ちはやふる 神の神坂に 行ってみる
2023.11.262022年05月13日
みなみ信州・花巡り
桜色を追いかけて、1本桜を愛でる
みなみ信州には、65種もの桜があると言われています。何回か1本桜を紹介してきました。息苦しくなるようなニュースが毎日続く中、今年(2022年)もお気に入りや、憧れの1本桜に会い、ひと時の安らぎを得ました。
専照寺・しだれ桜
通りから鐘楼付きの山門が見えます。その奥に見えるしだれ桜! 樹高10m、幹回りは4.5m、推定樹齢400年。釈迦牟尼仏(むにぶつ)を包み込むように枝垂れています。
阿弥陀寺・領主脇坂氏の手植えと伝わる、しだれ桜
【阿弥陀寺】の枝垂れ桜は、樹高11m、幹回り4.2m、推定樹齢400年。がっしりとした幹が力強い印象ですが、花は優しげです。
専照寺と阿弥陀寺(飯田市)の桜は、共に領主脇坂氏が、阿弥陀の四十八願にちなんで領内48の寺堂に植えたそうです。
みなみ信州の古刹・【瑠璃寺】(るりじ)のエドヒガン桜
高森町・瑠璃寺は、平安時代(1112年)の創建と伝わっています。
前回、【お練りまつり】で活躍する獅子舞を、いくつか紹介しました。瑠璃寺の獅子舞(長野県・無形民俗文化財)の影響を受けた獅子舞は多いようです。
新生【地主(じしゅ)桜】、樹高18m、幹回り2.85m、美しい枝ぶりの桜です。歴史ある瑠璃寺には、素晴らしい桜が他にもありますが、多くの人が来ましたので、早めに帰りました。
【氏乗】(うじのり)分校跡地のイトザクラ
下伊那郡・喬木(たかぎ)村・氏乗の桜は、1909年入学記念に植えられたそうです。スックと立っている姿はとても元気そうで、力強く感じます。
遠くからも、ひときわ目立ちます。樹高22m、目通り3.3m、垂れた枝もすごく長いですね。5mもあるそうです。
何本もの桜が、色とりどりに咲いていました。子どもたちの声が聞こえてきそうです。
松川町生田(いくた)・円満坊の桜
下伊那郡松川町の【円満坊】(えんまんぼう)は、初めて訪ねました。木造の阿弥陀如来像(長野県宝)に平和を祈りました。雪が残る中央アルプスの山々が良く見えます。
エドヒガン桜の他、真っ白な桜や濃い紅色のしだれ桜、山桜などたくさん咲いていました。昔は桜並木があったそうです。
春の一日、癒やしを求めて
桜色に癒やされた、1日でした。今、斉藤哲夫さんの歌が思いだされます。
♪ 素晴らしい人生よ、素晴らしい明日よ ‼♪
明日は良い日になりますように。
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