- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- 手仕事「刺し子」わたしの楽しみ方
五十歳を目前に、「自分軸で生きる!やらなかった後悔だけはしない」を人生のテーマに掲げたわたし。「考えすぎず、気軽にやってみた」刺し子編。
刺し子について
刺し子は、日本に古くから伝わる手芸の技法です。
布がとても貴重だった時代、衣類の補強や防寒のため布を数枚重ね、ひと針ひと針細かく刺し縫いしたことが始まりと言われています。
例えば、兵庫県淡路島の漁師らが昭和初期まで愛用していた防寒着「どんざ」は、一般的には「どてら」と呼ばれる衣服です。
木綿布を重ねて藍で染め、漁師の妻や母親が海の安全や商売繁盛を願って緻密な刺し子で文様が施され、手仕事の温かみ、力強い美しさが感じられます。
当時の人々の、物を大切にする心と、暮らしの知恵から生まれた刺し子ですが、今では手芸として多くの方に親しまれています。
作品作り
刺し子は基本的に、連続した幾何学的な文様を運針で描いていきます。
わたしは裁縫が得意ではありません。まっすぐ一定の間隔、スピードで波縫いするのは難しいけれど、縫い目のバラツキやゆがみも手仕事の魅力であるように思います。
カルチャーセンターで刺し子の講座を2年間受講し、いろいろな作品を作りました。
講座では、主に藍や草木染、紬など素朴な木綿生地を使いましたが、今は家にあったリネン生地に刺し子を施し、がま口やブックカバーなどを自由に作っています。
とにかくマイペースに、思い立ったとき、さっと裁縫箱を持ってきてチクチク。無心に針を進めていると、あっという間に時間が過ぎています。
刺し子を布に施しただけではただの布に変わりなく、それを形に仕上げなければ使いものにはなりません。しかし毎回ミシンを使っての作業となると、ずぼらなわたしは「ちょっと面倒だな」と感じることも。
既製のクッションカバーやテーブルセンターに刺し子をしたり、ハンカチや帽子、かばんなど身の回りの布製品に刺し子をしたり、シンプルなワンピースのスカート部分にワンポイントで入れてみても素敵です。
今あるもので楽しむ
年々、身の回りのモノを減らし、シンプルに暮らしたいという思いが強くなっています。新しく道具や材料を買いそろえるのは最小限に、すでにあるものを活用して楽しみたい。
昔から小さなハギレが好きで、素敵な生地のハギレが数種類、袋に入って販売されているのを見つけるたびに、目的もないのについつい衝動買いしていました。それらを使って、自由に小物づくりを楽しもうと思っています。
ゆくゆくはフリマサイトに出品してみたい、というささやかな夢も持ちながら。
■もっと知りたい■
-
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
いきなり来る強い尿意…
尿モレを心配し過ぎて水分摂取を控えるのは絶対NG!生活習慣を変えれば、尿モレ対策は出来ます! -
圧倒的においしい「水」
国際味覚審査機構(ITI)主催のiTQi優秀味覚賞で、最高ランク「三ツ星」受賞!モンドセレクション金賞!「真においしい水」の条件とは一体? -
クーポン進呈!尿モレ対策
ハルメク読者の約8割が「不安」な尿モレ。その対策に、注目の「夜~朝専用」吸水パッドをご紹介。特別クーポンも進呈! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
体に優しい「自然療法」
「アピセラピー」を知っていますか?古くから世界中で慣れ親しまれ、健康・美容にも役立てられています。