
ブラトップでシルエット美人に!
下着メーカーが本気でつくったブラトップ ♥ブラに比べ、しめつけ感の少ないブラトップはラクちんで大人気です!
公開日:2025年03月10日
皇居周辺の桜とアートを愛でる「美術館の春まつり」
桜の名所・皇居をのぞむ東京国立近代美術館では、毎年人気イベント「美術館の春まつり」を開催。桜を描いた名画が展示され、前庭などでお花見弁当に舌鼓をうちながらアートなお花見を楽しめます。桜色に染まる春爛漫のイベントにいらしてみませんか。
期間中は、多くのファンが心待ちにする作品が公開されます。近代日本画の巨匠・川合玉堂(かわいぎょくどう)の《行く春》です。重要文化財のため年間で展示できる日数が限られ、公開は例年この時期だけ。
埼玉県・長瀞の川辺の風景を描いた大画面の屏風絵で、川の方へ枝を伸ばす桜や、画面いっぱいに舞い散るピンクの花びらに心が浮き立ちます。白波立つ川や水流の勢いで穀物をひく水車舟も加わり、目の前の風景が動いているようにも感じる名作。淡い緑で描かれた岩肌と桜の花の対比も美しく、作品の前に立つと、長瀞の春の情景に包み込まれるようです。
一方、西の桜の名所・吉野の約100年前の姿を見せてくれるのは、菊池芳文(きくちほうぶん)《小雨ふる吉野》です。
芳文は桜の名手とうたわれた画家で、雨に濡れた満開の桜が画面に広がります。花びらは胡粉(白い絵具)を用いて盛り上がるように描かれ、下の方には絵具の溜まりができています。1枚1枚が雨の滴を載せているような、臨場感あふれる作品です。
2年ぶりに公開される、船田玉樹(ふなだぎょくじゅ)《花の夕(はなのゆうべ)》も人気が高い作品。玉樹は近年注目されている画家です。
こちらの画題は枝垂れ梅。鮮烈なマゼンタの濃淡で描かれた花はとてもモダンで、昭和初期に描かれた作品とは思えません。
日本画では古くより桜が描かれてきましたが、多くの作品では画中の桜の種類は正確にはよくわかりません。
そうした中、跡見玉枝(あとみぎょくし)は桜に博物学的な関心を寄せ、《桜花図巻》で「にほひさくら」「黄金桜」など40種類以上の桜を描き分けました。花の形、色から葉の様子まで細かな特徴をとらえた作品は、いつもとは違った桜の楽しみ方を教えてくれます。
館内の桜の風景とともに楽しみたいのはリアルなお花見です。桜を楽しめる美術館の前庭には、有名シェフ・三國清三さんがプロデュースする美術館のレストラン「ラー・エ・ミクニ」によるフードメニューやドリンクなどを販売するキッチンカーもお目見え。
販売メニューは、特製お花見弁当のほか、酪農がさかんな北海道上川産チーズのペンネや酒かすプリン、ピンクに輝くロゼスパークリングワインに、北海道の名酒蔵・上川大雪酒造の酒粕を用いた甘酒なども!
毛せんをかけた床几台(しょうぎだい)のお休み処も設けられ、ゆっくりお花見を楽しめます。
「ラー・エ・ミクニ」は目の前に桜の木々が広がる大人気店。桜の季節は毎年予約が取りにくいので、ぜひお早めにご予約を。
ちなみに、美術館の2階テラスにもテーブル、椅子が置かれていて、飲食OK。テラス越しにお花見ができる穴場スポットです。この時期は、友だち同士、着物で訪れる来館者も多いそう。
「春まつり」期間中は、展覧会の見どころのガイドツアーなど、さまざまな参加型イベントも開催されます。また、期間限定で春らしいグッズを集めたポップアップショップが出店。桜柄の風呂敷やチケットホルダーなど、美術館オリジナルグッズも注目です。
さて、玉堂や芳文の作品が展示されるのは、所蔵作品展「MOMATコレクション」ですが、この時期同館ではもう1つ話題の展覧会「ヒルマ・アフ・クリント展」が開催されています。
アフ・クリントは、20世紀前半に活動したスウェーデンの女性画家。抽象絵画の創始者といわれるワシリー・カンディンスキーよりも早く抽象的表現の絵画を描き、近年世界的な注目を集めている画家です。彼女の絵画は、ほとんど展示されることがなく、長らく限られた人たちに知られるばかりでした。
そうした中、2018~19年に米ニューヨークのグッゲンハイム美術館が開催した大回顧展は爆発的な人気を呼び、同館史上最多となる60万人以上が来館しました。
本展はアジア初のアフ・クリントの展覧会で、出品作はすべて日本初公開!人生の4つの段階を描いた、高さ3メートルを超える10点組の絵画《10の最大物》をはじめ、代表作が集結します。
ヒルマ・アフ・クリント展のチケットがあれば、「MOMAT コレクション」も観覧できます(当日のみ有効)。春のお出かけを2倍楽しんで!
「美術館の春まつり」は所蔵作品展「MOMATコレクション」のチケットを購入することで観覧できます。
●「MOMATコレクション」チケット購入はこちら(65歳以上は無料)
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポート、賛助会、友の会会員証をお持ちの方、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)は無料です。それぞれ入館の際、学生証、健康保険証、運転免許証など年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳等をご提示ください。
●同時開催「ヒルマ・アフ・クリント展」チケット購入はこちら
会期:開催中~6月15日まで
「美術館の春まつり」期間中に「ヒルマ・アフ・クリント展」へご入場の方に特別デザインカードをプレゼント!(数量限定、無くなり次第終了)
【展示詳細】「美術館の春まつり」
期間:2025年3月13日(木)~4月6日(日)
開館時間:10:00~17:00(金・土曜は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
■所蔵作品展「MOMAT コレクション」
会期:2025年2月11日(火・祝)~6月15日(日)
会場:4-2階 所蔵品ギャラリー
観覧料:一般 500円、大学生 250円
※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料
■同時開催 企画展「ヒルマ・アフ・クリント展」
展覧会特設サイト:https://art.nikkei.com/hilmaafklint/
会期:2025年3月4日(火)~6月15日(日)
会場:1階 企画展ギャラリー
観覧料:一般 2,300円、大学生 1,200円、高校生 700円
※中学生以下 、障害者手帳の所持者と付添者は無料
※企画展入館当日に限り、所蔵作品展「MOMAT コレクション」、コレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」も鑑賞可
■東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
最寄り駅:東西線・竹橋
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
ホームぺージ:https://www.momat.go.jp/
提供:東京国立近代美術館