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- 50代女性におすすめの資格・定年のない仕事を紹介!
50代女性におすすめの資格・定年のない仕事をご紹介します。無資格・未経験からでも目指せる仕事や、一人でできる仕事、資格なしでもできる仕事などなど。50代からのキャリアチェンジ、キャリアアップをしたい人はぜひ参考にしてみてください。
50代女性が転職する前に考えておきたいこと
子育てが落ち着くタイミングに差し掛かる50代女性は、仕事に復帰する人も多くいます。老後を見据え、60歳の定年までラスト10年ということもあり「今の仕事をこのまま続けていいのだろうか」「新しいことに挑戦したい」など、仕事に対して悩みを抱えている女性も。
また、年金の受給開始年齢が引き上げとなった影響もあり、定年後も仕事を続ける人も増加しているようです。定年のない仕事や新しい資格に挑戦する前に、考えておきたいことを見ていきましょう。
生活費や年金支給額
50代以降は、健康や病気のことを意識した上で生活費や年金支給額を考える必要があります。厚生労働省の「高齢者の生活実態」によれば、老後の最低日常生活費は「23.5万円」、ゆとりある老後生活費の場合は「37.8万円」という結果に。
毎月どの程度の生活費がかかるかは、家族の人数やその人のライフスタイルなどによっても変わってくる部分です。あらかじめ、計算しておくといいでしょう。
年金については、厚生労働省「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば国民年金の平均支給額が5万5809円、厚生年金が14万5865円となっており、国民年金と厚生年金では3倍近い差があります。この点も、考慮しておく必要があるでしょう。
どのように働くか、目的を明確にする
今まで仕事をしている人が転職をする、もしくは今まで子育てに専念していた人が復職をする、というのは何か目的があるはずです。
やりがい、生きがい、人とのつながり、給与アップなど、就職や転職の目的は人によっても異なりますが「自分はなんのために働くのか」を明確にすることが大切です。
通常であれば60歳で定年になります。定年のない仕事を選ぶということは、その仕事を長く続けていくということ。仕事探しの軸を持っておくと、自分のやりたい仕事を見つけやすくなります。
50代女性におすすめの資格・定年のない仕事
ここからは、具体的に50代女性におすすめの資格・定年のない仕事をご紹介します。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護職の基礎といわれる「介護職員初任者研修」よりも専門的な知識を持っていることを証明できる資格で、合格率もほぼ100%と高いです。この資格を持っていれば、国家資格である介護福祉士の受験資格が得られます。
介護職は無資格・未経験からも挑戦しやすく、今まで他の業種で仕事をしていた人も転職を目指せる仕事です。実際に50代、60代以降の人も多く活躍しています。
資格を取れば給与アップも見込めるので、介護の仕事に就きたいと考えている人におすすめの資格です。
介護業界大手のニチイが提供する介護福祉士実務者研修は通学と通信で学習し、受講期間の目安は1か月、受講料は最安で5万7627円(税込)からとなっています。
医療事務
医療事務も介護職と同様、無資格・未経験からも挑戦可能です。50代、60代の人も多く、資格を取得すれば給与アップも期待できます。
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
一般財団法人日本医療教育財団が主催する医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は、医療事務としての知識と技術を証明する資格を取得するための試験です。45年の歴史があり、医療業界でも評価が高く、毎年5万人ほどが受験し、合格率は60%ほどとなっています。
メディカルクラークを目指すのであれば、医療事務技能審査試験の受験対策に特化したニチイの「技能審査試験応援コース」などの講座があります。受講期間は7.5時間から、受講料は最安で9900円(税込)からとなっています。
診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は医療事務の中でも最高峰とされる資格です。職場によっては、この資格を持っているだけで資格給を出すところもあるようです。
初心者ではなくすでにある程度の実務をこなしている人向けで、難易度は高くなります。
診療報酬請求事務能力認定試験の対策のための講座としては、ヒューマンアカデミーの通信講座・たのまなの「医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座」などがあります。eラーニングコースの場合は学習期間の目安は6か月、費用は一括払いの場合で7万8000円(税込)となります。
登録販売者
登録販売者とは、薬局やドラックストアで風邪薬や鎮痛剤など、一般用医薬品(第二類・第三類医薬品)を販売できる資格のこと。全国的に薬剤師が不足している背景があり、2009年改正薬事法によって新設された資格です。
薬剤師になりたい場合、6年間学校で勉強する必要がありますが、登録販売者であれば誰でも試験を受けられます。
薬局やドラックストアは日本全国どこにでもあるため、引っ越しを考えている場合なども職場が見つけやすいことが強み。さらに、登録販売者の業務内容は体力の要らない仕事が多く、定年後も仕事を続けやすいでしょう。
ユーキャンの「登録販売者講座」の場合、学習期間の目安は6か月、費用は一括払いの場合で4万9000円(税込)となっています。
調剤薬局事務
調剤薬局事務は、調剤薬局の事務スタッフとして働くための資格です。受付、会計、レセプト業務などを行います。
薬剤の知識の他、医療保険制度の基礎、調剤報酬請求についての専門的な知識などを学びます。未経験から短期間で取得できる資格が多く、3日間の資格講座を受けるだけで目指せるものも大きなメリット。
調剤薬局事務の仕事はすべて民間資格となり、複数の資格があります。それぞれ特徴が異なるため、自分の希望に合わせて選ぶといいでしょう。
