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2017年に未経験で不動産屋を開業したまつしたあやこです。今回はすべての始まりだった、宅建の試験のこと、合格したことで勝ち取ったものについてお話ししたいと思います。
決戦の10月第3水曜日
不動産業界で働く人はもちろん、他業種に学生、主婦と、さまざまな人が挑む、年に一度の国家試験「宅建」。「宅建」という言葉を、みなさんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
10月の第3日曜日は、宅地建物取引士の試験がありました。
私の周りでも、知人やこのハルメクの記事を通して知り合った方など、数人が受験しました。みんな受かってるといいなぁ!
化粧品販売をしながら宅建の勉強
私も6年前の2015年(1回目)と5年前の2016年(2回目)に、まさに命をかけて受験しました。
資格を取得して、不動産屋を営んでいる今でも、毎年試験当日、試験開始時間になると、あの日を思い出して、つい落ち着かなくなる私です。
私は1回目も2回目も、宅建の受験勉強をしていたときは、化粧品会社で働いていました。どうしても受からなければいけない理由も、合格したら不動産屋になるという目的もあったわけではないですが、やると決めたからにはなんとか合格したいと思い、勉強しました。
1回目は惜しくも不合格。本気で挑んだだけに、実らなかった現実がつらすぎて、一人悔し泣きをしました。今考えてみれば、まったくの異業種から独学で受験したのだから、受からなくてもそんなに悲しむことはなかったのかもですが(笑)。
そこであきらめるという選択もありました。でももう一度だけがんばってみようと、翌年に向けて再度勉強を始めました。本当にここまで本気で勉強したことが、今までの人生であったかしら? と思うぐらいに勉強しました。
2回目はみごと合格! 自分の受験番号を確認したとき、今度はうれし涙が止まりませんでした。
合格して得た二つのもの
たかが宅建かもしれませんが、私は合格して得たものが二つあります。一つはまぎれもなく、宅地建物取引士という国家資格。そしてもう一つは、「やればできた!」という自信です。
私はこの自信が、物事をうまく運ぶすべてのキーワードではないかと、57年の人生を通して実感しています。
人生がうまくいかなかった時期、他力本願で、啓発本や占いに頼ったこともありました。それよりもまず有言実行で、目の前の目標に全力投球するほうが、確実に自分の人生を豊かにしてくれるということに、遅ればせながら気づいたのです。
今春(2021年)から社会福祉士の資格を目指して大学で学び始めて、また次のチャレンジです。
勉強が好きなの? と聞かれたら、そんなことはありません! 正直、この年齢で、しかも仕事との両立はとてもつらいものがあります。でも、私は誰に強制されたわけでもないし、自分で選んだ道だから、文句言わずにやります(実際には文句を言いまくりですが……)。
前にもお伝えしましたが、人間は自分に可能な範囲でしか想像できない生き物らしいです。だからあなたがやってみたいと思いつくことは、あなたにとって実現可能なことなのです。考えるだけでは何も変わりません。まず最初の一歩を踏み出してみましょう!
社会福祉士の資格を取ること、たぶん私にとって実現可能な範囲ですね。仕方ない、受けて立とうじゃないですか(笑)。
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