たかが宅建されど宅建。そこから人生が変わりました
2021.10.312023年10月20日
つれづれ女は今日もゆく(7)
とにもかくにもやってみた!「働くことは学ぶこと」
20数年間の専業主婦から「はたらくおばちゃん」になりました。51歳、由岐谷 万です。自分のやりたいことを叶えるために仕事に就きました。数えきれない失敗を重ねながら、それでも前向きに、今あるものに感謝する日々を過ごしています。
毎日を機嫌よく
働き始めて約半年、われながらよくやってこられたなあと驚きつつ、そんな自分のことがわりと気に入っています。
「〇〇の奥さん」でも「〇〇のお母さん」でもなく、個人として仕事に携わるのは気楽で、とても新鮮でした。あらためて、今までいろいろなしがらみにとらわれて生きていたのだと気づきました。
わたしが職場で心がけていることはひとつだけ、機嫌よく働くということです。
口角をキュッとあげてにこやかに、話すときはゆっくり丁寧な言葉で。たったそれだけのことなのですが、不思議と人間関係を円滑にする力があると思っています。
なんとなく職場の空気が重いときも、その空気に飲み込まれることなくにこやかに、丁寧な言葉で話す。
場の空気を読むことは大切ですが、空気を読みすぎない鈍感力もそれと同じくらいに大切だと、この年になって感じるようになりました。
おばちゃんだから、おせっかいも鈍感も大目にみてもらえている感は否めませんが、それこそが、これからのわたしの強味だと前向きに考えています。
何事も恐れずやってみる
一度教えてもらったことが思い出せない。仕事の手順をしっかりメモに書き留めたつもりなのに、いざメモを見ながら自分でやろうとすると途中でわからなくなる。自分が書いたメモなのに、読み返すと内容が意味不明。
そんなことがあると、「何度も同じ質問をするのが恥ずかしい」「失敗するのが怖い」などと消極的になってしまうことがあります。
けれど、そういう時こそ学ぶチャンスだととらえて、恐れず何度でもやってみることで、精神的に鍛えられています。
「大丈夫、なんとかなる」「きっとうまくいく」「まあいいか」そんな言葉で自分を励ましながら、一日ひとつ、できることが増えたら上出来! というぐらいの心持ちで、失敗や後悔も学びに変えていく心の強さも、少しだけ身についてきました。
働くことは学ぶこと
わたしは健康だけが取り柄なのですが、年齢を重ねるごとに、それはとても恵まれたことなのだと実感しています。自分が元気だと、いろいろなことを前向きにとらえることができるし、どんなことにも学びとして向き合えます。
働くことは学ぶことなのですよね。知らなかったことを知り、できなかったことができるようになる。そして、ちょっぴり社会貢献もできている。これからの自分の生き方が、ぼんやりと見えてきたようです。
一日の終わりに「今日もよくがんばった」と自分をねぎらいながら、次に叶えたいことに思いをめぐらせる。そんなふうに、機嫌よくハッピーエンドな毎日を積み重ねていけたら、と思っています。
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