大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
2024.12.292021年02月26日
50代からの転職(1)
化粧品販売をしていた私が、不動産屋を開業したわけ
まったくの異業種から宅地建物取引士の資格取得を目指した経緯と、資格取得後の就職活動、そして、自ら不動産屋を開業するに至った経緯をご紹介します。少しでも、異業種からの開業を考えている方へのヒントになればうれしいです。
宅建士資格取得を目指して猛勉強
前回お伝えしたとおり、私は53才で業界未経験で不動産屋を開業しました。
なぜ?
どうやって?
資金は?
それで食べていけるの?
何かコネがあったの?
とギモン満載かと思いますが、今後、異業種から新しい仕事を始めようとする方のヒントになればと、恥を忍んでリアルな内容をお伝えしたいと思います。決して成功例とはいえませんが(苦笑)。
開業までの経緯
昔から不動産に興味はあったのですが、自宅の売買で知識がないばかりに大損した苦い経験があります。そのため、以前から不動産の知識を付けたいと思っていました。
娘が大学受験をする時期になり、「私もいっしょにがんばっている姿を見せて、娘の伴走しなければ!」と、そのときに宅地建物取引士の勉強することを思いついたのが始まりです。
そして、二度目の挑戦で宅建士の資格を取得しました。
不動産屋に転職を試みましたが、50過ぎの未経験ではなかなか採用されず、こちらも働きたいと思えるような会社がなかったので、「それなら私の思い描く不動産屋を自ら作ればいいのではないの?」という無謀な考えがムクムクと湧き上がり、思い立ったら止まらないで突っ走ってしまった次第です。
もちろん私もそんな短絡的思考でやっていけるのかという不安はありました。しかし、「不安よりもとにかくやってみたい!」という気持ちが断然強く、「別に失うものはないし、失敗したら振り出しに戻ればいいんだし」と、心の声に素直に従いました。
思い立った日から5か月で不動産屋を開業!
それまで常にWワークをしていたおかげで、自分一人なら数年は収入が途絶えても食べていけるぐらいの蓄えはありました。
不動産屋というのは在庫を抱えなくてもいいので、店舗を構えなければ開業費用は200万ぐらいで済みます。私は自宅開業で、宅建免許申請の要件である事務所を構える必要がありました。
必要な机や応接セットもすべて家にあるもので済ませたので、新しく購入したものといえば、パソコンと複合機、電話機、法人印ぐらいでしょうか。
まず、会社=法人設立とはなんぞや? から始まって、何もかもが未知の世界。でも、やりたいという情熱だけで自力で定款を作り、電話帳ぐらいある不動産免許の申請を書き上げ、思い立ったその日から約5か月後になんとか開業にこぎつけました。
なんだか結婚式までの準備に追われて、それから始まる新生活のことまで思いが回らない状況に似ているような……?
せっせと開業準備をしている頃、私は化粧品メーカーで化粧品の販売をしていました。
化粧品販売から不動産屋? まったく関連がないように思えますが、開業4年目の今、それまでに関わったすべての仕事が今につながっていると思います。
私は、化粧品販売の前は大手通信会社でIT関連の仕事、銀行の窓口業務、お見合いパーティの司会など、さまざまな職種の仕事を経験してきました。その中で得た知識と人脈は開業する上でも役に立ち、異業種であっても、仕事で培った経験は無駄にはなりませんでした。
次回は、開業後どうなったかについてお話したいと思います。
■もっと知りたい■