50代からのポジティブライフスタイル

50代で保育士の資格取得をした理由とは

公開日:2021/03/05

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資格を取得すれば、保育士として働くことができます。また子育てについて学び、子育てのプロとしての視点を持つことで、子育て中の自分の子どもや孫に役立つことができるかもしれません。今回は、保育士について学ぶことの魅力とその勉強法をご紹介します。

保育士試験イメージ

保育士について学ぶことになったきっかけ

保育士について学ぶことになったきっかけ

職場のフロア給湯室でときどき見かけるキラキラ笑顔のmakiちゃんが、ある日忙しそうでありながら、それでも楽しげに「保育士の国家試験を受けるの」と話してくれたのが、私が保育士の資格取得を目指したきっかけでした。

彼女は、障がい児のサポートをする会社に勤務し、介護福祉士もケアマネジャーも幼稚園教諭の資格も持っているにもかかわらず、保育のプロになるために保育士の国家試験を受けるというのです。

そもそも保育士って? 保育士国家試験って? 気になって調べてみたのが始まりでした。

保育士は「児童福祉法」にもとづいた国家資格で、「保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう」と定義されています。

1991年3月31日以前に高校を卒業していれば、無条件で受験資格があります。

この記事をご覧の読者のみなさまですとこの要件にあてはまるのでは?と思いますが、受験資格には、細かい規定もありますし、概要は公式のサイトで確認できますので、全国保育士養成協議会のホームページ等でご確認下さいね。

学ぶことで自分の知見を厚みのあるものにできる

学ぶことで自分の知見を厚みのあるものにできる

子どもが好きなら保育士として働くのも楽しいです。今は保育士不足で、50代、60代でも、早朝担当のパート勤務など、求人がたくさんあります。

けれども、何よりも学ぶことで、今の育児がわかることが自分にとって大きなプラスになります。50代、60代は子育て世代の親世代(子どもやお嫁さんが子育てをしている真っ最中)にあたります。祖母でありながら、今の子育てを学び、保育士という子育てのプロとしての視点で関わることが、孫に対して冷静な対応につながります。そして、子ども世代の困りごとや悩みに対して、さまざまな理論を基にした的確なアドバイスが可能になります。

受験勉強をすることで、発達理論などをあらためて学び、今さらながら子どもの成長を他のお子さんと比べることの愚かさにも気が付きました。自分の子育てを振り返りながら、娘たちには申し訳なかったなあと反省したり、これで良かったと自信を持ったりの繰り返しでした。

学ぶ程に感じることは、子どもの生育歴の大切さです。自分の孫や将来を担う子どもたちを育てるために必要な知見を厚みのあるものにできるのが、この資格の魅力だと思います。それってとても素敵なことだと思いませんか?

保育士の国家試験の勉強について

保育士の国家試験の勉強について

保育士の国家試験ですが、子育て経験がある方でしたら、人生経験だけでも合格点が取れる科目もありますし、受験資格も他に比べて緩やかです。

年2回のチャンスと科目別に合格結果持ち越しができますので、慌てずに時間をかけて受験したいと思えば、実技の練習をしながら、3年間かけて合格することも可能です。合格基準は100点中60点以上で、国家試験の中では比較的受験しやすい資格です。

私の勉強法|過去問を解きました

私の勉強方法は無料のサイトからダウンロードできる過去問を5~10年分を3回解きました。間違えた問題についてはテキストの解説を読み込む、ネットで調べる、無料アプリで試験問題を解くというリーズナブルな方法です。

通勤の電車の中でテキストを読んだり、携帯でアプリを使って過去問を解いたりしていました。コツコツ勉強していると、つい街中で見かけるお子さんを、「発達段階」で見ている自分がいておかしかったり、答え合わせで一喜一憂するのもまた楽しかったです。

どんなときも学びを楽しむという姿勢が大切だと思います。つらかったのは老眼が出始めて、活字を読むのに目が疲れることでした。

私の勉強法|実技対策

試験費用は、中古テキスト代・受験料・受験会場までの交通費・ピアノのレッスン料ですが、私はピアノの自信がなかったたので、レッスン料が一番大きかったです。

科目では保育実習理論の音楽理論問題と教育原理が難しかったです(将棋の藤井二冠の幼稚園はモンテッソーリ教育だったという話題があったのが記憶に新しいですが、モンテッソーリは人の名前です)。こんなカタカナの名前と理論を結びつけて、繰り返し覚えました。

実技試験は、音楽・造形・言語から2分野を選択します。音楽は、ほとんどの方がピアノでしたが、私の受験の際にはギターの男性がいらっしゃいました。「チューリップ」「うみ」「どんぐりころころ」などの課題曲が2曲、事前に発表されます。その2曲を審査員の前で弾きながら歌う試験でした。ピアノを弾きながら歌うってこんなに難しいとは思っておらず、あらためて幼稚園教諭・小学校教員・保育士さん尊敬しますという感じでした。

造形は、45分間で当日出された課題を色鉛筆でその場で画きます。娘に「お母さんにお絵描きは絶対無理だわ」と決定打を打たれ、音楽と言語を選択しました。

言語は、子どもたちがいるとみなした空間に座り、子どもたちに向けて3分間お話をします。絵本『にんじんだいこんごぼう』を課題から選び、自分なりに3分間にまとめてスマートフォンを使って何度も練習しました。当日、造形以外は個別試験になるので、待ち時間がとても長かったです。他の方の様子が漏れ聞こえてきて、ドキドキはさらにエスカレートしました。自分の順番になり審査員の前に座ると、緊張感で手が震えました。

 

学ぶことで得た大切なつながり

秋に申込み→翌年春に受験→秋に再受験→実技試験受験という流れで、1年で合格できました。試験の合格の秘訣は、自分にわからない問題は、まわりもできていないと思い込むというような開き直り、ドキドキしてるのはみんな同じと思うことなのかもしれません。

そして絶対評価ですから、まわりの方はみんな仲間であってライバルではないということです。この試験をきっかけにmakiちゃんとも仲良くなり、他にもお友達ができて、今でも仲良くしています。これも試験で得たもので、とても大切なつながりになりました。

 

■もっと知りたい■

あ・らかん

子どもの独立、DVモラハラからの離婚、大学入学、がん闘病など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。
 

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