいる時間が長いと、孤独感が募ってしまうことがあります。
かといって気軽に誘える友人もいないし、新しく友人を作る気にはなれないという場合は、一人でも楽しめる趣味を始めてみるとよいでしょう。
おすすめは読書。特に小説は物語に没頭できるため、孤独感を紛らわせてくれます。
他には、映画鑑賞や音楽鑑賞、ガーデニングなども50代に人気の趣味です。一人で過ごす時間を充実させることで、友人やパートナーがいなくても人生を楽しめるようになります。
ペットを飼う
一人暮らしをしていて寂しいと感じる場合は、ペットを飼ってみるのもよいでしょう。
特におすすめなのは小型犬や猫。大型犬などは散歩に行くときなどに体力が必要ですが、トイ・プードルやミニチュア・ダックスフントなどの小型犬であれば、それほど体力面での心配はいりません。
また、猫であれば散歩の必要もないため、「散歩に毎日行くのはちょっと……」という人に向いています。
愛情をかけてお世話をしたペットが懐いてくれると、ひとりぼっちの寂しさが紛れるだけでなく、幸せを感じられます。
ただし、動物の飼育には責任が伴うため、きちんと育てられる環境と覚悟をもったうえで飼いましょう。
仕事に没頭してみる
仕事に没頭してみるのも、人生を楽しむコツの一つだといえます。
50代は子どもの手が離れることもあり、これまではパートやアルバイトとして働いていた人が正社員として再就職するなど、働き方も変わってくる時期です。
一日の中で多くの時間を費やすであろう仕事に一生懸命取り組み、没頭してみることで毎日が充実し、人生が楽しくなります。
生活費のために仕方なく働いているという人もいるかもしれませんが、仕事は社会とのつながりを感じられる貴重な時間であると考えてみると、今までと仕事に取り組む姿勢が変わってくるかもしれません。
どうしても仕事を楽しいと思えない場合は、思い切って転職してみるのもよいでしょう。
「50代で新しい仕事なんて見つからない」と不安に思うかもしれませんが、接客業や介護・医療業界など50代だからこそ求められる仕事もあるので、視野を広げて探してみてください。
病気としてのメンタル不調の対処法
寂しさなどから心がしんどい状態が続くと、何もやる気が起こらなくなったり漠然とした不安感に悩まされたりすることがあります。
そのような場合は、以下の専門家に助けを求めることが大切です。
- 心療内科医
- 精神科医
- カウンセラー
- セラピスト
心療内科や精神科では、問診で精神面や身体面で感じている症状を聞き、詳しく検査をしたうえで適切な治療を行います。
最初から心療内科や精神科を受診するのはハードルが高いという場合は、臨床心理士や公認心理士がカウンセラーを務めるカウンセリングサービスやセラピーを利用し、必要に応じて医療機関を受診するのもよいでしょう。
また、女性の50代は閉経前の更年期に入る人も多い時期です。女性ホルモンの変化による心身の不調、いわゆる更年期症状が出ることがあります。
メンタルの不調が更年期症状の一つであった場合は、「HRT(ホルモン補充療法)」で対処できる可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
50代の孤独感を解消して人生を楽しもう!
50代になると、ライフステージの変化によって家族との関係も変化し、体にもさまざまな変化が現れます。
気付いたら気軽に話せるような友人もいなくなっていて、「私ってひとりぼっちなんだ」と感じることもあるでしょう。
これは独身に限ったことではありません。結婚していたりパートナーがいたりしても孤独を感じることは大いにあります。
孤独感は精神面だけでなく身体的にも悪影響を与えるため、「ひとりぼっち」の状況から抜け出して人生を楽しむことが大切です。
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