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ハルトモ倶楽部で書かせていただいている記事も、今回で8回目となります。初回より私が未経験で不動産屋を開業した経緯についてお話してきましたが、今回は人って大きく変われるんだということについて書かせていただこうと思います。
お恥ずかしい写真を公開
いや本当に、人って変わるんです。中身が変われば外見も変わるということを、実証画像付きでお伝えしたいと思います。
まずこの二枚の写真を見比べてみてください。どちらも証明写真用ですが(なのでどちらも実物よりちょっとブサイク?)、左が現在57才の私、右は16、7年ほど前の私です。
この衝撃写真をアップすることにはかなりの抵抗がありますが、当時の私のように生きにくさに悩んでいる人の、何かを変える手がかりになればと勇気を出しました(笑)。
写真を見比べて自分でも驚きました。40代の私、顔色が悪くとても疲れて見え、なにより目が死んでいる……。
余談ですが、この頃の私は今よりも経済的には豊かな生活をしていました。
現在の私しか知らない人からは、いつも前向きでパワフルな人! と言われますが、いえいえ、私は30代40代は暗いトンネルの中にいるような時期を過ごしました。
ほんの一昔前は、女はこうあるべきという考えが今よりもっと強かった
私は、娘が小学校2年生に上がる前に夫と別居しています。まだモラハラやワンオペ育児という言葉が存在しなかった頃の話です。
別居は今も継続中で、相手のあることなのでここで詳しい説明は控えますが、上の写真が物語っている通り、私は幸せな状態ではありませんでした。
今思えば私自身も、妻は、母は、嫁はこうあるべきと刷り込まれた価値観で、自分も、夫のことも縛っていたんだと思います。
抽象的な表現ですが、あの頃の私は、自分には似合わないし、サイズも合わない靴なのに、世間で見栄え良しとされている靴に無理やり足を合わせようとしていたと思います。
でもそうやって自分をごまかして生きているうちに、私はどんどん心を病んでいきました。
心療内科に通い、修羅場の果てに別居して、経済的にも厳しくなり、娘を育てながら常に仕事を掛け持ちして、当時のことはあまり記憶がありません。
しかし別居したことで苦労はあったけれど、「自分軸で、私が楽しいと思うか思わないか」という見方で物事を選択するように変わっていったことで、だんだんと強くなり、自分に自信が持てるようになりました。
あのまま自分を殺して生きていたら、今頃どうなっていたのでしょう。
自分の幸せは自分で決めていいんです
人生に正解なんてないと思いますし、幸せのかたちも人それぞれだと思います。でも一度かぎりの人生、「私さえ我慢すれば」という考えで生きるのはもったいないと私は思うのです。
私は今もさまざまな問題に直面しながら生きているけれど、いざという時に頼りになる自分がいるから、もう大丈夫です。
日本という国はまだまだ女性が生きづらい国です。強く生きるには覚悟も必要ですが、覚悟を決めた先にはきっと新しい自分との出会いが待っているから、今苦しい状況にある人も、ここしかないんだと思い込まないで欲しいと、切に願います。
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