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- “自己肯定感”は最強のツールです
2017年に未経験で不動産屋を開業してから、4年目の夏を迎えました。コロナに猛暑に台風にと、先行き不安な今日この頃ですが、今回は強く明るく生きるために、私が一番必要と思っている“自己肯定感”について書いてみたいと思います。
最初から強かったわけではないのです
「何事もやってやれないことはない!」と豪語している私ですが、昔からそうであったかというと、まったくそんなことはなく、劣等感まみれの暗い青春時代を過ごしました。
高校受験に失敗して、志望校に行けなかったことが大きな心の傷になり、高校3年間は無気力でダラダラと過す日々。そんな状態だったので、大学になんて行ける学力もなく、卒業してすぐに働き始めました。
やがて時はバブル。毎日それなりに楽しく過ぎていったけれど、相変わらず自己肯定感は低いまま。まわりの友だちが次々に結婚していく中で、自分はどうありたいのかと、一人思い悩む日々でした。やはり私の中で、勉強から逃げてきたこと、大学に行かなかったことが、引け目を感じる要因に。
そんな自分を変えるにはどうしたらいいのだろう? と考えた結果、「大学に行けなかったことがコンプレックスなら、これから勉強して大学に行けばいいんだ!」と、お金を貯めて25歳から大学に入学しました。それもアメリカの大学に(振り返れば若い頃から無謀でした)。
アメリカの大学生活については、また別の機会にお話できればと思いますが、留学生活は本当に過酷でした。ですが退路を断ち、卒業するまで絶対に帰らないと決め、なんとか卒業。
そして、私は人生で初めて「私はやればできるんだ」という自己肯定感を得ることができたのです。
帰国してなぜかすぐに結婚してしまいましたが、それから現在に至るまで、資格取得の勉強だけでなく、数々の苦難を乗り越え、次の難関にぶち当たったときに「私ならきっと大丈夫」と、思えるようになりました。
自己肯定感は、残念ながら人からはもらうことができません。自分でいくつもの小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ育っていくものだと思います。私の場合は昔、遠い遠いアメリカまで行きましたが、そんな遠いところまで行かなくても成功体験は得ることができます。
私のまわりにいる、生き悩む女性たちを見ていると、自己肯定感が低いがゆえに「どうせ私は」とあきらめの思考に陥っているように思います。
私は不動産屋だけれど、世の中のすべての女性が前向きに生きるお手伝いをすることが、ライフワークと考えています。どうすれば伝えられるのか、悩むところではありますが……。
小さな成功体験を積み重ねていく
それからこれは自己肯定感とは直接結びつかないかもしれませんが、私がやってみておすすめだったのは、10年後の自分から今の自分に手紙を書くことです。
「こんなふうに生きているよ!だから大丈夫よ!」と、未来を先取りすることで、まるで車のナビを設定するように、自分の人生の行き先を設定。
10年後、自分はどう生きていたいかを想像して、ぜひ書いてみてくださいね。面白いですし、意外と叶います。
こんなこと叶うはずがないなんて心配する必要はありません。人間の脳は、自分に実現不可能なことは思い浮かばないようにできているらしいです。私も不動産屋になることは思いつきましたが、大統領になろうとは思いもしませんでした(笑)。
私が一つ後悔するとすれば、10代の頃に今ほどの自己肯定感があれば、どんなに充実した人生になっていただろうと。過去は変えられないので、時すでに遅しですね(笑)。
さて、次回はコロナ禍の不動産事情についてお話したいと思います。
■もっと知りたい■
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- 雇われない生き方を選んで4年が経ちました
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