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- 62歳、再就職の壁。フリーランスも前途多難
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。WEBデザイナーを目指し職業訓練中ですが、年齢の壁に阻まれ、雇用が不安定な非正規社員か、フリーランス(個人事業主)しか道がないことを悟りました。フリーランスで仕事をとるのも前途多難です。
特別枠で面接にこぎつける
前回、20社応募して書類審査が全滅という記事を書きましたが、その後なんと1社だけ面接にこぎつけることができました。
同じ求人を某転職エージェントから応募したら書類で落ちたのですが、応募した企業の採用ページから直接履歴書と職務経歴書を送ったところ書類審査が通りました。
企業に直接応募できるのは、レアケースかもしれませんが、面接まで通りました。メールには、その企業の商品のユーザーであることや、ブランドへの思い、雇用は契約でもパートでもかまわないと添えました。
WEB面接の際に人事担当者に伺ったのですが、この求人に対して転職エージェントへの希望は、若い男性だったそうです。それでは、書類審査で落とされるわけです。
私の場合は、経歴に興味を持たれ、今回の求人とは別枠で検討してみたいというお話でした。
商品企画のパート枠は、その会社にもありませんので、あらたな雇用枠の検討から入られることになり、社内調整が難しいと思います。
結果は不採用となりましたが、62歳でも、キャリアを認めてもらえたので、うれしかったです。
雇用されない、フリーランスの道
会社に縛られない働き方として、私の経験を活かす業界に特化した人材派遣のようなエージェントに登録することにしました。
いわゆる外部顧問やアドバイザーのような存在で、専門知識を活かして柔軟な働き方ができるようです。たとえば、月に1~4回程度で、期間も3~6か月など、プロジェクトベースで仕事量も選べるそうです。
雇用ではなく、業務委託という形になります。自分で営業して仕事を探す苦労が減ります。
さっそくお仕事のオファーがあったのですが、エージェントから複数の候補者をクライアントに提案するので、面接にいたらないまま採用されませんでした。
厳しい世界です。
私は正社員時代、雇用を守られていたのだと痛感しました。
定年制が、そもそもおかしい
定年制は明治時代の後期に始まったそうです。平均寿命は、明治時代の50歳から現在の80歳超まで30年以上も伸びているのに対し、定年年齢は、55歳から60歳と5年しか伸びていないのです。
(2025年に65歳までの定年延長が義務化されます。厚生労働省の2022年調査で60歳定年の企業は72.3%でした)
だから、元気で働ける60歳が、50代で役職定年し、さらに正社員という安定した職を失います。再雇用制度は、多くが非正規社員となり、給与も下がり、会社都合により職を失うリスクがあります。
もちろん世は人材不足ですから、職を選ばなければ、清掃、軽作業、販売員、介護など、仕事はたくさんあります。
でも、働くなら、自分のスキルを活かしたい。まだ、現役でいたいのですが……。
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