腰痛持ちの50歳主婦→踊る美尻ヨガ講師に。おもろく笑って同世代を元気づけたい
2024.12.222024年12月28日
書き込むだけで自己肯定感が上がる!
大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
「手帳に夢や目標を書くと、早く叶う」「自己肯定感が高くなる」と、ライフコーチの本橋へいすけさんと内向型カウンセラーの井上ゆかりさんは語ります。著書『人生の純度が上がる手帳術』から一部抜粋し、アナログな手帳を使うことの意味を解説していきます。
アナログな手帳だからこそ叶えられること
近年、私たちの暮らしに、テクノロジーの恩恵がすごいスピードでもたらされつつあります。
あらゆる機能のスマホアプリが次々にリリースされ、遠く離れた場所に住む人と、オンラインで会議ができる時代になりました。世の中はどんどん便利になっています。
さて、世の中がこれだけ便利になっているのに、アナログな手帳を使う意味は何だと思いますか?
例えば、仕事のスケジュール管理には、紙の手帳よりデジタルツールを使ったほうが断然、便利です。記載ミスや予定を忘れることがなくなり、必要なURLを探す手間も省けます。
1人1台持つほどスマホが普及し、スマホでお金の支払いができるようになりました。知らない土地へ行ったときには、重い地図帳がなくても、Googleマップのアプリで迷わず進めるようになりました。
必要な情報は何でも、スマホで検索すればすぐに得ることができます。
けれども、人生のコアになるような大切なことを考えるには、アナログツールが適しているのです。その中で「手帳」を使うことのメリットについて、5つの視点から解説していきましょう。
メリット1:客観的に自分を見ることができる
「人のことはよくわかるけれど、自分のことはよくわからない」、多くの人がそう感じた経験があるのではないでしょうか。
その理由は簡単で、人のことは客観的に見ることができるから。しかし自分のことは、当事者であるために、外から一歩引いて見るのが難しいのです。
手帳を使うと、頭の中でぼんやり思っていることや感じていることを、いったん自分の頭の外に出すことができます。
書き出したものを、まるで他人のことを見るように、客観的な視点で見られるのです。
そうすると、ありたい自分・なりたい自分や、本当は手放したいことなどが、だんだんとわかってきます。
メリット2:手書きで記憶が定着する
指先を使い、ペンを握って文字を書く作業は、脳にたくさんの刺激を与えます。
一方、パソコンやスマホで文字を打ち込むときの指先の動きは機械的であり、手書きほど脳は活性化されないといわれています。
手書きでの作業は集中力が高まり、記憶の定着に効果を発揮します。
また、思考を言語化することで、物事に対する理解力が深まり、その結果として記憶が定着しやすくなります。
メリット3:夢や目標が叶う
手帳に夢や目標を書くと、早く叶います。いつの間にか叶っていることも多いです。
この効果はよく知られているので、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。脳のしくみから見ても、理にかなっています。
私たちの住む世界は情報にあふれていますが、脳はこれらの情報をすべて処理することができません。すべての情報を処理しようとすると、脳がパンクしてしまうからです。
人間は、自分に見えていることの10%くらいなら意識できるのですが、残りの90%は無意識の中にあります。
そこで、夢や目標を手帳に書き出して、夢や目標を意識するようにするのです。
脳には「RAS」と呼ばれる機能があります。RASとは「Reticular Activating System」の略。簡単に言うと、脳の「自動発見ツール」のことです。
RASが働くと脳が自然に新しい情報を探して見つけてくるので、現状を変えたいときにも役立ちます。
手帳に夢や目標を書くことで、脳が発見機能を発揮し、夢を叶えるための情報を自動的に探してくれるのです。
例えば、テレビやスマホに流れてくる朝の占いで「今日のラッキーカラーは「赤」と言われると、いつもと同じ道を歩いても、急に赤色が目に入ってくるようになりますよね。
これと同様に、手帳を使うと夢や目標を日々意識するようになるので、RASを効果的に使えるようになります。
このことが「気付いたら書き出した目標が叶っていた」「今までできなかったことが自然とできるようになった」という結果につながるわけです。
メリット4:振り返りが簡単
手帳を何気なくパラパラとめくるだけで、自分が過去にどんな感情を抱いていたか、何に取り組んでいたかを簡単に振り返ることができます。
振り返りをすると、新たな気づきや学びが得られ、幸福度を上げることにもつながります。
そして、振り返りは何よりも習慣化が大切です。
習慣化のコツは、簡単にできることと、すでに行っている習慣と組み合わせることです。
その点、手帳は書き込むときに過去のページを気軽にめくれますし、前日に書いたことが自然と目に入るので、意識せずとも振り返りができます。
一方、パソコンやスマホだといちいちファイルを探して、その都度ファイルを開かなければなりません。
人は面倒くさいことをやりたがらないので、わざわざ過去のファイルを開くことはないでしょう。
メリット5:幸福度が上がる
夜寝る前に、手帳やノートにその日の「よかったこと」や「感謝」を書き出すと、幸福度が上がり、抑うつ度を低下させる効果があるといわれています。
「毎晩寝る前によかったことを3つ書き出す」行為は「スリー・グッド・シングス(Three Good Things)」と呼ばれ、自己肯定感を高めるエクササイズとしても知られています。
パソコンやスマホを使っても効果がありますが、手書きで行うと記憶に残りやすく、より大きな効果が期待できます。
スリー・グッド・シングスを習慣化すると、脳が勝手に「いいこと」を探すようになり、わくわくするような気持ちで日常を過ごすことができます。
同様に「感謝の気持ち」を書き出すことも、感情を客観視したり、自分の存在価値を再認識したりすることにつながるので、心身にいい影響をもたらします。
また、「よかったこと」や「感謝」とは反対に「ストレスを感じたこと」を書いた場合でも、自分の感情と向き合えるので、ネガティブになりづらくなるといわれています。
ただし「毎日3つ書かないといけない」と義務感が生じると、つらくなってしまいます。
そこで本書では「よかったこと」や「今日のありがとう」を書くことを推奨するものの、特に数を設けず、書くハードルを下げ、継続しやすいようにしています。
手帳への書き込みは、続けやすいことで、自己肯定感が上がり、自分にやさしい気持ちになれるという効果もあります。
以上が、自分の大切なことと向き合いたいときに、手帳を使うことで得られるメリットです。
次回は、自分の心の内側と深く向き合うためのセルフチェック法をお伝えしていきます。
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教えてくれたのは
井上ゆかりさん
いのうえ・ゆかり 内向型カウンセラー。『pure life diary』共同開発者。手帳歴は約10年。単なるスケジュール管理やタスク管理ではない、本来の自分を深く知り自己肯定感が自然と上がるようなやさしい手帳をつくりたいという想いから、『pure life diary』の開発に加わり、ワークショップなど各種サポートの運営を行う。
本橋へいすけさん
もとはし・へいすけ feppiness株式会社 代表。感性をみがいて自分にやさしくなれるセルフコーチング手帳『pure life diary』開発。プロコーチ、コミュニティ運営、ビジネスプロデューサーとして活動。
※本記事は『人生の純度が上がる手帳術(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)』より一部抜粋して構成しています。
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