つれづれ女は今日もゆく(6)

とにもかくにもやってみた!「自分のために働く」

公開日:2023.09.24

20数年間の専業主婦から「はたらくおばちゃん」になりました。51歳、由岐谷 万です。仕事に就いて半年、自分時間を楽しんでいます。

働くということ 

娘の「これに応募してみたら?」の一言をきっかけに、仕事に就いてから半年が経ちました。働き始めたことで、心の自由とささやかな自信を取り戻し、とても充実した毎日を送ることができています。

最初は緊張と不安でいっぱいでした。

仕事内容は思っていたよりもずっと複雑で、なかなか仕事が覚えられず、パソコン操作もおぼつかない。老眼で文字も見えず、聴力も衰えて聞き取れない。

「こんなはずでは……」と落ち込むこともしょっちゅうです。それでもがんばってこれたのは、やはり「自分の夢をかなえるため」という目的があったからだと思います。

①働くということ 

働いてよかったこと

仕事を始めるとき、自分の中で決めていたルールが3つありました。

  1. 職場は徒歩か自転車で通勤できる範囲で探す
  2. 稼いだお金は自分のために使う
  3. どんなことがあっても最低半年は仕事を続ける

ということです。

夢をかなえるために働き始めたので、自由な時間の確保と収入のバランスを考えて、平日週3日勤務が可能な仕事を探しました。 

職場までは徒歩で約20分ほど。往復で1日約7000歩、勤務中の歩数を合わせるとだいたい1万歩です。行動範囲が狭く、歩く習慣がなかったわたしにとって、1万歩を週に3日歩くことだけでもすごい変化です(笑)。

体調が良くなり、更年期の不調も仕事で気を張っているせいか、以前より気にならなくなりました。 

そして収入を得ることで、できることの選択肢がひろがりました。

たとえば「近所のカフェでお茶」から「ホテルのアフタヌーンティー」。「日帰り旅」から「一泊二日の旅」というふうに。

そんなちょっとした贅沢がかなえられるようになったことが、何よりもうれしかったです。

②働いてよかったこと

やりたいことリスト

50歳になったとき、これからやりたいことや行きたい場所などを書いていくノートを作りました。

実現したら丸印をつけ、願いがかなったときの気持ちや思い出などを書き込みます。またショップカードや包装紙、チケットなどもスクラップして楽しんでいます。

今のところ、予想以上に順調に願いをかなえることができていて、自分でも驚いています。

③やりたいことリスト

とても遠い夢だと思っていたことも、自ら行動すればかなえられるのだ、と身をもって実感できました。

どうにかこうにか「半年は仕事を続ける」という目標は達成できたので、次の目標は何にしようかと考えています。

これからも自分のペースで、あせらず、日々楽しんで。 

■もっと知りたい■

由岐谷 万

24年間、専業主婦、3人の子ども(すでに成人)の母。50歳という節目の年だった2022年、母親業を卒業。これからは誰のためでもない、自分のための時間を気負わず、無理せず、しなやかに生きたい。そんな私のささやかなチャレンジの日々を、みなさまとシェアできれば…。
 

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画