6か月の職業訓練を修了。仕事への新たな気づき
2023.12.192023年10月16日
会社員卒業。自分らしく、どう生きる?(12)
「職業訓練」の課題で隅田川を散策。言問団子で舌鼓
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。再就職を目指し、職業訓練へ(WEBデザイン)。課題は、隅田川のWEBサイトの制作。写真撮影や文章も自分で作り、デザインします。隅田川を散策しながら、向島の老舗和菓子処で癒やされました。
課題のために、隅田川を散策
求職者支援訓練では、本格的なWEBデザインの授業が佳境を迎えています。
架空のクライアントを想定し、WEBサイトをもっともらしく制作していきます。参考画像や一部テキストは支給されるのですが、数ページ制作するため、ちょうどいい画像や文章は自分で作らねばなりません。
今回は隅田川をテーマにしたWEBサイトが課題でしたので、隅田川を散策しに行きました。
課題のため写真を撮るのは建前で、本音は向島の和菓子を堪能すること。やっぱり、おいしいご褒美がないと何事もモチベーションがあがりません。
江戸時代から、花よりだんご
竹久夢二をはじめ著名人に愛された「言問団子」。創業は江戸末期、160年以上の歴史を持つ老舗です。
「言問団子」は3色のお団子で、小豆餡(黒)、白餡(白)、味噌餡(黄色)のセットになっています。
串に刺さっておらず、美しい自然の色彩の餡に包まれたまん丸のお団子は甘さ控えめでとてもおいしいです。
食べ終わると、皿にかわいい都鳥(ゆりかもめ)の絵柄が出てきてほっこりします。
桜の名所として知られる隅田川のほとりにあり、桜もちの発祥とされるのが「長命寺桜もち」。
創業は江戸中期、300年以上の歴史を持つ老舗で、場所は言問団子のすぐそばにあります。
隅田川の桜の葉を塩漬けにした桜もちを考案し、向島の長命寺の門前で売りはじめたのがルーツ。今は香り高い松崎産のオオシマザクラを使っているそうですが、贅沢に3枚の葉で包み桜の香りが堪能できます。
もちは小麦粉製の薄皮でモチモチした食感、餡もほどよい甘さでおいしいです。
悪戦苦闘のWEB制作
9月に新型コロナウイルスに感染し、サイト制作にかかせないコーディング(プログラミング言語を使ってソースコードを記述すること)の授業で完全に後れをとりました。
当初はまったく理解できず「自分には無理だ」と、正直学校を辞めようかと思ったほどです。
一般的にWEBデザイナーはデザインを作るまでで、WEBに仕立てる作業であるコーディングは、コーダーの別作業になります。
そこはさすが、職業訓練。全行程を理解して自分でサイトを作れるところまで教え込まれます。
とはいえ、「そのうちこの作業はAIがやるようになる」と先生がおっしゃっていました。IT業界は進歩が早いですからね。日々更新しないと仕事にならなくなってしまう。
こんな感じで、デザインに合わせ、ただひたすらソースコードを打ち込んでいきます。; (セミコロン)が1個抜けただけで、デザインになりません。
上画像のコーディングが完成すると、下画像ページが出来上がります。自分で撮影した画像もしっかり入れました。
このトップページだけでなく、老舗和菓子のページも作りましたよ。
本当はもっと凝ったデザインにしたいのですが、コーディングが難しいので、後のことを考え簡単なレイアウトになってしまいます。こんなことでは、プロにはなれません(泣)。
WEBデザイナーへの道は、前途多難です。
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