燃えるような赤、黄色
2024.12.112023年10月01日
会社員卒業。自分らしく、どう生きる?(11)
映画『アナログ』の試写会で、命の洗濯
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。リタイアとともに「推し活」を完全復活。そんな中、嵐の二宮和也さん主演の映画『アナログ』の試写会に当選し、登壇した推しを間近で拝顔することができ、素敵な時間を過ごしました。
大切な人と一緒に観る試写会
毎日続くハードな職業訓練(WEBデザイン)と、将来の不安を抱える生活の中で、心躍るのはやっぱり「推し活」です。
推しの活躍や、日々のSNS発信に、本当に元気をもらっています。
情報収集の中、「映画『アナログ』大切な人と一緒に映画を観よう!試写会」の募集を見つけました。
応募要項に映画に同伴する大切な人へのメッセージという欄があり、映画にちなみ、携帯電話のないアナログ時代のエピソードと、リタイア生活を共にする夫へのメッセージを書き込みました。
それが功を奏したのかわかりませんが、なんと、試写会に当選しました。
しかも、案内メールには、非公開だった登壇者に、二宮和也さんと波瑠さんのお名前が!
まさか、推しと会えるなんて。なんて幸運なのでしょう。
『アナログ』は、大切な人とのかけがえのない時間
『アナログ』は、二宮和也さん演じる、手作り模型や手描きにこだわるデザイナーの悟と、波瑠さん演じる、携帯を持たない謎めいた女性、みゆきとのラブストーリーです。
喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、ひかれあう二人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わします。
会える時間を大切にして丁寧に関係を紡いでいく二人でしたが、悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまいます。
『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース
『アナログ』というタイトルの通り、すぐスマホで意志の疎通がとれる現代なのに、連絡方法がないが故の行き違い、心の揺れを丹念に描いています。
秘められた想いがわかったとき、涙が溢れました。ラストはもう、感動の涙でスクリーンがよく見えないほどで。
悟と親友たちとの友情や、二人の家族たちの愛情。笑いあり、涙あり、幸せな時間を過ごすことができました。
何よりも、心優しい人しか出てこないから、心が洗われる映画でした。
大切な人を大事にできるのは、今しかない
映画が終わり、ハンカチ片手に余韻に浸っていると、取材のマスコミの方がたくさん会場に入ってきて、二宮和也さんと波瑠さんが登壇されました。
振り当てられた席がなんと、舞台から10mくらいなのです。
コンサートでは、オペラグラスを使わないと誰かわからないくらい遠い席ばかり。こんな間近で二宮さんを見たのは初めてです。
なんてイケメンで、チャーミングな笑顔なのでしょう。輝いておりました。素敵……。二宮さんの魅力は、天才的な演技だけでなく、多方面に才能があり、周りへの配慮や考え方など、お人柄が素晴らしいところです。
司会者の方が、映画にちなんだ質問を、登壇者と観客にしていきます。お二人から、たくさん素敵な言葉をいただきました。公式試写会レポート
「大切な人がいるということは責任があったりするかもしれないけど、すごく幸せなこと。ただ、その大切な人を大事にできる期間は、思っている以上に短い気がします。
隣にいる人を大切にできるのは今しかないと思って向き合ってもらいたいなと思うし、僕も改めてそう思うことができました」
この最後の二宮さんの言葉は、私にとても響きました。
主人と過ごす老後を考え、いつまでも現状維持はできないし、いずれは介護や……と想いをはせました。
大切な人と、ぜひ見てほしい映画です。
※画像は許可を得て掲載しています。
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