6か月の職業訓練を修了。仕事への新たな気づき
2023.12.192023年11月19日
会社員卒業。自分らしく、どう生きる?(14)
超人材不足の今、20社応募して書類審査が全滅
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。WEBデザイナーを目指し職業訓練中ですが、11月中に就職先の内定を取ることが急務になっています。なのに、年齢の壁があるらしく、20社以上受けて1社も書類審査が通りません。
62歳、クリエーター能力認定試験合格
明治神宮に祈願した効果か、無事、クリエーター能力認定試験に合格しました。
フェイスブックで報告すると、美術大学時代の友人や、母校の教授にまで「いいね」をいただいてしまいました。
62歳の資格習得の手習いは、記憶力との戦いですね。
訓練校では、一通りの学科が終了し、グループ制作実習を行いました。
20~30代のクラスメイトと6人でチームを組み、1つのWEBサイトを手分けして作ります。
ジャンケンに負けて、一番大変なトップページをやることになり四苦八苦。でもみんなが助けてくれました。
ここでは年齢に関係なく、同じ学ぶ立場。会社のような上下関係がなく、仲良く助け合いながら進められて本当に楽しかったです。
お題は、和菓子屋さんでしたが、ターゲットはおのずと20~30代に。
ちょっと古臭いと思っていたイラストも、「今の子は、昭和レトロが新しくてかわいいんです」と教えてもらったり、子どものいない私にとっては、とても新鮮なグループワークでした。
動くスマホサイトを作れるようになった
こちらは、個人課題でつくったパン屋さんのホームページです。
店名から考え、ロゴ、テキスト、コーディング(ソースコードを記述する)、ジャバスクリプト(画像が動くプログラミング)も自力でなんとかできるようになりました。
ひちすら打ち込んだこのコードと、画像、ジャバスクリプトのファイルをリンクさせると
のようなページになります。
ちょうど上部の画像がスライドして動く途中の静止画になっています。こちらをサーバーに上げて、誰でも見られるWEBサイトになりました。
また、スマホサイトもなんとか作れるようになりました。
レスポンシブデザインといって、パソコンでもタブレットやスマホでもどんなサイズにも対応できるように、プログラムします。
これ、とってもむずかしいので、完全マスターに至らず(泣)。
正社員には、見えない年齢の壁がある
職業訓練校では、就職支援のための授業があり、キャリアコンサルタントの模擬面接も行います。
ハローワーク(厚生労働省)としても、無償で600時間も職業訓練しているので、再就職してもらわないと困るわけです。
世の中は、超人材不足。私のキャリアを生かせる商品企画やWEB関連の求人は、本当に山のようにあります。
私には、それなりのスキルもあり、商品企画に関しては受賞歴もあります。
なのに、この数か月20社以上応募して、すべて書類審査に落ちました。
求人票には、年齢制限は書かれていませんが、見えない壁があるのです。
キャリアコンサルタントから、求人の多くが、年齢上限リミットが30代だと聞きました。私は40代以降、ヘッドハンティングで動いていたので、その壁を知りませんでした。
これは推測ですが、年齢のフィルターで、職務経歴書も見てもらえないまま落とされているのかもしれないと思いました。
人生100年時代、ハルメク世代はこんなに元気で若いです。
今は働き方もさまざまになっているのに、今だ多くの会社が60歳定年で、年齢の壁によって働く機会を失います。
そんな中で、いろいろ検索していくと、セカンドキャリアの生かし方として、アドバイザーやスポットコンサルなどの仲介会社をみつけました。
私は新しい働き方として、会社に縛られない、業務委託の方向性も検討しようかと思います。
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