- 調剤事務管理士
- 調剤薬局事務検定試験
- 調剤事務実務士
- 調剤報酬請求事務技能認定
- 医療保険調剤報酬事務士
- 調剤報酬請求事務専門士
- 調剤薬局事務士資格
ユーキャンの「調剤薬局事務講座」は人気の高い講座で、学習期間の目安は3か月、費用は一括払いの場合で3万9000円(税込)となっています。
栄養士
栄養士になるためには最低でも2年以上、栄養士養成施設(大学、短大、専門学校)で学ぶ必要があります。必要単位を取得して卒業した後、栄養士免許を申請することで栄養士資格が取得可能です。栄養士として実務経験を積んだ後は、管理栄養士の試験を受けることもできます。
栄養学について学ぶため、家族や自分の健康など、仕事だけではなく生活に役立てられるという点が魅力。働ける場所も豊富で、病院や高齢者施設、保育園、学校や学生寮、研究・教育施設、スポーツ栄養分野などさまざまです。
職場にもよりますが、定年後も65歳までは再雇用、それ以降は相談の上パート勤務ができるところもあります。
50代女性が資格なしでできる仕事
資格があれば就職や転職で有利になるケースもありますが、資格がなくてもできる仕事はたくさんあります。
保育サポートスタッフ
保育サポートスタッフとは、保育園などで保育補助を行う仕事です。子どもたちの遊びや着替えのお手伝い、保育士の人たちと行事のための小道具作りなどを行います。
未経験・未資格でも歓迎というところも多く、毎日子どもたちとふれあえるため、子どもが好きな人におすすめの仕事です。
家事代行サービス
主婦としての経験を生かせる家事代行スタッフも50代女性におすすめの仕事です。資格不要で、短時間勤務も可能。
家事代行スタッフの主な業務内容は、依頼主の自宅に出向き、部屋の掃除や片付け、買い物や料理などがあります。時給制のパート・アルバイトの雇用形態が多く、掛け持ちも可能なことが多いようです。
50代女性が在宅で一人でできる仕事
仕事によっては、在宅で一人でできるものもあります。自分に合った働き方を見つけてみましょう。
クラウドソーシングでの在宅ワーク
クラウドソーシングとは、企業が不特定多数の人に業務を発注(アウトソーシング)する、比較的新しい業務形態です。主に在宅でできる仕事が多く見られます。
クラウドソーシングで受注できる仕事は以下のように幅広い種類があり、自分のスキルや趣味の分野を仕事につなげられる可能性も十分あるでしょう。
- WEBデザインやホームページ制作
- システム開発
- アプリ開発
- ロゴなどのデザイン
- WEBライティング
- 画像や動画の編集
- 翻訳や通訳 など
基本情報技術者、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、TOEIC、ウェブクリエイター能力認定試験などの資格があれば仕事が受注しやすくなる可能性もありますが、資格がなくても仕事はできます。
ネイリストやエステティシャン
趣味を生かして働きたい場合は、ネイリストやエステティシャンなどもおすすめです。自宅の一室でも施術が可能であるため、一人で働いていくこともできます。
ネイリストであれば、自分で作った付け爪をインターネットショップなどで販売することもできるでしょう。
資格がなければ仕事ができないということもなく、実際にしながら経験を積んでいけます。ただし、資格があれば顧客へのアピールにつながるため、取得するのもあり。資格内容やカリキュラムは実施団体によっても異なります。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、在宅ワークの募集もあります。お客様からの問い合わせや申込み、相談などを受けるカスタマーサポートの業務は、人生経験豊富な50代女性にぴったりの仕事。
特別な資格は求められないことがほとんどですが、一般社団法人 日本コンタクトセンター教育検定協会が実施するコンタクトセンター検定(コン検)の資格を持っていれば、一定スキルを持っていることをアピールできます。
50代女性が就職・転職する際の心構え
就職や転職など、新たな挑戦をするときには不安もつきもの。ここからは、50代女性が就職・転職する際の心構えをご紹介します。
資格に縛られすぎない
有利に就職・転職するために資格を取得する人もいますが「就職・転職をする」のではなく「資格を取る」ことが目的になってしまっては、仕事探しの軸がぶれてしまいます。
資格に縛られることなく、幅広いジャンルに目を向けてみるといいでしょう。
給与アップや就職につなげたいのであれば、取得することで現場で即戦力として活躍できる資格がおすすめ。人材が不足している介護や福祉の仕事は、努力次第では即戦力となれる可能性もあるでしょう。
体力的に無理なく働ける仕事を選ぶ
50代女性は更年期も重なる時期です。ホルモンバランスの崩れや、年齢による衰えが起こる時期に体力的に大きな負荷がかかる仕事をすると、体調を崩してしまう可能性もあります。
この先も長く、無理なく続けていける仕事を選ぶといいでしょう。
50代女性におすすめの仕事の探し方
現在では、さまざまな方法で仕事探しができるようになっています。
- ハローワークを利用する
- 求人サイトを利用する
- 就職・転職エージェントを利用する
- 派遣会社に登録する
求人サイトに登録して情報集めをすれば、新たに気になる仕事を見つけられるかもしれません。ハローワークではセミナーやイベントなどが開かれることがあるため、参加して人との交流を持つのもおすすめです。
50代女性が挑戦できる仕事・資格はたくさん!
50代からの就職・転職は簡単なものではありませんが、誰でも受験でき、定年のない仕事につながる資格もあります。定年後も働き続けるのであれば、長く続けていけるかどうかや、自分との相性や体力的な部分なども考えて仕事を選びましょう。
資格にはいくつもの種類があり、学習期間の目安や難易度もさまざまなので、気になる資格をチェックすることから始めてみるのもおすすめです。
※記事内の情報は2021年11月25日時点のものです
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