大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
2024.12.292021年09月05日
50才からの転職(14)
バブルがやって来た!?コロナ禍の不動産事情
2017年に業界未経験で不動産屋を開業し、5年目に突入した私。今回は一年半以上続くコロナ禍で、不動産事情はどう変わったかということについてお伝えしたいと思います。
じわじわとコロナがやってきた
2020年の冬、1月から4月といえば不動産屋は賃貸物件の繁忙期です。そんなときにじわじわと「コロナ」が近づいてきました。
当初は2009年の新型インフルエンザのときと同じで、数か月もすれば収束すると思っていました。それが日を追うごとに感染者が増え、ついには緊急事態宣言が発令。2020年の4月には、仕事がぱったりとなくなってしまいました。
去年(2020年)の最初のステイホーム期間、コロナの不安と売上ゼロの不安。私なりに先を読もうとしましたが、つい悪い方へ悪い方へと考えてしまい……。私の読みではこのまま経済が停滞して、どんどん景気が悪くなって、私のような仲介業者は苦しくなる、でした。
これから先どうしようと眠れない日々を過ごしました。
コロナが一年半続いている今、不動産は?
ところが一年半経った今、どうなっているかというと、不動産業界は盛況です。なんとこの一年で就業者数がもっとも増えた産業は、不動産業だそうです。私の予想はみごとに外れました。
最近次から次へとお話が入ってきて、一人で売買、賃貸、管理など、来るもの何でも受けている私は、本当に忙しいです。
うちのようなミニマム不動産屋でさえこんな状態ですので、普通の? 不動産屋はもっと忙しいと思います。
人が動かなくなるから、物件も動かないと思いましたが、それは間違いでした。コロナは人々に「住」を見つめ直させたのです。
加えてコロナ前からの量的緩和政策で住宅ローン金利は低く、税制改正で住宅ローン控除も延長されている今、まさに買い時。需要があるので物件が高く売れる、売り時でもあります。
在宅ワークが進んだことで、駅から遠い今まで不人気だったエリアも動いています。
不動産バブルがやってきた?
また同業者を見ていると、コロナの特別融資で有利に銀行などから借入れができるので、物件を仕入れては再販するのに、資金が回しやすくなり、儲け時のようです。
実体経済(製品やサービスを生産・販売し、それに対価を支払うような実体を伴う経済活動)と比例しない株高で、資金が不動産に向かっていることも原因のようです。私の扱うエリアでも、中古物件の在庫がなく、物件の価格は高止まりしています。
私などは扱う件数も知れていますが、それでもまさに今、不動産はバブル状態と感じています。
経済が停滞して物件が動かなくなるという考えは浅はかでした。コロナ時代においても、人にとって不可欠なものは動くし、どんなときも商機はあるのですね。
こんなに長く続くコロナ時代、来年の今ごろの不動産事情は? 相変わらず私は予想できません。
ただどんな時代になろうとも、私たちは順応して生きていかなければいけないのですね。早く収束してほしい! 願うのはそれだけです。
さて次回は「起業する」ということをテーマにお伝えしたいと思います。
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