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巨大な獅子頭の【東野大獅子】をはじめ、特徴ある獅子舞、太鼓の演舞、努力に裏打ちされた、美しい姿を見ることができました。この感動、2028年まで忘れずに元気の芽を育てたいと思います。
人気ナンバーワン東野大獅子
前回、長野県飯田市無形文化財【大名行列】で、がんばる人をみてきました。【東野大獅子】も【大名行列】と同様、広く知られています。その特徴は、何といっても大きさです。
30kgの頭(かしら)は縦・横60cm以上あると言います。全長25m、幅2m、高さ3.2mもあり、幌(ほろ)の中で笛・小太鼓・大太鼓を演奏しています。
宇天皇と大獅子の舞
巨大な獅子頭を動かすのは、容易なことではありません。練習も思うままにできないと、想像されました。
「力持ちの人達、スゴイなー」と思っていました。45秒から1分で交代しながら舞っていると聞き、驚きました。
注意して見ていましたが、いつ交代したのか、まったく分わかりませんでした。素晴らしい!
宇天皇の舞も見逃せません。どちらも、曲が替われば舞も替わる訳で、付いて歩くうちに、その違いは、少しわかるようになってきました。どうやって覚えたのでしょう。
やっぱり、人から人へ伝えていくという事かな。
良くがんばりました‼ 大太鼓の重いドンッという音が今も心に残り、響いています。
獅子舞にもいろいろある
珍しいのは、【木賊(とくさ)獅子舞】です。
観たのは『葛の葉』という演目でした。子供との悲しい別れを表現しています。近くで観覧していた若者の会話から、この話を理解したのだなと、安心しました。
幼い子供が参加して、獅子舞をし、謂れのパンフレットを配っている姿も、見かけました。伝承していく姿がみられ、ほほ笑ましく、希望を持ちました。
飯田・最古の道標
慶長元年(1596年)にできた江戸時代の中心地、大横町に残る最古の道標。南は三州方面、北は善光寺・甲州、西は木曽に通じると刻まれています。歩けば、発見が。
大迫力!満島掛け太鼓の演舞(みつしま)
天龍村・平岡の掛け太鼓は、若者が、8~12kgの太鼓を左手に、右手に持つ2本のバチで太鼓を打ち鳴らします。舞いながら、歌っています。満島神社の秋祭りで行われるそうです。
「あー、若者ががんばっているナ」と思いました。皆の心にある元気の種が芽を出したようです。
元気は人にもらうのではなく、自分で出すものです。
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